企画者というのは狂っていなくてはならない
企画者というのは狂っていなくてはならない
やはり、期待は裏切らないといけない
期待は予測だから
昨日のCAMPFIRE コミュニティ フェスティバル
箕輪編集室さんやはあちゅうサロンさんの団結力、
そして何より多種多様なオンラインサロンとその主要メンバー、自身の会社との狭間に立ち、見事に畳あげたCAMPFIRE アルマさんに
お疲れ様と大きな拍手を送りたい
その中で、ぼくが感じたこと
期待は裏切らないといけない
という、この冒頭の言葉
企画虎の巻というのは
CCC(カルチュアコンビニエンスクラブ)
あのTSUTAYAの運営会社創業者でありCEOの増田宗昭さんの著書に基づく
ご縁あり増田さんの数多くのプレゼンテーションを耳にしてきた
そのどれもが多くのパートナーの期待を良い意味で裏切るものばかりであった
つくづくぼくは
企画側の人間なんだと実感した
企画者というのは狂っていなくてはならない
商品(プロダクト)の販売というのは広義の意味でのマーケティングを軸に
企画、製作、販売とフローしていく
このマーケティングという言葉はワインの葡萄品種でいうとシャルドネのようで、
ビジネスの中心に鎮座しながらも実態を掴むのが難しくあまりにも多様に姿を変える
完璧な理解は難しい
そのふわっとした全貌を掴む方法といったら、圧倒的なインプットと生まれ持ったセンスと言わざるを得ない
だからこのマーケティングに関してみなさんが理解しようと思ったら
「田端大学」に入学してビシバシと角が削れ丸くなりさらに削られその原石が光りだすまで叩かれるしかない(笑)
今回お話ししたいのは、そのマーケティングを軸にした時に企画されたものが、どのように人々の心に刺さるのか、それも深く刺さるのかというお話である
ぼくは仕事上、
自身のレストランにおいて多くのゲストと触れ合う機会がある
毎晩のように毛穴から汗が吹き出し、心臓が胸を突き破るような緊張感と戦っている
まあ
最近は肝が座ったので(笑)そしてほとんどの人と会ったのでそこまでの事態には陥らないのだが
例えば小山薫堂さんのような方の誕生日会を開催することがある
薫堂さんの事務所が主催で行うのだから、それはもう企画力でいったら日本トップクラスのサプライズに満ちた誕生日会になる
ある時は(詳しくはYouTubeに上がってると思うので調べてください)
うちの店の中で銃撃戦が行われた
薫堂さんの秘書の元に数ヶ月も前から何度も中国のクライアントからのメールが届く
一緒にビジネスをやりましょうと
彼の会社のニュース(実際は薫堂さんのスタッフが作成したフェイクニュース)が画面に踊る
そしてようやく決まったその中国のクライアントとの会食の場でその食事の真っ最中に、マフィアに襲われる
中国語の怒号が響き渡り、ビール瓶は割れて、大きな銃声とともに倒れたクライアント先の社長の腹からは血がドバドバと流れる
レストランの中での出来事である
それも
単なる身内の誕生日会
(単なると言っては失礼ですが)
最後に現れたマフィアのボスの手には拳銃の代わりに花束だ
誕生日の花束
部屋には3台の隠しカメラ
まあ
ざっとこんなもんだ
毎年のようにうちのお店で行われるもんだから、ご本人も予想してくるし、ぼくらスタッフも言われたことをやっているだけではその辺のレストランと変わらない
(まあふつうのお店は企画自体大変なので受注すらできないと思いますが)
彼らの企画に提案して、時にアドバイスをして、さらに余計な色まで加える
そして彼らもそれを楽しんでくれる
さすがだねえ、と
予測は裏切らないとならない
企画であれ、プロダクトであれ
ゲストや消費者の予測を裏切った時に
驚きとともに感動が胸に刺さる
深く
深く刺さる
そしてそれがプロデューサーの仕事だ
と言える
ぼく自身も年1行われる社内のパーティーではドッキリを仕掛け若手社員を殺人事件の容疑者として逮捕したり、2時間かけて目隠しバンジーをしたりと、まあやりすぎるほどやる
単なるレストランの新年会レベルの話である
会場は驚きとともに笑顔で溢れる
いつこんなこと仕込んだんだよと、やりすぎだろうと
つくづく作る側なんだなと感じている
アソビカタSalon が
他のオンラインサロンと大きく色が違うというのを改めて実感した
ぼくはこのオンラインサロンはざっくり3つのカテゴリーに分かれると思っていて
うちやエンタメブートキャンプのようなプロデューサー育成型と
田端大学のようなより専門性に特化した本格的な新時代ダブルスクール型
そして、箕輪編集室やはあちゅうサロンのようなコミュニティサロン型
だ
だから箕輪編集室に入りながら、はあちゅうサロンに入りながらアソビカタSalonに入る
というのもあり得る話、その逆も然り
提供しているものが、そしてコミュニティの存在理由がそもそも違う
話を元に戻すと
そんな野球とサッカーほどに全く違う様々なサロンを束ねてフェスを取り仕切ったんだからアルマさんは相当疲れたでしょう
今回はその調整だけですごい労力で
重ねて感謝とお礼申し上げたいのだが
企画者として参加したいなあというのが本音
狂ったプロデューサーが必要だなと感じた
創業者兼CEOの成長企業の場合
狂ったプロデューサーというのがそのCEO自身であることが多い
ZOZOの前澤さんしかり
イーロンマスクもしかり
Appleは何で新型iPhoneにスマホを発表したんだよ
と今回のクック氏の新作発表には心底がっかりした
ジョブズが生きていたらきっと
「お前たちまだスマホなんか使っているのか?
俺のポケットの中は空っぽだぞ」
とあのiPodのプレゼンテーションで暗闇の中壇上に現れて
「ポケットの中に1000曲を」
とSONYのウォークマンを皮肉りながら
世界に衝撃を与えた瞬間と同じく
自ら世に送り出したiPhone(スマホ)を皮肉って
お洒落なVR/ARメガネ型iPhoneでも掛けながら、前の列のみんなにメガネiPhoneを配りながらスピーチしたのではないかと
そんな妄想をしてしまうのです
技術革新のスピードはわからんけどね
企画者として狂人として
ひとつパーティーを企画するにしても
フェスにしてもプロダクトにしても
狂人が予測を裏切るものをぶち上げるのが良い
それを緻密で繊細な者が形にしていく
そうなっていくと
今後このフェスも大きく広がるのではないかなあと期待している
箕輪さんも言っていた通り
日本一のオンラインサロンフェスであり
オンラインサロン自体の魅力を大きく大きく引き上げる場になるのではないかなあと
でもね
へんな企画会社とかプロデュース会社を絡めるのはやめましょうね
(絶対やらないと思うけど)
我々オンラインサロンオーナーとメンバー自体がもうプロデューサーですからね
アソビカタSalon はこちらからどなたでも(今のところどなたでも、というのはどこかで紹介制にしますので)入会できます
※本文はサロン内のコラム記事を転用しています
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