見出し画像

2023/5/11~5/17 ほぼゼロから始める北海道大遠征! MO青森・北海道 5日目

前回の旅の続きです


試される大地、北海道攻略の旅もいよいよ終盤戦
本日は廃線の留萌線の攻略をメインに、札幌エリアの攻略を進めていきます!

朝7時半、札幌駅からスタートです


札幌駅からスタート
特急宗谷で、留萌方面へのバスの停車駅である滝川駅へと向かいます

留萌方面へは札幌駅・滝川駅・深川駅等からバスでアクセス可能です
難関廃路線の蔓延る北海道の中では、比較的アクセスは易しめな方です
ただし年々運行本数が減っており、2024年現在は各駅から1日2~4往復ほどしか運行していません
最新の時刻表をよく確認して臨みましょう


午前8時半に滝川駅に到着
9時発のバスが来るまでぶらぶらします

滝川市はグライダーの町です
航空公園、1度行ってみたいですね
駅前にはどーんと!グライダーが飾られています
この日の天候は残念ながら雨模様でしたが、間近で見ると迫力があります


滝川駅を堪能し、午前9時
高速るもい号で留萌駅跡へと向かいます!

所要時間は約1時間半
深川駅経由の高速るもい号が1番レーダーの消費が抑えられるかと思いますが、どのルートでもレーダーとの組み合わせで廃線の石狩沼田~留萌を取得できます
途中、廃線となってしまった留萌線跡と並走する区間があります
留萌線に並行するこの高速道路、なんとほぼ全区間無料(!)との事で、路線廃止の決定打となったようです
時代の流れとはいえ、少し寂しいものがあります


バスに揺られること1時間半
10時半頃に留萌駅前に到着!

ここから先、留萌~増毛間は全てレーダーでも取得可能ですが
フォロワーさんにもオススメされ、個人的にも(主に駅名が)気になっていたので、路線バスで旧留萌本線の終点、増毛駅跡へと向かいます

バスまで少し時間があったので、バス停から少し歩いて留萌駅跡まで向かいました
その時の駅跡がこちら

2023/5の留萌駅舎跡です
外された「JR留萌駅」の跡や、車が1台もいない様子、計ったかのような曇り空がなんとももの寂しい気持ちにさせてくれます
今旅で1番落ち込んだポイントであり、将来への決心が固まった瞬間でもありました


ここまで全国津々浦々を旅してきましたが
廃駅・廃線は免れないとはいえ、本当に寂しいですね…

少し落ち込みつつ、次の路線バスのバス停へと向かいます
するとそこには、驚きの光景が!

あらかわいい!

こちら、札幌~旭川~稚内エリアの北海道北西部、沿岸を中心に走る「沿岸バス」さんです
佐倉はなつみ先生の描く、いわゆる「萌えキャラ」を全面に押し出しています!
2009年から始まったこの企画、今では30キャラ近くにもなる「萌えっ子」達が、バス停や待合室、バス内をかわいく彩っています
留萌駅前停留所を担当しているのは「潮しずか」ちゃんと「潮マナ」ちゃん親子です(かわいい)

(ここまでオタク特有の早口)


…とまあ、とても素敵なバス会社さんなので
お越しの際は是非乗車してみて下さいね!


というわけで、沿岸バスさんで旧留萌本線の終点、増毛駅跡へと向かいます🚌💨

乗車時間は約30分ほど
かつては画像右に見える石狩沼田駅から、S地点の留萌駅を経由しG地点の増毛駅までを結んでいた留萌本線
現役の時に乗車してみたかった半分、結果的に沿岸バスと出会えて良かった半分
道中、海沿いの素敵な景色が続きます
地元の乗客が多く、あまり写真を撮れず
唯一撮れた写真がこちら
何でこの写真を撮ったのかは覚えてません


沿岸の素敵な景色を眺めている内に時間はあっという間に過ぎ
午前11時に旧増毛駅へと到着しました!

