アメリカでデスメタルをする話 〜リハーサル環境〜

あけましておめでとうございます
2021年本数は少ないながらも中身の濃いライブ活動をさせていただきました。みなさまのおかげです
ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします

さて、僕のinstagramのフォロワーさまはご存知かもしれませんが、最近防音室の開発に携わらせていただいております
僕自身、安いものから100万近くするものまでボーカル用防音室は一通り試しましたが、開発中のこれは防音性能が本当に他社製品とは比較にならない優秀さです
おっと、ここでコマーシャルかましても仕方ないね
性能は下の俺のinstagramに飛んでチェックしてみてください。俺がデモンストレーションしてますんで

さぁこっから本題
ここしばらく防音室の開発に携わっているわけなのですが
風呂入っててふっと思いました
防音室ってめっちゃ日本の文化だなぁ〜と

いや、厳密には知らんよ
韓国もインドも中国も、アメリカもNYは防音室が必要かもしれない
俺はアメリカのカリフォルニアのことしかわからんのだけども、カリフォルニアでバンドやってたらまず防音室は必要ない
皆様も見た事あるかもしれませんが、アメリカ人は家のリビングとかガレージとかでガンガン爆音で練習する…
ドラムもしばき放題だ
「近所の方々も気にしないんだね〜。アメリカ人はおおらかでいいね」ってイメージでしょ?
いや、違うよ
近所からめっちゃ苦情くるよ...
それで死ぬほど喧嘩になってるとかしょっちゅうあるからw
アメリカ人はシンプルに苦情とか他人の迷惑を気にしないだけやから

という事で今回はアメリカでのリハーサル環境のお話をします
最近俺もすでにバンド界隈では「若手」ではなくなってきたようで(最近ではないかもしれない…)、自分の経験を少しでもみなさんに知ってもらえたらなと思い、執筆する次第であります
この"アメリカでデスメタルをする話"シリーズを読んで、アメリカに単身デスメタルをしに突撃する俺のようなバーサーカーが今後出てくるかもしれない

俺のやってたデスメタルバンドのリハーサル環境
今思えばかなり"アメリカならでは"でしたね。工場地帯にあったんですよね。日本で言えば品川とか川崎の海沿いに運送会社の倉庫並んでるやん?あんな感じのとこ
横に貨物列車が走ってて、たまに列車通過するの20分くらい踏切待ちすることがあったなぁ…

外観

巨大倉庫の一角みたいなところでね
中は鉄筋コンクリうちっぱなし、業務用のバカデカいエレベーターがあって部屋?というか元々はそれぞれ倉庫、みたいなのがたくさんある
で、今は倉庫としては使われてなくてそれぞれの部屋をバンドが月払いで借りてるって感じ。部屋にも寄るけど俺たちの部屋は30畳くらいあったかな。俺たちは友達のブラックメタルバンドと2バンドでシェアして借りてた
さっきベースのやつに聞いたら、最近微妙に賃料が上がってオーナーさらってやろうと思ったら、オーナーが女に代わってたからやめといたらしい

部屋の中

LAの郊外にあって、当時オレンジカウンティーに住んでた僕は車で1時間くらいかかったから、そんなしょっちゅうは行ってなかったけど24時間いつでも使い放題で便利だったな
他の部屋にもメタルだけじゃなくLA周辺のいろんなバンドがいて、「今から俺たちリハするから見に来てよ」とか言ってお互いの部屋を行き来して、演奏してるの見たり、それこそたくさん友達が遊びに来てる時なんかは、30畳もあるからスタジオライブみたいになったり、俺たちはソファも冷蔵庫もゲームも一通りのものを揃えてたのでリハの後そのままパーティーして泊まって帰ったり。他の部屋のバンドで当時はまだ違法だった植物を育ててるやつもいた…

日本にもこういう場所あったらスゲェいいよね
青春そのものすぎるでしょ
アメリカのバンドそりゃ演奏もパーティーも上手なわけだよ。永遠にウダウダできるからメンバー集まって曲もいっぱい作り放題だし

日本はわざわざ高い金払ってスタジオを時間貸りしないといけないし、スタジオにはロビーがあるけどデカい音鳴らして長時間ウダウダできるわけじゃないし

まぁ俺はパッとやってパッと解散して帰宅したいタイプなので、日本式も好きだけどね

アメリカはこんな感じで日々音楽活動してます!って話でした

次回からはこの「アメリカでデスメタルをする話」
・ライブの話
・どうやってバンドに入ったかの話
・アメリカのバンドは、バンド内でとにかくよく揉める話
・ツアー中の出来事
・人種差別の話
とかを順々にしていければと思います




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