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桜井淳現代論集 6 福島第一原発処理水海洋放出

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福島第一原発サイトの処理水海洋放出にかかわる論文。
安全論では誰よりも優れていると自負しています。
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#福島第一

林衛さんは、岩波書店の月刊『科学』の編集者でしたが、十数年前、富山大学准教授(科学技術社会論、いわゆるSTS)として、転職し、現在でも(推定年齢50-60歳、同大同職位)、単独著書なし、博士学位なし、トリチウム処理水の海洋放出についての各組織(政府、IAEA、全国紙、全国テレビ局など)の解釈や報道内容には、マクロに見れば、林衛さんが問題視するほど大きな懸念事項や瑕疵は、存在しておらず、STS研究者は、自身の能力や役割などを過大評価すべきではなく、世の中からの評価も、決して高くなく、思い上がりも甚だしい

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私の「福島第一処理水」論 私は、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、癖を知り尽くすため、「福島第一サイトからの「処理水」の海洋放出は安全ですか」と質問したところ、常識的な回答があり、PWRにしろBWRにしろ、原発の運転では、放射性物質を100 %、システムに閉じ込めることができず、閉じ込めにくい希ガスやトリチウムなどは、排気塔から大気拡散され、特に、トリチウム水については、海洋放出され、そのことが社会的に許容されないのであれば、原子力発電技術は、成立しません

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研究ノート 福島第一原発のような苛酷事故炉の解体撤去は、技術的に、大変、困難であり、半世紀数兆円を要し、福島県の地域生活・産業・農業・漁業まで含めた復興にも、四半世紀では解決できず、半世紀も要するものと思います

はじめに 福島第一原発事故後(2011年3月11日発生)、同サイトに三回、第二サイトに一回、見学・調査のため、訪れました。第一サイトの南側周辺地域の双葉郡大熊町は、10年経ても、住民帰還率は、思ったよりも少なく、約15 %と低く、部分的ではあるものの、廃墟のようでした。

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オリジナル研究ノート 私の「福島事故対応における致命的組織別敗因」論

はじめに 福島事故の対応は、間違いだらけであり、傍目には、恥ずかしさがこみ上げてきました。なぜ、日本の原子力界は、どうしようもないくらい技術力が低いのか、情けなくなってきました。以下、その主要因分析です。

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