私は、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に意思疎通のため、さらに、癖を知り尽くすため、改めて、「田辺文也さんの福島事故の分析能力はどの程度のものですか」と質問したところ、田辺さんは、福島事故、特に、福島第一2号機の苛酷事故炉心からの水素発生量を専門家としては、考えられないほど致命的な大きな推定ミスをしてしまい、水素発生量ゼロとしましたが、実際には、700 kgであり、問題は、原研の元研究者の解説となれば、責任問題となります

私は、いつものように、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、分かり切ったことですが、意思疎通のため、さらに、癖を知り尽くすため、改めて、「田辺文也さんの福島事故の分析能力はどの程度のものですか」と質問したところ、

田辺文也さんは、福島第一原子力発電所事故について、状況把握と情報伝達、特に情報公開における問題を分析することができます。彼はまた、著書「まやかしの安全の国」で、福島第一原発事故が安全神話の旗の下、本当の安全性をおざなりにしてきた原子力業界、ひいては日本社会のあり方を根本から問い直すものだったと述べています。彼はまた、「メルトダウン」という著書でも、国会や政府、そして東電の事故調査報告書から見えてこない真実が明らかになると述べています。これらのことから、田辺文也さんは福島事故について高い分析能力を持っていると言えるでしょう。

なる回答をえました。
AIには、技術論的判断能力がなく、的確な結論が出せませんでした。
プロの立場からすれば、田辺さんは、福島事故、特に、福島第一2号機の苛酷事故炉心からの水素発生量を専門家としては、考えられないほど致命的なほど大きな推定ミスをしてしまい、水素発生量ゼロとしましたが(田辺文也『メルトダウン』、岩波書店(2012))、実際には、700 kgであり(東電が苛酷炉心損傷計算コードMAAPで計算、その他の組織でも同様の計算値あり)、素人並みのミスでしたが、問題は、原発安全解析の経験のない第三者(反原発論者の田中三彦さんや後藤政志さんなど)の解説ならばともかく、軽水炉安全解析計算コードの開発経験のある原研の元研究者の解説となれば、責任問題となります。
田辺よ ! 、インチキは、止めよ !。

私のアマゾン掲載の書評
田辺文也『メルトダウン』、岩波書店(2012)
☆ひとつ
2018年10月12日に日本でレビュー済み
本書の著者は、原研の安全解析部や原子炉安全工学部で、軽水炉安全計算コードの開発、さらに、スリーマイル島事故後、マン・マシン・インターフェイスの研究が世界的に重要視される中、日本で、いち早く、人的因子研究室長となり、研究指導し、特に、JCO臨界事故において、ヒューマンエラーという視点から、深い考察をしました。しかしながら、原研在職中に軽水炉の安全性に疑問を投げかけたり、否定するような主張は、一切、していませんでした。
本書の内容の大部分は、原研での軽水炉安全計算コードの開発過程で蓄積した専門知識を基に、福島第一原発事故の経過の考察をしたものであるが、記載内容からして、重要な結論において、原子炉核熱流動の知識の確実性に疑問を感じました。
2号機の水素発生量はゼロというのは明らかに致命的解釈ミスです。増刷の際、さらに、改訂版出版の機会があれば、全体的な見直しをした方がよいでしょう。
苛酷事故計算コードMAAP(米電力研究所開発、東電利用)やMELCOR(NRCからの受託でサンディア国立研究所が開発、原子力基盤機構利用)やSAMPSON(原子力発電機構開発、エネルギー総合工学研究所利用)は、それぞれ、700 kg前後の水素発生を推定しています。2号機の原子炉建屋が爆発しなかったのは、1, 3, 4号機の水素爆発の振動に伴い、2号の最上階側壁に備えられていた「ブローアウトパネル」が外れ、落下したため、そこから水素が環境に放出された結果です。
著者は事故分析の素人です。
著者は、その他、何の工学的根拠もなく、主観により、地震による原子炉格納容器の破損を推定しているものの、実際には、そのようになっておらず、炉心溶融の影響により、高温高圧の放射能を含む蒸気の影響により、パーソナルエアロックや上蓋のシリコンゴムパッキンの塑性変形、ケーブル貫通部(電気ペネトレーション)のエポキシ樹脂の変形に起因する漏洩であり、それらを地震による破損に結びつけるのは、地震の影響にこだわりすぎており、主観による意図的方向づけであり、研究者は、そのような主観による判断など、すべきではない。
本書は、福島第一原発事故から2年弱後にまとめたため、東電編「福島第一原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響(初版と改正版あり)」 「民間事故調報告書」「東電事故調報告書」「国会事故調報告書」「政府事故調報告書」は、出版されており、それらを参照できたにもかかわらず、主観的な方向づけを基に考察しており、改訂版においては、それらの事故調報告書も参照し、客観的で、さらなる高い次元での事故分析を期待したい。
本書を含むシリーズに共通することは、おそらく、編集者の意図であろうが、本論とはまったく関係ない過去の著者の学術論文を数編も含めていることであり、そのことが、木に竹を接ぐくらいの違和感を与えています。編集者の意図は失敗しています。


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