ガソリン代低減に補助金、アベノミクスと黒田日銀総裁は間違っていた


ガソリン、危うい価格統制 補助金27日に初の発動
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253K00V20C22A1000000/


>経済産業省は25日、ガソリンや灯油などの燃料価格を抑制する対策を27日に初めて発動すると発表した。石油元売りに補助金を配って卸値を抑え、給油所での小売価格の上昇に歯止めをかける。当面はガソリンなら全国平均で1リットルあたり170円水準となる理屈だが、店頭での価格を決めるのは本来は給油所だ。価格統制になりかねない危うさがある。

>松野博一官房長官は25日の記者会見で、27日以降に「小売価格の上昇も順次抑制されていく」と説明した。「抑制効果が出るか経産省でしっかりと確認を進め、原油市場の動向を注視したい」と語った。

今更アホですか、みたいな話です。
アベノミクスも黒田日銀総裁もインフレで物価が上がれば消費者は競ってものを買うので、好景気になると言っておりました。また黒田総裁は原油価格が低下したとき、インフレにならないのは原油価格低下が悪いといっていました。
そして低金利で円安に通貨を誘導してきました。その路線を岸田政権も継承するといっていました。

そうであれば今の円安、原油高で物価があがることは諸手を挙げて歓迎しないといけないわけです。
日本経済の未来は明くなることでしょう。


ところが今になって政府や「経済の専門家」たちはコストプッシュインフレは悪いインフレだとか言い訳をしだした。

アベノミクスによるインフレだってコストプッシュインフレです。なんの違いもないのですがね。インフレが実感できるようになってら言を左右するのは頭が悪いか嘘をついてきたということでしょう。

本来の望ましいインフレは所得が増えることが発端です。手取りが増えれば、いままで月に3個しか買えなかったり、100人のうちに30人しか買えなかったりんごが月に10回買えたり、70人が買えたりするようになります。
りんごの供給量が一定であればりんごはより高い値段、たとえば130円とか150円で売れるでしょう。そうすれば自然に物価は上昇します。

対して以前と同じ条件で、りんごの値段が130円とか150円に値上がりすればどうでしょう。月に3個買えていたりんごが1個しか買えなく30人が買っていたりんごが10人しか買えなくなってしまった。
これでは経済は拡大しません。まして第二次安倍政権以来消費税の利率があがり、社会保障費負担が増加して手取りが減っているならなおさらです。

ぼくは安倍首相が就任前からアベノミクスのこの危険性について述べてきました。それは特別な知識が必要ではなく、ビジネスをやっている人間であれば誰でも簡単にわかる話です。

ところが「経済の専門家」の多くや、彼らを重用したメディアはこの点を無視し続けてきました。それも安倍首相に批判的な朝日新聞、毎日新聞、東京新聞などのメディアも含まれます。
そしていまごろになって「悪いインフレは経済を悪化させる」と大騒ぎをします。
アベノミクスによる日本経済の毀損は、「経済の専門家」「メディア」日本銀行らの合作による人災であります。

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