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謎クラから見たペンパ

これはペンシルパズルⅠ Advent Calendar 2020 14日目の記事です。

みなさん、こんばんは。
おそらく初めましての方のほうが多いですね。
きよしと申します。
普段は会社員をしつつ、謎解きとかペンパとかを食べて生きてます。あとはアイマス。
これらの話題やその他もろもろを徒然なるままに書き散らしているのがこちら(Twitter)です。興味あれば覗いてみてください。
今日は私にしては珍しく、ペンパの話をします。
文章書くの苦手なのですが、お付き合いいただける方は、よろしくお願いします。

「謎クラから見たペンパ」ということで、まず、謎解きとペンパの歴と実力について軽く話します。

【謎解き】
・一番最初に謎解きらしいものに触れたのはIQサプリかな?(15年くらい前)
・2020年謎解き公演参加数150公演以上(時間制限ありの成功率7割くらい)
・持ち帰り謎を積みがち
謎検 2級(第6回の順位で言うと、上位3%くらいです)

【ペンパ】
・一番最初に触れたのは「お絵かきロジック」という雑誌(20年くらい前)
(解き心地が良い問題が多い雑誌だったので、休刊になったのがすごく残念でした…)
・ニコリを初めて買ってもらったのは15年くらい前かな?(記憶があいまい)
・今年、Pre-PGPをきっかけに競技パズルに手を出し始めました。Pre-PGPでは30位前後をうろちょろしてます(真ん中より下ですね)。

というわけで、簡潔に言うと、「謎クラの中では謎解きもパズルも比較的得意、Twitterにいるパズラーの中ではペンパの実力は平均以下」といった感じでしょうか。日本のパズラーは強い…

ペンパと謎解き、両方の沼にズブズブと浸かっている私が普段思っていることを今日は書いてみようかな、と思っています。
2019年のアドベントカレンダーの記事に謎解きからペンパにハマった人の話があったので(ぷーちんさんの記事)、ご参考までにリンク置いておきますね。

1.ペンパと謎解きの違い

これについては1日目のutimeさんの記事の8.3章でも「パズルらしさ、謎解きらしさ」という形で話題に挙がっていました。ちょっと引用させていただくと、

パズルのルール・・・明確ではっきりしている
謎解きのルール・・・曖昧な点がある(そこをはっきりさせていくのが解き手の目標)
パズルの解き方・・・論理的に考えていく
謎解きの解き方・・・ひらめく

という表現がされていました。
ニコリのパズルしかやっていなかった今年の初め頃までは私も同じようなことを思ってました。
 パズル:ルールが明確に決まっていて、論理的に解くことができる
 謎解き:何をすればいいのかが明確に決まっておらず、ひらめきが重要
ただ、比較的難易度が高いペンパをたくさん解くようになってきて、ペンパに対する印象が変わってきました。ペンパもひらめきがけっこう大事なんだ、と思うようになってきたんですよね。なので、ペンパ界隈からこのような意見が出てくるのはちょっと意外でした。

で、私がどう感じてるのか、というと、「謎解きもペンパも論理とひらめきの2つの要素を兼ね備えている。だけど、ペンパはちょっと論理寄り、謎解きはちょっとひらめき寄り」くらいの差しかないと思うんですよね。
ペンパ界隈の人が思っているより、謎解きは論理で解けるし、謎解き界隈の人が思ってるより、ペンパは理詰めだけでは解けない(一部の人を除いて)、ということなんじゃないかな、と、ここ最近は思ってます。

2.謎解きに現れるペンパ

これは謎解きあるあるなんですが、高難易度の謎解きには重めのペンパが出てきがちなんですよね。例えば、謎解き界の大手、SCRAPが出している、謎の定期便「Mystery for You」では、毎月3種類の謎解きの中から診断結果に基づいて最も適した謎が送られてくるのですが、一番難しい謎が送られてくるようにした診断結果がこちらです。

もう「パズル」って言っちゃってますね(笑)。この「パズル」はペンパより少し広い意味でのパズルですが、6回購入して、パズルじゃなかったのは一度だけでした。他はほぼペンパです。
こういうのが「ペンパ=難しい」という印象を謎クラに植えつけてしまっているのでは?と個人的には思ったりするのですが、どうなんでしょうね?
ちなみに、謎解きでよく出てくるペンパBEST3(主観)は…
1位 スケルトン
2位 クロスワード
3位 ナンバーリンク
です。
ペンパ好きで謎解き興味ある、という方は私に連絡いただければ、いくらでもオススメさせていただきますので、お気軽にどうぞ。

