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2023/5/11~5/17 ほぼゼロから始める北海道大遠征! MO青森・北海道 3日目

前回の旅の続きです
旅は中盤戦へと突入!ここからは現役路線にどんどん乗車していきます!


5/13 3日目

前日に最大の関門、日高本線跡の攻略が無事完了し、レジェンドステーションマスターも目前!
ここからは北海道を反時計回りに進み、現役路線にどんどん乗車していきます

朝6時の苫小牧駅からスタートです


苫小牧駅からスタートし、東へ向かいます
千歳線で南千歳駅へ向かい、特急おおぞらに乗り換え
4時間かけて釧路駅へと向かいます

南千歳駅から釧路駅まではおよそ300km
特急で約3時間半かかります
このスケール感こそ、正に北海道ですね
南千歳駅から特急おおぞらで釧路駅へと向かいます
ここでも北海道フリーきっぷの指定席回数を利用しました
苫小牧駅を出発前にとあるコンビニへ寄っていました
その名も「セイコーマート」
ご存知の方も多いかもしれませんが、北海道にしかないコンビニです
お弁当やパン、おにぎり等どれもリーズナブルなお値段な上に高クオリティです!北海道各地にありますので、訪れた際は是非寄ってみてください
おおぞらの車内で、セイコーマートで購入したお弁当で朝ごはん
このボリュームで400円台ですよ!驚きです!
おにぎりやホットスナックなど店内謹製のフードもあり、これまたとても美味しいです!
食後に北海道のご当地飲料、ガラナを頂きました
コーラに少しCCレモンを混ぜたような、独特の味が人気の飲み物です

その昔、コカコーラが日本国内に流入してくるのに対抗して全国生産されたガラナ
しかしコカコーラの勢力は強大で、本州は瞬く間にコカコーラに染まってしまいます
そんな中、北海道だけはコカコーラの流入が遅れ、その間に道内でガラナが流行
その名残で、北海道内では今もガラナが根強く残っている…という逸話があります
夕張川を渡り、先へ
ありがたい事に天気は快晴!絶好の旅日和です
北海道には「別」のつく駅名がとても多いです
直別(廃駅)→尺別(廃駅)→音別
と、3連続で別のつく駅が続くエリアも!
別は、アイヌ語で「川」を意味しており、前につく漢字(読み)と合わせて「○○な川」という意味になります
アイヌ人にとって川は生活と密接な関係があり、今も北海道各地に地名や駅名として残っています
札幌も元は「札幌別」と呼ばれていて、別が省略されて札幌になった、という説が有力です
北海道にはアイヌ語由来の読みにそのまま漢字を当てている地名が多く、本州ではなかなか見られない漢字の並びや読みが散見されます
大楽毛駅、なんだかとても楽しそうな駅名ですね♪


美味しいお弁当を頂きながら、大都市間の雄大な景色を眺めたり、一風変わった駅名を楽しんだりしている内に時間はあっという間に過ぎ
11時頃に釧路駅に到着しました!

釧路駅に到着!
時間の都合で乗り換えでしか利用できなかったので、次北海道に来た時は降り立ちたい駅の1つです


釧路駅から、根室本線で更に東へ!
日本最東端の駅、東根室駅へと向かいます

北海道には日本最北端の駅はもちろんの事、日本最東端の駅も存在します
それが東根室駅です
根室本線の終点はもちろん根室駅なのですが、1駅前の東根室駅が地理的に最東端の駅になります
所要時間は2時間半ほど
根室駅周辺を拡大するとこんな感じ
見ての通り、路線が回り込むように敷設されているため最東端は東根室駅になっています
どうしても最東端の駅に降り立ちたかったため東根室駅まで乗車し、時間の都合で根室駅に降りたてていません!😭
次北海道旅行する際は最優先で訪れたい場所です
根室まで、普通列車で揺られ行きます


北海道はどの路線も景色が良くオススメできるのですが、その中でも特に根室本線は、雄大な景色が次々と展開される欲張りセットな景色を路線を通して臨む事ができます!
写真では紹介し切れないほどに楽しかったので、是非実乗してみてください✨️

釧路を発つと、まずは雄大な草原がお出迎え
雄大な自然を利用し自然と共存する姿こそ、北海道の醍醐味と言えるかも知れません
途中、上尾幌~尾幌~門静~厚岸間で再三の急停止がありました
馴染みのない自分には「何かトラブルかな?」ぐらいに思っていましたが
全て鹿が飛び出てきたための急停止でした!
(写真真ん中にいますね!)