もちろん、こちらの停留所でも「萌えっ子」がお出迎え
彼女の名前は暑寒(しょかん)ななか
名前の由来は、空知地方~留萌地方にまたがる「暑寒別岳」+増毛町の木、ナナカマドから来ています
こういう地方の名物・名所からキャラクター作りがされているのも1オタクとしては嬉しいポイント


停留所からすぐの所に増毛駅跡があります
留萌駅跡を見た後だったので、どんな寂れ具合だろうと思っていましたが…

そこには現役と言われても遜色ないほどの立派な駅舎が!
実はこれ、廃駅になった当時より綺麗になっています
2016年に廃駅になった後、開業当時の駅舎に近づける改修工事が行われ、2018年に綺麗な姿で観光施設として新しいスタートを切りました
素敵なお話ですね✨️
ホームも綺麗な状態で残されています
駅名標は廃駅当時のものが使われていたりと、随所にこだわりを感じさせる作りとなっています
当時の線路の終点も、綺麗な形で保存されています
周辺は駐車場として生まれ変わっています


綺麗な駅舎に感動しつつ、中へ入ります

増毛駅舎内にお店を構える「孝子屋」さんにお邪魔します
駅舎内には、運行当時の写真や記念品がたくさん飾られています
どれもとても綺麗な状態で保管されており、留萌本線が多くの人から愛されていた事がよく分かります
増毛駅名物「奇跡のベンチ」です
駅名が「ぞうもう」と読める(というより、大半の人はそうとしか読めない)事から、駅名にあやかった面白いスポットです
大阪生まれのレンにお願いしたところ、全力でツッコまれながらも撮影に応じてくれました(嘘)
地元の食材を利用したグルメを頂きます
フォロワーさんイチオシ、名物のたこザンギとりんごジュースです
その場で揚げてくれるタコザンギ、プリップリ!とても美味しかったです😋
お越しの際は是非ご賞味あれ


増毛駅を堪能し、折り返します
折り返しのバスの都合で滞在時間は1時間程でしたが、本当に素敵なところでした✨️

復路で気づきましたが、廃駅の朱文別駅に金札(GM)がついていました
北海道には駅エリア内の在住プレーヤーが1人もいないエリアが多くあり、観光客やシャルによる1日2日リンクがごろごろ存在します
今回は2日リンクしていた方のスコアをからんで泥棒したところ、たった1アクセスで金札がつくという事態に


沿岸バスで留萌まで折り返し、ここでもバス待ちで少し時間があったため
少し歩いて、道の駅るもいへと向かいました

留萌停留所から歩いて数分
廃線路を渡ってすぐ、道の駅が見えてきます
道の駅るもいに到着
とても綺麗です!
こちらもフォロワーさんにオススメ頂いた、道の駅内「むさし屋」さんで販売中の名物にしんそばを頂きました
にしんがドーンと入ったお蕎麦はインパクト抜群!
甘露煮風の味付けのにしんがベストマッチ!とても美味しかったです🐟
増毛駅の称号欲しさに離脱後もアイテムでのアクセスを続け、増毛駅の称号を獲得しました
いちいち文章のインパクトが強くて笑いそうになる


ここまで全国を巡ってきて、折に触れて道の駅に立ち寄る機会がありましたが
どこも地域ごとに特色があり、旅をする内に道の駅にも興味が湧いてきました
いつか道の駅巡りなんてのもやってみたいですね!

こうして増毛・留萌エリアを堪能し、再び高速るもい号で札幌へと舞い戻りました

帰りは深川経由の高速るもい号を利用しました
車内コンセントや無料WiFiが完備されており、乗り心地も良くとても快適でした!


