試運転朗読 第1回
野薔薇 ~ ゲーテ 詩
♪わ~ら~べ~は~見たり
でお馴染みの歌、野薔薇。深い意味などあまり考えずに幼少期は私も大声で喜んで歌っていた記憶があります。皆様はいかがでしょうか。小学校唱歌に選ばれていたと思いますので記憶の片隅にあると思います。
シューベルトだけでなくウェルナーはじめ世界中で訳されて作曲されて愛唱されているこの詩を、雰囲気を壊さずに短い物語に変えてみました。stand.fmにて3/1朗読配信いたします。
向田邦子さんのエッセイで野なかの薔薇を夜中の薔薇だと間違って覚えていたというのがありましたね。私は子どもの頃は「野中さんちの」薔薇だと思っていた記憶があります。しかしゲーテは少年と薔薇のかわいらしい情景を詩に描いたわけではなく、男と女の恋の駆け引きの模様を比喩しているので、そう思って歌を聞いたり歌ったりすると、ぐっと大人っぽい歌になりますね。少年と薔薇の比喩は恋物語でなくても、他のものに置き換えても、何気に「あるある~!」なお話ですよね。企業同士のM&Aとか…
次回は、同じくゲーテの詩から「菫(すみれ)」をお届けいたします予定です。男女の駆け引き、今度は女性の勝利となりますので私も今から気合を入れて作成いたします。
Aufwiederseh'n! Bis mal! Deine kym
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