北海道は各地にエゾシカが生息しており、近年生態系の乱れにより急速に数を増やしています
その影響で最近は都市部でも頻繁に鹿が出没し、車との衝突事故も増加傾向にあります
衝突事故は年間4000件にも及び、国土交通省から「エゾシカ衝突事故マップ」なるものが作成されるほどの由々しき問題となっています
根室本線の厚岸(あっけし)周辺も鹿の多い地域で、衝突により電車が運休してしまうこともあるそうです
今回は幸いにも衝突は免れ、少しの遅延だけで済みました
門静~厚岸間は海沿いを走ります
先程の広大な自然から一転、お次は雄大な太平洋がお出迎え!
厚岸駅から先に進むと次は広大な湖、厚岸湖が見えてきます!
快晴の空に雄大な湖…次々に展開される絶景の数々に、ただただ感動しました


こうして、絶景を眺めながらここまでの歩みに思いを馳せている内に時間はあっという間に過ぎ、16時頃に東根室駅へと到着しました

日本最東端の駅、東根室駅に到着!


そして、日本最東端の駅、東根室駅にて
ついにその瞬間が訪れます

ついに…!


1994人目のレジェンドステーションマスター就任!!!!!!





…やりました!!
2022年の2月にレジェンドを目指すと決意してから1年と3ヶ月での達成となりました!
最初は単純にレジェンドを目標に始めた全国旅でしたが、日本各地を訪れる内に、日本はこんなにも素敵な場所が沢山あるんだという事に気づかされ
駅を集めながら旅を楽しみ続け、気づけばこんな所まで来ていました…!

駅メモ!との出会いが無ければ引きこもりの自分がここまで全国を巡る事なんて無かったでしょう…
駅メモ!との出会いに、素敵な国、日本に…本当に感謝です!(ㅅ´꒳` )

特にお世話になったでんこ達と一緒にパシャリ
東根室駅前の桜は、ちょうど散り際でした
これでも散るのは早い方だそうで、びっくりです
桜の前に立った瞬間に心地よい風が吹き、目の前に花吹雪が起こりました
まるでレジェンドステーションマスター達成を祝福してくれるかのような奇跡的なタイミングの花吹雪に感動し、目頭が熱くなりました


…まるで旅の終わりかのような雰囲気になってしまいましたが(笑)、旅はまだまだ続いていきます
ここからはMO北海道、もとい全駅制覇を目指して再び歩みを進めていきます!

東根室駅で折り返し、東釧路駅まで戻り
釧網本線で網走駅まで進み、3日目は終了です

このルートの合計所要時間は5時間超え!
安心と信頼のスケールです
釧網線、網走行は1日5本しかなく、今回乗車した釧路を18時代に発車する列車が終電です!
都市間が離れている故に終電の発車時刻がかなり早いのも、北海道の特徴の1つですね
根室本線の折り返しの帰路になると日が傾き始め、また違った景色が楽しめました
約2時間半をかけ東釧路駅まで戻り、釧網線に乗り換え
駅や車内は学生で賑わっていました
今日は乗り換えがタイトでご飯を食べる時間が取れそうに無かったため、朝にあらかじめセイコーマートで買っておいたパンなどで軽く夜ご飯
見てくださいこのボリューム!これで150円!
セイコーマート、大好きです👍


夜が更けるにつれ、車内は静かになっていき
外はほぼ明かりのない暗闇の中、ガタンゴトンという電車の走行音だけが心地よく響きます
夜の車内はまるで夢の中にいるような、また素敵な体験ができました🌙

東釧路駅から3時間ほど揺られ、午後10時
無事に網走駅へと到着しました

夜の網走駅に到着
流氷の町でもあり、刑務所でも有名な網走市
今回宿泊での滞在だけになってしまったので、次きた時はゆっくり観光したいエリアの1つです
宿泊先に向かう途中、恐ろしい踏切を発見
歩行者専用ですが、なんと警報器も遮断機もありません!
そのため、これでもかというぐらいに注意喚起がなされています
このような踏切を「第4種踏切」と言い、その危険さ故に近年数を減らしている、今では珍しい踏切です
渡る際は左右をよーく見て、速やかに渡りましょう


怖い踏切を渡り、宿に到着し
ついにレジェンドステーションマスターに就任した嬉しさを改めて噛みしめつつ、眠りにつきました…


つづく






…といつもならここで終わりですが、今回はちょっとだけ宿泊先の話もさせて下さい

普段は駅近のビジネスホテルを利用する事が多いですが、今回は網走駅から歩いて10分ほどの所にある「民宿 ランプ」さんにお世話になりました!
こちらは「網走の伝説の宿」とも呼ばれ、特に鉄道ファン必見の宿となっています!
通称「音鉄部屋」と呼ばれる1室からは、窓を開けると網走駅を発着する列車や入換作業中の列車を間近で臨む事ができます!

さらに驚くべきは、なんと1泊2800円!
網走にお越しの際は是非利用を検討してみて下さい✨️

こちらは一般の部屋
お部屋は必要最低限のものが揃っており、何不自由なく利用できます
北海道をツーリング中の方や、撮り鉄の方と交流し、素敵な時間を過ごせました
音鉄部屋は大部屋となっており、複数人での利用も可能です!次に友達と来た時は音鉄部屋でくつろいでみたい!


素敵な宿だったので、少し紹介させて頂きました!旅はまだまだ続いていきます( * ॑꒳ ॑*)


つづく

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