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昭和20年代の歌手にハマってしまいました。

ある日私は突然、現在完全に忘れ去られている昭和20年代の流行歌手にハマってしまいました。その理由は分かりません。ただ、今まで、これほど自分と周波数の合う歌手と出会ったことはありませんでした。今は残されたレコードを一枚でも多く聴きたい一心で、ネットオークションなどで、彼のSPレコードを探し回っています。
歌手の名は「真木不二夫」

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    真木 不二夫(まき ふじお 大正8年2月1日 - 昭和43年12月5日)   何という優男!

真木はポリドール とテイチク に120曲以上の録音を残し、紅白にも4回出演しています。ただ活動期間は10年余と短く、49歳の若さで亡くなっています。
真木の何よりの魅力は、美しい歌声です。テクニックも完璧で、どんな曲でもコナシてしまう実力の持ち主です。彼の歌は皆とても清潔で、作品共々嫌らしさ・くどさといった要素が全くありません。2年前に真木と出逢ってから、私はこれまで彼の歌にどれだけ励まされ、癒されて来た事でしょう!!
こんな魅力のある歌手ですから、私以外にもきっと真木に興味を持ってくれる方がいらっしゃるはず、と私は真木不二夫のホームページ作成に挑戦しました。
http://www.medias.ne.jp/~pas/makifujio.html
併せてディスコグラフィー作りも行っています。完全に忘れ去られている歌手のため、とにかく資料がありません。それが今一番の悩みでありますが。

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(愛知県亀崎町出身の歌手・長津義司が作曲した「旅路の雨」昭和31年1月リリース)


現在私が集めた録音は100曲。残された20数曲を、果たして生あるうちに聴くことが出来るでしょうか…

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(名歌手・小唄勝太郎との共演「湯の町しぐれ」昭和27年7月リリース)  ここでの勝太郎姉さんの歌唱は絶品。声量もなく声も続かないのに、その味の深さはどうだろう!それは、彼女が生まれながらに持つ「こぶし」の魅力に他ならない。奥田良三譲りの真木の西洋唱法とは全く水と油のはずなのに、絶妙のハーモニーを聴かせる。この録音を聴かずして、死ぬことなかれ!)


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