3.ペンパに求めるものと謎解きに求めるもの

ペンパも謎解きも楽しんでいる私ですが、それぞれに求めているものには少し差がある気がしていて、そのあたりの私の考えをちょっと書いてみたいと思います。

まずは共通点。
・何かに没頭することで、現実逃避できる
・頭を使う
・経験を積み重ねることで上達できる
これらはどちらにも言えることのような気がします。

ペンパに求めるもの。
・頭を使いたくないとき
ただただ手を動かしたいときというのは謎解きよりペンパのほうが向いている気がします。頭を使わなくても解ける謎解きはつまらないのに、ペンパだと頭を使わなくても楽しい。不思議。
こういう時はニコリとか、パズスクの★1とか★2とかを解きまくります。
・時間をつぶしたいとき
ちょっと数十分空いちゃったなーというときにはペンパのほうがやりやすいです。なぜなら、謎解きには(単体で解けるものを除けば)流れがあって、途中で中断すると再開したときに場合によっては最初から振り返らなければいけなかったりするからです。その点ペンパは、そもそも単体で解けるし、もし中断したとしても、再開しやすいです。

謎解きに求めるもの。
・ストーリー
謎を解くだけではなく、ストーリーに心動かされる、という体験も謎解きの一つの要素です。
・みんなでわいわい楽しむ
複数人で顔を突き合わせてあーでもないこーでもないと話し合ったり、場合によっては勇者になったり、高校生になったり(いわゆるロールプレイ)、、、こういう体験はペンパではなかなかできないですね、今のところ。

みんな違ってみんないい。

4.ペンパの知名度を上げたい話

白岡市民さんの記事にこんな話がありまして、

一方で、パズルの収益化的な話がちらほら出ています。具体的にはnoteで有料記事を公開したり。謎解きではよく見ますね。これうまく融合できないかなー。そんで解く側も作る側も得をする仕組みが作れないかなー。

この話をしたいな、と思います。

noteで有料記事、いいと思います。少なくとも私は買いますし、リリース時のコストが少ないのが作る側としては嬉しいですね。ただ、新規層の獲得という意味ではちょっと物足りないかな、と個人的には思います。

やり方の1つとして、思いついたことを書きますね。
・ペンパを有料で楽しめる機会を増やす
まず、そもそも有料コンテンツが少なすぎるのが問題ではないかと。ペンパ界隈はもう少し気軽に有料で出してもいいと思います。
・そこに謎クラを巻き込む
なぜなら、謎クラはそれ相応の価値があれば、コンテンツに対してお金を出すことに抵抗がないからです。そして謎クラ内での拡散力というのは凄まじいです。良いものは驚くほど早く広まります。謎解きというのは、口コミで大きくなったコンテンツなので。

「ペンパと謎解きを融合させればいいんじゃない?」という話には、これを書いている今日(12/13)、一つの答えを見た気がしたので、その公演を紹介します。
いっぷす
評判を見たい方は「#いっぷす謎」でtwitter検索してみてください。
この公演は来週(12/20)で終わってしまうのですが、行ける方はぜひ。

ということで、別の方向から考えてみたいと思います。
「ペンパに謎クラを巻き込む」これを実現するには、まず謎クラにペンパの楽しさを伝えることが必要ですね。そもそもペンパって何?って人がまだまだ多いです。ほとんどの人が触れているのに、それをペンパだと認識していなかったりします。苦手にしている人も一定数いますが、謎として出されれば楽しんで解いている人がたくさんいるのだから、ペンパを楽しむことができる人はたくさんいると思います。
初心者にとって、ペンパの一番難しいところは、ルールを理解し、解き筋を見つける、というところだと思うので、そこを何とかしたいですね。詰まっちゃうと永遠に解けない。解けた!という達成感が気軽に味わえるといいですね。
そうなると、ヒント出しがしやすい環境が欲しくなってきます。困ったときに気軽に教えてもらえる環境。困っている人を気軽に助けられる環境。あと、謎クラ的には拘束時間が柔軟に選べると嬉しいです。そうすると謎解き公演の合間に行けるので。となると、やっぱりパズル党東京支部の学祭でのイベントみたいなイメージでやるのが一番やりやすいですかね。あれを有料でやってみるとか。参加費1人1000円(会場費次第で変動、購入のみの場合はなし)+ペンパ1枚数百円とかで売ってみるとか。即売会みたいな形にしてみてもいいかもしれないですね。運営・スタッフは大変かもしれないですが、やってみる価値はありそうな気がします。パズル界の細かい事情はよく分からないので、詳しい人に丸投げしますが。

と、まあ、思ったことを取りとめもなく書いてきました。
誤字脱字等あったらこっそり教えてくれると嬉しいです。こっそり直します。
これを読んで私と話してみたいな、と思った方がもしいれば、twitter等で気軽に絡んでもらえると嬉しいです。お話しするの好きなので。

以上、お付き合いいただきありがとうございました。きよしでした。

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