米国コロナワクチン特許放棄の動き      製薬関連にどのような影響を及ぼすか?

ワシントン発5日ロイター電によりますと、バイデン米大統領は世界貿易機関(WTO)で提案された新型コロナウイルスワクチン特許の一時放棄を支持すると表明。

報道によるとあくまでも一時的な放棄でありWTO加盟国の承認が必要なため交渉等により時間がかかるとのこと。


今後の米国政府・米国議会、米国外交の動向に注視せざるを得ないし時間のかかることだが、もし実現すると影響をうける業種について私個人の予想考えを開陳したい。

まず製薬業界。今回の報道を受け米国株のモデルナ社は5%下落しファイ
ザーは0.05%上昇したのだが、素人考えならばファイザーも下落しておかしくない。考えられることはファイザーがコロナワクチンの製造工場を自前で持っていることに対して、モデルナは製造工程を委託していることによることからか?この違いは大きく今後各国でワクチンのライセンス生産を行う時、ワクチン製造の設備・工程アドバイス、従業員教育を自前で行える強みがファイザーにあると考える。特許を放棄したからとはいえいざワクチンを製造しようとしてもそう簡単に問屋は降ろさないのだ。
私的には今回のバイデン大統領の表明はファイザー株への好意的な材料と受け止める。


今回のコロナ禍は様々な問題をあぶりだしている。貧困など格差の問題も大きくクローズアップされた。そのことでバイデン民主党政権が打ち出したキャピタルゲインの増税に関しては私は賛成である。人々が貧しくてどうして経済が回るのか?どうして株価が上がるのか?
最後に
株式投資は自己判断、自己責任で。

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