Trovatoreさんの質問「原発の地震、津波対策の審査が特例方式で行われたそうですが、審査中に地震、津波で原発に被害が発生するおそれがあるのでそれを防ぐためでしょうか。また規制機関が審査が遅いと批判を受けるおそれがあるからでしょうか」への回答 10年間に、22基が合格しているため、年間平均2基となり、遅いわけではなく、福島事故前の安全審査手順の変更については、当事者双方は、的確に解釈し、遵守しているものの、第三者には、理解し難いこと

質問

2024年1月29日 12:49
Trovatoreさんからの質問
原発の地震、津波対策の審査が特例方式で行われたそうですが、審査中に地震、津波で原発に被害が発生するおそれがあるのでそれを防ぐためでしょうか。また規制機関が審査が遅いと批判を受けるおそれがあるからでしょうか。

回答

原子力規制委員会の最初の意図は、新規制基準適合安全審査において、一度に多くの申請が予想されるため、時間がかかることから、規制側と被規制側の双方に好都合なように、「特例措置」を施し、さらに、法令との矛盾をなくし、「特例措置」への違和感をなくすため、原子炉等規制法を改正し、審査申請書と施工認申請書の同時提出(途中変更可)、使用前に各種検査の実施を定め、福島事故前の審査手順と部分的に変更され、新規制基準適合安全審査の開始後、10年間に、22基(多くのPWRと一部のBWR、大部分の審査期間は6年間)が合格しているため、年間平均2.2基≒2基となり、特に、遅いわけではありませんが、福島事故前の安全審査手順の変更については、規制側と被規制側は、当事者であり、業務に直結するため、的確に解釈し、遵守しているものの、第三者には、理解し難いことです。


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