氣づきの国語辞典「ヘソ」編
胎児のときに臍帯が付着し、胎盤から胎児に血
液やガス、栄養物が循環させていたところの
残遺。
へそくりとは隠れてお金を貯めることを言うが、
これは「へそくり金」からきている。
漢字では「綜麻繰り金」と書き、紡いだ麻糸を環
状に幾重にも巻きつけた糸巻きのことを意味す
る。その綜麻を繰って貯めたお金を「綜麻繰り
金」と言い、人間のへそとは全く関係なかった
が、混同され今のへそくりになったということ
である。知らなかった。
ワクムスビは日本神話に登場する神で『古事記』
では和久産巣日神、『日本書紀』では稚産霊と表
記される。
古事記と日本書紀では少し違う形で登場するが、
『日本書紀』では第二の一書に登場する。
イザナミが火の神・カグツチを生んで死ぬ間際
に、土の神・埴山姫(ハニヤマヒメ)と水の神・
ミズハノメを生んだ。
カグツチがハニヤマヒメを娶り、ワクムスビが生
まれる。この神の頭の上に蚕と桑が生じ、
臍(へそ)の中に五穀が生じたとしている。
食物の起源とも言われるワクムスビの話。
古事記では食物(ウケ)の神である、トヨウケヒメ
を娘とする。
食べることや食べ物が好きな僕としてはとても
大切な神様だなと実感。
それにしても日本には本当にたくさんの神様が
いるな〜。
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