重要度と緊急度、そして難易度
最近はずいぶん減りましたが、まだまだ見かけるポイ捨てタバコ。 もし街中にこんな灰皿があったら、どうでしょう? タバコを入れる2つの穴の上に、「どっちのチームが一番? バルセロナかレアル・マドリード」と書かれた「投票ごみ箱」です。
この「投票ごみ箱」を設置したロンドンのサットン地区では、ポイ捨てタバコの量が46%も削減されたそうです。投票ごみ箱は、英国内だけでなく世界中から注目され、導入したいとの声が寄せられたため、初年度だけで21カ国で約560個も販売されました。アメリカでも、5都市でテスト導入され、今後全国展開も検討されているそうです。
日本でも、串のポイ捨てを防ぐアイデアで、話題の漬物屋さんがいます。
発想の勝利! 串のポイ捨て防ぐアイデア話題 漬物屋に称賛の声続々 (withnews.jp)
串に刺して提供しているキュウリの浅漬け用として設置した箱状のもので、30個のマスで区切られています。縦には「将来の希望」、横には年齢層の項目が並んでいて、アンケートに答えるようにして串を捨ててもらおうという試みです。
街のごみ処理は、重要で緊急の課題です。
何とか解決しようと様々な対策を考えています。
例えば・・・
1.ごみを出さない(量を減らす)
2.片付けの手間を減らす
3.見た目をきれいにする
「ごみを出さない」という対策は、重要ですが行動の難易度は高い。自分の店だけでは出来ないこともあります。行政や多くの人を巻き込み、資金も掛かります。
だから、手作りでもいいから簡単に出来ることから始める。
漬物屋さんのように片づけの手間を減らし、見た目もきれいにする。アイデアでごみ捨てに面白み(遊び)を添えることも出来る。
しなければいけない行動があるとしたら、重要度、緊急度、そして難易度というモノサシを使って、出来ることから始める。難易度の低いものから始める。
難易度が低いとは・・・すぐ出来る、安い、ひとりで出来る
こんなことから始めてみることです。
「そもそも・・・、ゴミを出さない」という行動から始めると、いつまでも解決できない。「予定だ」「ミーティングから」、と言って準備に手間取ると、どんどん時間が過ぎモチベーションも下がります。
漬物屋さんのようにちょっとした成功をすれば、「次に出来ることは」とさらに前に進みます。
「すぐ出来ることは何か」
まずはここから始めてはいかがでしょうか。
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