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INDIA Daily Vol.4

今日は朝からアーグラを出て、デリーに戻る。
大体4時間ぐらいの道のりだけど、ほとんど寝ていた。この旅行、結構移動が多いけど、それもまたインドの大きさを感じるようで楽しい。

どうでもいい話だけど、インドには野生(?)の牛と同じぐらい、いやそれ以上に野生の猿がたくさんいる。今日止まったサービスエリアはまるで南国のような雰囲気のある場所だったんだけど、そこにも猿がたくさん。親子連れがいて思わず写真を撮った。でもドライバーのおっちゃんいわく、携帯を見ると猿が奪っていくらしく、あんまり撮らないほうがいい、と言われた。

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ニューデリーについて、まずはフユマーン廟へ。ドライバーが「ミニタージ」と言っていたけど、実はタージマハルよりも先に建設され、タージマハルのお手本にもなったらしい。(全部後から知った)
ちなみにここもタージマハル同様、インド人と外国人で入場券の値段が違った。インド人は40ルピー、外国人は、なんと600ルピー。くううう。

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しかしこういう観光政策のやり方ってありだなと思った。経済的には世界3位のGDPでありながら、今後を考えると日本の経済力って不安が多い。ずっと言われていることだけど、資源の乏しい日本において「観光」は重要な資源のひとつ。京都の寺、北海道のパウダースノーなど、世界から人気のものも多い中で、お金を持っている外国人は特別料金でええやないか、と。というか、外国人に人気だからと言って、日本人がその割を食うのは避けたい!(特にニセコなど。笑)外国人別料金は、収益のみならず、日本に住むぼくたちを守ることになるんだろうな。

ちなみにフユマーン廟は、全く知らずに行ったけど、とてもきれいでいいところだった。タージマハルのお手本にされたというのも納得。

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途中、警備員がいきなり熱心に解説をはじめて、色々なところを連れ回されたけど、最後に「That's all. Please.」とチップを請求された。仕事せえよ、と思っていたけど、仕事してたのね。

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1時間ほど見て回って、車で今度はニューデリーの市街地へ。目的地は Indian Gate.ここはそのままメモリアルパークにつながっていたんだけど、インドの中で1番と言っていいほど、清掃が行き届いた、きれいな場所だった。戦争で亡くなった命に対する敬意がそうさせるのかな。

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修学旅行で沖縄を訪れる日本の学生のように、メモリアルパークにも多くの学生服を来た子どもたちが。多くが男子校・女子校と分かれていたような印象を受けた。

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そう言えば、思ったより全然多くはないのだけど、タージマハルに行った時、いわゆる「欠損のある子ども」からお金をくれ、というアピールを受けた。結構しつこい。このインディアンゲートの駐車場はめちゃくちゃ汚く、カオス的で、駐車場の中にスラムのエリアのようなものがある場所だったけど、そこでも子どもが声をかけてきた。みんなまじで鉄のハートで、断ってもしつこくついてくる。生き抜く力が強すぎる。

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一方で、このメモリアルパークにいた子どもたちは、みんなきれいな制服を着て、メガネを着ている子もいて、スマートフォンで撮影している子たちもいた。日本でも「格差」が叫ばれて久しいけど、日本のそれとは比較できないような、もはや「格差」という言葉さえ陳腐に聞こえるような、歴然としたギャップがあった。このあたりのことについては、もう少し色々考えを深めてみたい。

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その後、ドライバーと共にランチへ。予定外の行動が多く、ドライバーにもとても力を尽くしてもらっていたので、ぼくらからごちそうするからおすすめのレストランについれていってよ、とお願いしたら、外交官などがよく来る(モディ首相も来たことがある)レストランに。確かに中はインドのレストランとは思えないほどきれいで、食事もめちゃくちゃおいしかった!ようやくインドでおいしいマンゴーラッシーにも出会えたし。笑

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食事を終えて、車は空港に。途中インドの国会議事堂や首相公邸などを車から見せてもらった。ちなみにこれら、めっちゃでかい。さすが13億人の国なだけある。

空港についていざお金を払う段階になってちょっとしたトラブルが勃発。よくある金額交渉のアレ。こういうことを避けるために事前にしっかりAll included な値段を決めていたのだけど、ぼくらの旅程が少し変更になったこと、そして向こうが”tax”という名目で13000ルピーに3000ルピーを上乗せしてきたので、こちらはブチギレ。ドライバーがボッてきた、というよりは、仲介業者が色々言ってきたようだった。
ぼくらは「ドライバーの損になることはできるだけやめよう」と話していたのだけど、あいだの仲介業者が持っていくのはおかしいやろ、ということで、一緒に乗っていた友人が電話で交渉開始。あの交渉を英語でできるのはほんとにかっこいいし、必要な英語力、必要な胆力だと思う。
最終的には一緒にいたカナダ人アリーも交渉に飽きたため笑、15000ルピーで決着。1000ルピーなんて所詮1500円ぐらいなんだけど、こういう小さな金額が積み重なると意外に馬鹿にできないんだよね、と。たしかにそうだね。

空港では色々トラブルもありつつ、40分遅れでコルカタに出発。
久々に降り立つコルカタ、初日に止まっていたJW Marriottはなぜだか「ホーム」のようだった。マリオットの送迎車、やっぱりめっちゃ調子いいしね。

明日はもう最終日。コルカタのまちを歩く予定。