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可児滞在録①

可児に着くまで
東京から名古屋まで新幹線で、そこから名鉄線に乗り換えて1時間くらい電車に揺られて可児市入り。名古屋駅からじわじわと座組みのメンバーが合流し始める。でっっっっかいスーツケースを引いた人たちがちょっとずつ集まっていく感じ、なんかかわいかった。乗り換えはけっこう難しくて、一人だったら絶対指定された駅に時間通りにたどり着けなかったと思うので、ここでみんなに会えてよかった。

alaという劇場
顔合わせのあと劇場を案内してもらった。すっごく綺麗で、とにかく、夢!って感じの劇場だった。入り口前に広い芝生があって、子どもが遊んでたり中高生がたむろってたりする。開放感のあるロビー、机とかソファがあって、土日はけっこう人がいる。芸術関連の書籍とか絵本もおいてある。トイレのそばに授乳用のスペース。レストラン兼カフェが併設されてて、ここも賑わってる。美味しい。かなり量が多い笑。劇場が"人が集まる場所"として機能してて、素敵だなあと思った。

ロビーにでっかいタペストリーが飾ってあって嬉しくなった

主劇場と小劇場があって、「フートボールの時間」が上演されるのは小劇場。客席は300くらい。天井が高くて椅子がふかふか。ホームページの写真見てもらうと分かり良いんだけど、サイドの客席が斜めになってて、プロセニアムなんだけど舞台をちょっと囲むみたいになってる。席が横の方でもきっと首が痛くならない!あとタタキ場があって、ここで作ったものをスムースに劇場に搬入できるようになってる。夢じゃん…。案内していただいた時は市民サポーターの方がロビーの飾りを作ってくださってた。

市民サポーターさんたち
「フートボールの時間」は、ala collectionシリーズという、alaが毎年やってる滞在制作のプログラムとして上演されるのだけど、劇場のスタッフさんだけでなく、「市民サポーター」の皆さんがケータリング、稽古場の整備、広報周りのことなど滞在制作の色々をサポートしてくださっている。市民サポーターの皆さんの存在は本当にありがたいし、こんな風に創作と町が繋がっていけるのはとても意味のあることだと思う。

市民サポーターさんが作ってくれたおすすめのお店リストがあって、休みの日にちょっとまわった。

ruck cafeのスフレパンケーキ。色々行きたいけどここ通い詰めてしまいそう。
前島製パンのパン。ここもぜんぜん毎日行きたい。

ご飯屋さんとかカフェだけじゃなくてスーパーなんかも載せてくれててめちゃくちゃ助かってる。余裕ができてきたら観光スポットとかも行きたいな。

初演の映像
alaには映像シアターというちっちゃい映画館みたいなお部屋があって(ここもすごいよかった)初演の映像を見せていただいた。恥ずかしながら高校演劇を初めて見たのだけど、とにかく真っ直ぐで、パワフルで、60分間ずっと眩しかった。女性解放というテーマや、サッカーというモチーフが高校生たちのエネルギーと合わさって、観る人の心に訴えかける力をすごく感じた。あまり演劇や映画を見て泣かないんだけど、なんか、ボロボロと泣いてしまった。色んな人に愛される理由が分かると思った。私たちの上演はお客さん達にどううつるんだろう。プレッシャーもあるし、楽しみでもある。

稽古場
劇場の稽古場で稽古してる。天井が高い。広い!初日にすでに簡単なセットが組まれてて、先週の日曜からは建て込みもされてソファやら机やらは本番と同じものを使ってる。ずっと実寸で稽古できるだけでわたしゃ泣きそうなのに、、、段差とか大道具とか、本番と同じ条件でやれる。ありがたすぎる。

振り付け稽古
稽古序盤の方で2日間、振り付けの熊谷さんが来てくださってオープニングのダンスを作った。また別のシーンでもダンスがあるらしい。私はダンスもスポーツもあんまり得意じゃなくて、どうも不恰好になっちゃうんだけど、でも熊谷さんの振り付けは楽しかったな。日常の動きとダンスと演劇の境界をゆくような、初めての感覚。次の振り付け稽古も楽しみ。次の日はバッチリ筋肉痛になりました笑。

方言指導
香川は丸亀の話なので、セリフが讃岐弁。こないだ方言指導の中越さんが稽古場に来てくださって、あと録音もまめに送ってくださってて、讃岐弁を叩き込んでる。私はルーツが長崎で、あと直近で関西弁の芝居をやったりしたので結構頭の中がごっちゃごっちゃになってる。でもその土地独特の言葉って、愛おしいし、大事に取り扱いたいなと思う、ので、頑張る…!

まだまだ書きたいことあるけどけっこう長くなってきたのでこの辺で!近いうちに②も書きたいな、、、近いうちに、、、
お稽古がんばってるしすっごく素敵な作品になりそうなので、たくさんの人が見にきてくれたら嬉しい!

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