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桜井淳現代論集 5 原発耐震安全論

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原発の耐震の考え方や耐震解析法や耐震補強についての学術的記事や論文。1
世の中に原発の耐震にかかわる学術的信頼性のある記事や論文がないのでそのための対策。
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#耐震設計

研究ノート 原発耐震設計の考え方と設計法と課題-静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員の浜岡原発3 & 4に対する視点-

はじめに 世の中には、耐震設計にかかわる学術書(大学院修士課程教科書)として濱田・曽田・久野『原子力耐震工学』、鹿島出版(2014)が存在しており、分かりやすい記載内容です。 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、主に、中部電力の浜岡原発3 & 4の耐震安全解析にかかわる重要事項を吟味し、クリエータサイトnote本欄バックナンバー記事・写真にまとめていますので、ご参照ください(https://note.com/kiyoshi_sakurai/all)。

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樋口英明さん(当時、福井地裁裁判長、京大法学部卒)は、2014年、福井地裁で、大飯原発運転差し止め訴訟の判決において、原告(住民)勝訴の判決を下し、その根拠として、「原発の耐震設計は、一般住宅よりも低い地震加速度で設計されており、安全ではない」と言う主旨の主張であり、世の中の裁判長の知識と社会認識が、その程度かと深く失望するような判決

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世の中の素人が、たとえ、間違った事を言っても、誰も、不思議に思わず、何が起きても、その程度のことと聞き流していますが、電力会社の関係者が、世の中に向かって、間違った事を言ったならば、アウトであり、その具体例(北陸電と東京新聞記者のデタラメ)を示す

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私は、AERA dot.に掲載された古賀茂明さん(元官僚、反原発主義者)のエッセーを読み、何も理解できていない人だと感じ、古賀さんは、エッセー中で、志賀原発に触れており、耐震設計の考え方がまったく理解できていない素人だと感じ、その根拠をここに示しましたが、古賀さんが、学術書『原子力耐震工学』(鹿島出版、2014)を読めば、これまでの主張がすべてインチキであることに気づき、引退を決意するに違いない

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私の耐震設計論 福井地裁で、「大飯3 &4運転差し止め訴訟」の判決があり、原告勝訴となり(その後、高裁で原告敗訴、原告控訴せず)、樋口英明裁判長は、その根拠として、「原発の耐震設計は住宅の耐震設計に劣る」としましたが、裁判長は、原発全体が、解放基盤面の基準地震動で設計されていると勘違いしてしまい、住宅のような小さな構造物と原発のような大きな構造物の耐震設計の差異について、すなわち、三次元的影響について、まったく、考えておらず、致命的な誤りを犯しました

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オリジナル研究ノート 私の「原子炉格納容器耐震」論

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