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アメリカで乗った完全自動運転の車に未来を感じた件

2023年の4月24日から5月9日まで14泊15日でアメリカを巡ってきました。シリコンバレーで駐在員として働いているお世話になっている先輩が、もうすぐ日本に帰ってきてしまうかもということで、行くならこのタイミングしかないと思ったのです。

常日頃から思いますが、国内外、どこの場所であっても、観光として行って見られるもの、体感できるものと、実際に現地で生活する人、働く人に案内してもらい見られるものと体感できるものとでは同じ場所でも全然違う側面が見えてくるなと思います。

今回、伺ったアメリカ、シリコンバレーは、世界で最も先進的な場所の1つ。教員時代、サンフランシスコにこそ一度行ったことがあるのですが、本格的にビジネスの世界に入ってからは、まだ一度もいったことがありません。

前々からいきたいなと思っていた中で、先輩が帰ってくるかもというタイミングと、独立し、ちょうど世界中のさまざまな働き方や学び方に触れ、これからの日本の進む道を探求したいと思っていた私にとっては願ってもないチャンスでした。

二週間もいることができたのでいろいろなものにふれ、それはもう刺激的な時間だったのですが、その中でももっとも印象深かかったのが、タイトルにもある完全自動運転の車に乗ったことでした。

今回、同行している先輩に連れていってもらい、完全自動運転の自動車に乗るという体験をしてきました。

私が乗せてもらった4月27日現在では、まだ一般的に乗れる状態ではなくテストをしている段階で、限られたエリアのみ、限られた時間だけ、限られた人が乗れるということになっていました。

日本でようやく解禁に向けて話が進もうとしているライドシェア。アメリカではすでになくては生活ができない状態になっています。

また、さらに次のステップとして、完全自動運転でのライドシェアもテスト段階に入っているということでした。

現地の人でもなかなか乗るのは難しいという話も聞いていましたが、同行してくれた先輩のくじ運?が素晴らしく、運良く私も乗せてもらうことができました。

これがその時の様子です。初めてのものに触れた子供のように驚いている私の声が入っていますが、誰でもこの体験をしたら同じような反応になるのではないかと思います。


どうでしょう、もう本当に人がいないのに車が動いていることが衝撃的ですよね。

今回乗っていた時間はせいぜい10分程度という短い時間ではありましたが、スムーズに何度も道を曲がっていき、また他の人や車ともうまい具合に調整しながら、事故なく降りることができました。なんならもう私よりも上手なのでは、と思うほどでした。

これができれば、今、日本で問題になっているドライバー不足もあっという間に解消されそうな気がします。

ただ、残念なことに、この動画を撮影してから半年ほどがたって、こんなニュースが流れてきました。

アメリカ西部カリフォルニア州に拠点をおき、自動運転タクシーのサービスを手がける「GMクルーズ」は、カリフォルニア州から運転手なしでの運行許可が停止されたことを受けて、アメリカでのすべての無人タクシーの運行を一時的に止めると明らかにしました。

GMクルーズは拠点のサンフランシスコのほか、南部テキサス州や西部アリゾナ州で自動運転タクシーのサービスを手がけていますが、今月24日、カリフォルニア州の陸運局から運転手なしでの運行許可を停止されました。

これを受けて会社は26日、旧ツイッターの「X」で、アメリカでのすべての無人タクシーの運行を一時的に止めると明らかにしました。

その理由について、社会的な信頼を回復するための措置を講じることが最も重要だとし、システムなどを検証してより良いサービスを提供する方法を検討する間は運行を止めるとしています。

この会社の自動運転のタクシーをめぐっては今月、サンフランシスコ中心部でほかの車にはねられて道路に投げ出された女性をひいたほか、緊急走行中の消防車と衝突する事故も起きるなど、安全性について議論が起きていました。

米 GMクルーズの自動運転タクシー すべての運行一時的に停止へ

この記事にあるように、まだまだ乗り越えなければならない壁は少なくなさそうですが、でもいつか必ずその日は来るだろうなと感じました。

私のクライアントにも、自動車そのものを作っている方々、その部品を作っている方々、ガソリンなど、自動車周辺の仕事をに取り組む方々など、自動車関連事業に取り組む方は少なくないのですが、この日が来た時に備えた教育プログラムが求められているということでしょう。

自動運転が可能になっていく未来に向けて、どんなことに取り組んでいったらいいのか、よくよく考えてみたいと思っています。

今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。


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