アメリカでデスメタルをする話② 〜バンドに加入する〜

シリーズ第2弾
本日はどうやってバンドに加入したかって話

これけっこうみんな気になるトコロだと思いますね
アメリカってメン募とかあるの?みたいな
ズバリ、メン募あります

僕は19の時アメリカに行って数年ふらふら過ごして、その時はバンド活動はほぼしてなかったんですね
バンドはやってなかったけどnu-metalが大好きで、ライブとかはよく見に行ってました
で、そこから日本に帰ってきて一回就職するんですが何を思ったか「俺はアメリカでデスメタルをやる…(スチャッ)」って仕事辞めて、アメリカにまた引っ越したんです
なもので、知り合いのツテとかがあるわけでもなく、「デスメタルすんぞ」って突撃したはいいものの、どうやったら始められるかまったく分からなかったわけですね(ニッコリ)
facebookは全盛期だったけど、今ほどネットでなんでもかんでもって時代でもなかったし
*正直なんでデスメタルなのか今でも覚えてないんですよね。このころも、今もだけど全然デスメタル聴かないし。nu-metalやればよかったやんっていまだに思いますね…

どうしたもんかなと2〜3か月路頭に迷ったのですが、僕はとりあえずローカルなライブにたくさん行ってみたり、craigslist(地域密着型の掲示板みたいなやつ)でメン募を探したりしてみました
で、そんなこんなで知り合いもぼちぼち増えてきて、ボーカル募集してるバンド4〜5つくらいとスタジオに入りました。当時はデスコア最盛期だったから全部デスコアバンドだった記憶がある
ほとんど覚えてないけど1つ鮮明に覚えてるのが、オレンジカウンティーで活動しているデスコアバンドとスタジオに入った時のこと
白人x3とインド系x1のなんだかカリフォルニアのメタルバンド(*)っぽくないというか…まぁけど最高にオレンジカウンティーっぽいバンドというか…(オレンジカウンティーは割と地域によっては富裕層が多いから)
(*)カリフォルニア、特にカリフォルニア南部でメタル好きなやつって大体ヒスパニック系なんですよね。白人はまぁ割合的には少ない気がします
Slipknotがライブしようもんなら客の90%ヒスパニック系ですからね。あれはマジで謎だ

音は完全にThe Black dahlia murderだった
ほぼThe Black dahlia murderを聴いたことがなかった俺でも「アレ!?チョイチョイチョイ!」って思うくらいThe Black dahlia murderだった…
よく見たら4人中3人、The Black dahlia murderのTシャツ着てやがる…
それはさすがにダメでしょ
むこうは俺のボーカルをかなり気に入ってくれたけど、俺はThe Black dahlia murderのTシャツを着たくなかったので丁重にお断りした

で、そんな時
19歳の日本人の女の子が留学でアメリカに来ていて、その子もデスメタルが好きでライブに行きたいらしいのだが、LAのローカルデスメタルSHOWに日本人の10代の女子が一人で行くのはどう考えたって危ないw
ということで共通の知り合いがいたこともあり、心優しいお兄さんの僕が連れて行ってあげることになった
そのイベントは2フロア開催のライブで、上の階のトリがAbysmal dawn、下の階のトリがその後、僕が加入することになるstages of decompositionというバンドだった
stages of decomposition
最初見た時、かなり怖かった
いや、とんでもなく怖かったなw
全員マジでデカいから

stages of decomposition(右端が僕です)


地元ってこともあってAbysmal dawnより全然盛り上がってたし、何より鮮明に覚えてるのはピットに馬鹿デカい女性がいっぱいいたこと…
なんでこいつらのピットにいる女全員デカいの!?こんなにデカい女ばっかが集まる現場ある!?って当時腰抜かしたものです
(加入後、自分もその人たちにご声援をいただくわけですが)

人生ってのは不思議なもので
特に行く予定もなかったけど、なんとなく留学生の女子にLAのデスメタルイベントを見せてあげるために行ったライブで
その後加入するバンドに出会い、
ついでに言うとその時Abysmal dawnでギター弾いてた人
そう、ハシダさん。WORLD END MANの前のギタリストですw
その時出会ってたんですね、実は
まったく会話しませんでしたが。ハシダさんもその当時長ロン毛だったしね
「あ、Abysmal dawnってギター、アジア人なんだ」くらいは思った気もする

そしてなにより…オレその留学生の女子と10年後に結婚するんですね(笑)

ピッ!(ピッ!の効果効能については俺のコラムを昔から愛読してる方ならご存知でしょう。各自調査お願いします)

で、その後ただの客だった僕がどうやってstages of decompositionに加入したかというと…


次回に続く

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