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桜井淳現代論集 5 原発耐震安全論

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原発の耐震の考え方や耐震解析法や耐震補強についての学術的記事や論文。1
世の中に原発の耐震にかかわる学術的信頼性のある記事や論文がないのでそのための対策。
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#住宅

特定の住宅メーカーが、阪神大震災や日本で観測された最大地震加速度に対応するため、建設地域に関係なく、全国一律に、3000 gal.とか5000 gal.の耐震設計にしましたが、そのような住宅を建設することが、建築学からして、的確な設計なのか、むしろ、地震の発生しない地域でも、居住者の安心のため、高い地震加速度で設計しただけであり、単なる新興宗教的考え方

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高層ビルや住宅の耐震設計において、壊れてはならない部分は、骨格の重要な構造材であり、壊れても支障がないのは、内外装などであり、安全上支障がなく、作り直しが容易で、しかも、高価でない部分

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私の耐震設計論 福井地裁で、「大飯3 &4運転差し止め訴訟」の判決があり、原告勝訴となり(その後、高裁で原告敗訴、原告控訴せず)、樋口英明裁判長は、その根拠として、「原発の耐震設計は住宅の耐震設計に劣る」としましたが、裁判長は、原発全体が、解放基盤面の基準地震動で設計されていると勘違いしてしまい、住宅のような小さな構造物と原発のような大きな構造物の耐震設計の差異について、すなわち、三次元的影響について、まったく、考えておらず、致命的な誤りを犯しました

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