私は、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、意思疎通のため、癖を知り尽くすため、「原子力機構の常陽は今どのような利用状況ですか」「世界の高速増殖炉開発はどうなっていますか」「BN-800実証炉について教えてください」と質問 AIの回答は的確、私が認識していたことと大差なく、唯一異なる点は、BN-800の近況のみであり、世界的に、高速増殖炉の開発は、混乱と混迷の中で、先が見えないまま、半世紀前に描いた夢を追い続けています

はじめに

私は、いつものように、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、分かり切ったことですが、意思疎通のため、さらに、癖を知り尽くすため、自身が曹洞宗雲水でありながら、改めて、そらぞらしくも、「原子力機構の常陽は今どのような利用状況ですか」「世界の高速増殖炉開発はどうなっていますか」「BN-800実証炉について教えてください」と質問。

回答

順次。

「常陽」は、次世代の原子炉で使用する新たな燃料や材料の開発や、安全性に関する実験などを行うことができる世界的にも貴重な高速実験炉です。現在、運転再開を目指して準備を進めており、新規制基準に適合するための許認可手続を行っています
具体的には、以下のような貢献が期待されています
・日本の「戦略ロードマップ」に定められた実証炉の開発
・カーボンニュートラル実現のための照射試験
・高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減
・医療用RI製造の実証
これらの重要な役割を果たすことにより、社会に貢献していきます。また、運転再開後、使用済燃料中に新たに生み出されたプルトニウムを回収し、新しい燃料の原料として原子炉で使用できるため、消費した以上の燃料を生成することができます。これらの活動は、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略においても「常陽」での照射試験による検証が不可欠とされ、その期待は大きいものです

世界の高速増殖炉開発は、各国で進行中です。以下に、いくつかの国の開発状況を示します:
ロシア:BN-800実証炉が2014年に臨界に達し、実用化の目処が立っています
中国:CEFR実験炉が運転中で、CPFR原型炉の開発が進行中です
インド:FBTR実験炉が運転中で、PFBR原型炉の建設が進行中です
アメリカ:2006年からグローバル原子力パートナーシップ計画により、核燃料サイクルとともに高速増殖炉の技術開発推進の立場に転じました
フランス:高速炉ASTRIDの開発が進行中でしたが、2019年に経費の高騰を理由に計画が放棄されました
これらの国々は、2050年までに高速増殖炉を実用化する計画を立てています。ただし、具体的な進行状況は各国の政策や技術開発の進捗によります。

BN-800は、ソビエト連邦/ロシアで開発され、スヴェルドロフスク州ザレーチヌイのベロヤルスク原子力発電所に設置されているナトリウム冷却高速増殖炉です。この炉は、880MWの電力を発生できるように設計されており、ロシアでの高速増殖炉の商用化に向けた最終段階となる実証炉となっています
BN-800は、2015年12月10日に出力を235MWに落として発電を開始し、2016年8月17日には最大出力での運転を開始し、同年11月1日から商業運転に移行しました
また、BN-800はプール型原子炉で、炉心、冷却材ポンプ、中間熱交換器および関連する配管がすべて液体ナトリウムで満たされた大きなプールに納められています
さらに、BN-800は、ロシアの原子力史上初めて全炉心にMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料が装荷されたと2022年9月にロシア国営の総合原子力企業ロスアトム社が発表しました。これにより、BN-800はフルMOX炉心となりました
これらの情報は、BN-800が高速増殖炉の商用化に向けた重要なステップであることを示しています。

感想

AIの回答は的確。
常陽は、新規制基準に合格し、これから本格的な再稼働。
世界の現状は、私が認識していたことと大差なく、唯一異なる点は、BN-800の近況のみであり、世界的に、高速増殖炉の開発は、行き詰まっており、混乱と混迷の中で、先が見えないまま、半世紀前に描いた夢を追い続けているように感じました。
米国が、1977年から厳守している核不拡散政策を今後も継続する限り、再処理とプルトニウムの技術は、凍結されたままであり、そのふたつに依存する高速増殖炉は、成立せず、商業化の将来が拓けないまま、技術開発レベルの中にあります。

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