崩壊したソ連への道を目指す岸田政権の「軍事大国」路線


岸田首相、米誌タイムの表紙に…記事で「軍事力で大国に戻そうとしている」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230510-OYT1T50310/

>「日本の選択」と題し、「首相は長年にわたる平和主義を捨て去り、真の軍事大国となることを望んでいる」と指摘した。記事では、「世界3位の経済国を軍事力で大国に戻そうとしている」とも説明した。首相は4月28日に首相公邸で同誌のインタビューを受けた。

「軍事大国」見出しに異議 外務省、米誌の首相記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/67febf7011865cfe00566e4c818590c5466a279e
>岸田文雄首相の記事を掲載した米誌タイムに対し、外務省が見出しと中身が異なっているとして異議を伝えたことが分かった。政府関係者が11日、明らかにした。10日午前の同誌電子版の見出しは「岸田首相が平和主義だった日本を軍事大国に変える」だったが、11日午後の時点で「平和主義だった日本に、国際舞台でより積極的な役割を与えようとしている」に差し替わっている。

いや世界第三位に軍事費増やすのですからまごうことなき、「軍事大国」を志向しているでしょう。
しかも財政赤字は第二次大戦末期レベルのGDPの2・6倍です。財政破綻のリスクを抱えて軍事費増やすのですから旧ソ連や北朝鮮と同じようなものです。
かといって、社会保障費を削ったり、税金ダダ漏れの「ふるさと脱税」ことふるさと納税を廃止しようともせず、収支改善をするきはなく、税収以上の100兆円超えの予算を組んでの軍拡です。

まあ、普通だと思う人はいないでしょう。

これは殺されたアベノミクスの失敗を借金軍拡で誤魔化そうという安倍晋三の遺志を継いでいるわけです。自民党最大派閥の安倍派=清和会が100人もいるから、彼らの主張を岸田政権は無視できない。不幸中の幸いは安倍晋三がこの世から排除されたことです。
ですが、その惰性で軍拡路線をひた走っているわけです。そして財政健全化をするわけもなく衆愚迎合のばらまき政策をやめられない。

行き着く先はソ連と同じです。日本がIMFの管理下に入る日もそう遠くないでしょう。これは自公政権を支持してきた、あるいは選挙にいかなかった有権者の選択です。

そして我が国では記者クラブが存在しており、彼らが記者クラブの非会員を会見そのたの取材機会から排除して当局と癒着しています。それによって利権で甘い汁が吸えるからです。特に第二次安倍内閣以降顕著になりました。新聞の消費税減免対象なんてその好例でしょう。

他国のように報道が政府や行政の監視をしているとは言えません。当然ながら、多くの国民は実態を知らされていません。
防衛予算でも第二次安倍内閣以降本予算と補正予算の一体化、概算要求に予算額を入れない事項要求を含めることで防衛予算額を過小に見せてきた。
これを新聞、テレビ、通信社などの記者クラブは報じて来ませんでした(ぼくの教唆した記者を除く)。岸田政権になって巨額の事項要求が計上されて、初めて知ったようなふりをして大騒ぎしました。
つまりメディアのチェック機能が働いておらず、国民の知る権利が阻害されいる状態であり、民主国家とは言えないレベルです。戦前戦中の体制翼賛会があった時代と同じで「1億火の玉」みたいなものです。事実を知らさせていない国民が政府の暴走を止めるどころか支持するでしょう。記者クラブが政府の都合の良い報道しかしませんから。

民主国家の外国メディアが「軍事大国化」を心配するのは当然のことです。

■本日の市ヶ谷の噂■
鳴り物入りで導入された20式小銃は現場では作動不良、不発のオンパレードで62式機銃の再来かと言われている。これは国産ありきの歪んた国粋主義者の陸幕担当者が選定に際して外国製候補は無作為に量産品から納品されたのに対して、豊和工業には選定に備えたスペシャルチューンバージョンを作らせて納品させ、当然ながら量産品で同じクオリティが保てなかったから、との噂。

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