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新満漢全席を開きました

横浜中華街にある大珍樓(大珍楼)さんで「新満漢全席」の宴を開いてきました。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで参加してくださった友人のみなさん、何も分からない初心者に丁寧に教えてくださった支配人さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。

大珍樓さんのX(旧Twitter)によると満漢全席のお席は久しぶりだったそうなので、思い切って満漢全席の主催にチャレンジする人が増えたらいいな! というレポです。

始まるまでドキドキでしたが、金額・企画の労力以上の価値がある最高の宴会でした。
満漢全席に興味を持ちnoteをご覧になった方、とにかく胃袋が若いうちに開催しましょう。

どうすれば満漢全席ができるの?

一番重要な箇所ですが、特別なコネクションや知識は必要ありません。
大珍樓さんのサイトにお問い合わせフォームがありますので、現在の開催条件を確認しましょう。

2023年11月現在は以下の記載。

こちらは完全にオーダーメイドのコースになります。

最高の中華料理の宴を体感してみたいというお客様は、ある程度まとまった人数とご希望の日程(2ヶ月以上の日程が必要です)を決めて、「お問い合わせ」からご相談ください。

お一人様最低5万円(税別)からの実施となります。

https://daichin.co.jp/menu-of-daichinrou/

今回は、最低10人・最低5万円(税別)からでした。
(過去の開催レポを調べると最低8人・最低3万円~と書かれたものもありますが、食材の調達コスト等の変化もあり条件が変わっているようです。
この記事も古くなったら参考にしないように。)

というわけで、10名以上の仲間を集めて2~4ヶ月先の日程を調整をしたら、大珍樓さんのメールフォームからご相談。

今回は、だいたい4ヶ月前から相談を始めて、対面でのお打合せとメールを何往復かして以下を決めました。

  • 日時

  • 人数
    ⇒5階の特別室をギリギリ使える人数に。

  • メニュー
    ⇒会長が作成してくださいます。リクエストもできます。今回は初心者で右も左もわからなかったため「満漢全席らしい満漢全席」をお願いしました。
    なお、甲殻類アレルギー対応はメニューとの兼ね合いから困難、魚卵アレルギー対応可でした。

  • 予算と時間
    ⇒メニューと宴会時間を見て、飲み放題と持込料込みの税抜8万円・5時間になりました。数ヶ月分の食費ですが、妥協で一生後悔するより傷は浅い。

当日の様子

15分前ごろ入店。
持込みの飲み物は5階特別室で店員さんにお渡しします。

円卓が2卓あり、外には仔豚の丸焼きの準備がされていました。

メニューはウェルカム点心2皿、小鉢が8皿、メインディッシュが10皿、デザート4種+フルーツ盛り合わせ。それと、ドライフルーツ8種が自由につまめる状態になっていました。

お料理の写真は参加者のX(旧・Twitter)をご覧ください。

ウェルカム点心から既にメインディッシュ並で、小鉢も見た目は知ってるけれど全く知らない味、メインディッシュにいたってはもはや何が何だか分からないけどただひたすら美味しい!
過去の新満漢全席の写真はかなり見ていましたが、実際に食べてみたら写真の何十倍も美味しすぎて、もはや私の乏しい語彙力では言い表せず、5時間ひたすら美味しい美味しいと言い続けて胃袋の限界まで食べ尽くしました。

飲み物の持込みについて

お打合せの際に、支配人さんから「他の宴席では高価なお茶や白酒の持込みがある」と教えていただきました。
なので、中華街の中国茶のお店をいくつか回り最終的に緑苑さんで優しい店員さんに「豪華な宴席にふさわしくて最初から最後まで飲み続けられるお茶を、20名・5時間分」を見繕っていただきました。

選んでいただいた安渓鉄観音(特級)は烏龍茶の概念が変わるくらい美味しくて、このまま中国茶の沼に落ちていきそうです。

その他に、様々ご助力いただいた先輩から汾酒とウズベキスタンのお茶を、先輩の美食仲間からブラジルのカシャッサを、ワイン愛好家の方から肉に合わせた貴腐ワインをいただきました。

さいごに

もう一度書きますが、特別なコネクションや知識は必要ありません。
ある程度まとまった人数を集めて日程を決めて相談すれば、誰でも至高の宮廷料理を体験できます。

一生に一度は、満漢全席いかがでしょうか?

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