札幌に戻ったのは午後5時頃でした
辺りも薄暗くなってきたので、今日の移動はここまで…


…なんて事はなく、限界旅メモラーらしくまだまだ移動は続きます!☺️

午後5時、札幌駅から再びスタート!
再び滝川駅へと向かい、次は根室本線へと乗り換え、富良野へと向かいます

所要時間は約2時間
高速バスのダイヤの都合で札幌-滝川間を1日に2往復するやや効率の悪いルートになりましたが、2種類の高速るもい号に乗車できたのでヨシ!
根室本線の富良野以南、富良野~新得間は2016年の台風被害から運休が続き、2024年3月に正式に廃線となってしまいました
代替バスは通っていますが、ルートを組む際に経由するのが難しく、レーダー取得推奨区間です
滝川駅から、1日に下り1本しか走っていないレアダイヤ
快速狩勝で富良野へと向かいます!
この快速電車、時代の流れで運行区間も運行本数もどんどん減っていき、2022/3の時点で1日に下り1本のみ(しかも通過駅はたった2駅のみ)という、風前の灯となっていました
そして2024/3にとうとう完全に消滅してしまいました
廃止前に乗車できて良かったです


午後7時にラベンダーの町、富良野へと到着しました

富良野駅に到着!
図らずも新旧の車両が並んでいますね(奥が新型、手前が旧型)
ラベンダーが有名な富良野市ですが、北海道の経緯度中央、つまりど真ん中に位置する事から「北海道のへそ」の町、とも呼ばれています


夜遅くに富良野市まで来たのは理由があり、どうしても食べたい名物料理があったからです
その料理とは…?

富良野市名物、富良野オムカレーです!!
オム×カレーの織り成すハーモニーが最高に食欲を掻き立てる1品
地元の食材を使用する等、6つの条件を満たして初めて「富良野オムカレー」を名乗ることができます
今回は駅から歩いて数分「まさ屋」さんのオムカレーを頂きました


シェフとの会話も弾み、とても楽しい一時を過ごさせて頂きました✨️
地元の話をたくさんして下さったのですが、その中でも特に衝撃的だったのが
「富良野は夏は38℃まで上がり、冬は-35℃まで寒くなる」という話!( °_° )

北海道でも寒いエリアというと、なんとなく北端部をイメージ方も多いと思いますが
内陸部の方が寒暖差が激しく、富良野は夏は酷暑、冬は極寒という想像以上の極限の大地であると教えて頂きました
富良野住民、凄いです…

北海道が「試される大地」とまで言われる所以をまた1つ知り、富良野を発ちます
(余談ですが「試される大地」というキャッチコピーは元々「次世代への問いかけや挑戦」という意味で北海道が打ち出したものでしたが、北海道の魔境っぷりから「北海道に生きる事の困難さ」というニュアンスでスラング的に使われるようになってしまったそう)

美味しい夜ご飯を頂き大満足した頃、時刻は午後8時半
富良野駅へと戻り、未乗だった富良野線に乗車します
富良野線の終電で旭川駅へ向かい、特急ライラックで再び札幌へと戻り、5日目は終了です

富良野線、上りの終電時間は20時代と早めなので注意が必要です
先にも触れましたが、このエリアは滝川~富良野~旭川(もしくはその逆)と移動し富良野以南の廃線エリアをレーダー取得する事でスムーズに埋める事ができます
置き換えの進む、新型の車両で旭川へ
車内はロングシート、ボックスシート、1列シート…と様々なタイプのシートがあり、1両編成ながらトイレ付き!とても綺麗で快適な車内でした
富良野線の途中、
西聖和→西神楽→西瑞穂→西御料
と、西のつく駅が4駅連続する珍しい区間があります
西御料は皇室の治める土地(御料地)の西にある事から
他3駅は各地名・集落の西にあたる事からだそう


こうして日付の変わる頃に札幌駅へと再び舞い戻り、今度こそ本日の移動を終えました✨️

札幌駅から始まり、札幌駅を経由し、札幌駅に終わる五位堂でした


有難い事に、ここまで大きな遅延なく全て予定通りに乗車できています
気づけば北海道も、あと山線と室蘭本線の一部を残すのみとなりました!
終わりが近づいてきて少し寂しくなってきましたが、明日に備えすぐ眠りにつきました…



つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?