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【衆議院選挙2021】辻元清美が今伝えたいこと(全文)


初当選から25年が経ちました

辻元清美です。初当選から25年経ちました。

まずみなさまに、この25年間、女性が圧倒的に少ない国会、送り続けていただいたこと。心から感謝申し上げたいと思います。

辻元の政治のモットー

私の政治のモットーは「みんなが食べていけるようにする」、そして「戦争だけは絶対せーへん」、この2つなんです。

誰もが食べていける社会を
なぜかと言いますと、私は商売人の娘で小さい時に、子供の時に10回ぐらい引っ越しして、小学校も4回転校してます。
その3回目に今の地元、高槻の如是小学校に通ってたんです。
そんな経験からやっぱり、食べていくのにめっちゃくちゃしんどかったんですよ。ですから、みんな食べていけるようにしたい、そう思うんです。

戦争は絶対にアカン
そして2つ目、戦争アカン。父方のおじいちゃん戦死してます。母のお母さんも戦争の時に亡くなったんです。母は大阪大空襲、裸足で逃げた言うてます。戦争だけはやっぱり絶対アカン。それをささへんのが政治の役割、こう思てきました。

国際NGOでの経験
大学2年生の時に仲間と一緒に、ピースボート立ち上げました。過去の戦争を見つめ、未来の平和をつくる。みんなが主役で船を出す。船で世界各地、国際交流とか援助活動とかしてきたんですね。

政治家としてのこれまで

土井たか子さんとの出会い 25年前政治家としてスタート 
1996年、土井たか子さんに、ちょうど10月秋です。今頃ですわ。「清美さん立候補しませんか」と声を掛けられたんです。
土井さんは当時「市民との絆」、これがスローガンでした。市民活動やってきた。そして国際交流やってきた。そんな人、国会に入れたい。そして女性議員、圧倒的に少ない。女性議員増やしたい。そして土井さんは憲法9条を守りたい。だからやってと声を掛けられて、ちょうど25年前の10月2日。
翌日に即断即決でやりますと決めて、そして20日後。当選したんですね。 そして今日に至っております。

議員1年生時代の学び 保守本流からも政治を学ぶ
私はその時、自社さ政権という自民党、社民党、さきがけと政権を組むというところから1年生スタートしました。当時、総理大臣 橋本龍太郎さんで加藤紘一さんとかそれから山崎拓さんとか野中広務さん、土井さんだけではなく、自民党の保守本流の人たちからも政治のイロハを叩き込まれた議員なんです。

もう一つの政治のポリシー 良いことは党を超えて賛成

そんな中でもう1つの私の政治のポリシーは、良いことは党を超えて賛成。おかしなことには徹底的に立ち向かう。これなんです。

でもね辻元は反対ばっかり言うてるやんかとか、いつも怒ってる言われる。
これ実は本人一番嫌なんですね。そんなことないんですよ。
テレビでですね、まあ「総理 総理 総理」言うてるとこばっかり撮られるからですね、今でも映されるから、いつもあんなんかなって。
あれたった15秒ぐらいの出来事なんですよね。実は超党派の議員といろんな法案とか政策を実現してきました。

超党派で作ったNPO法
まず1年生の時にNPO法というのを作ったんです。これは今、日本中に5万団体ぐらいのNPOができてます。
そのもとの法律を作った。社会変わりました。

被災者生活再建支援法
そして。被災者生活再建支援法。これは阪神淡路大震災の被災者のみなさんと一緒に、現金給付、家無くしたとか潰れたいう人にできるような法律。日本で初めて作った。これも超党派の議員で実現をしました。

超党派の女性議員で法律を作る
またDV防止法とか児童虐待防止法。これ超党派の女性議員で作ったんです

国土交通副大臣を務める
国土交通副大臣も務めました。その時はリーマンショックの後で、えらい経済落ち込んでたんですね。私さっき商売人の娘言いましたけど、実は経済に一番こだわってるんです。
みんな食べていけるようにするには、国が金儲けせなあかんと思ってるんですね。

関空と伊丹の黒字化を達成
関西の経済の底上げもせなアカン思ってたんですけれども、当時関空が大赤字やった。この関空と伊丹を経営統合する道筋を付けて、黒字化も達成したんですね。

国境警備の整備
さらに戦争アカン言うだけではあきません。国境警備をしっかりせないかんということで、日本最大級の国境警備の巡視艇あきつしま、これの建造に着手も当時いたしました。尖閣諸島など今も守っています。

総理大臣補佐官として震災陣頭指揮
その後、東日本大震災の時には、総理大臣補佐官。官邸で働いてました。被災者のご支援、100万人のボランティアのみなさんと、また自衛隊も一緒にですね、支援した。その陣頭指揮をとったんです。

危機に強い政治家
その経験からですね、今も気候変動による大洪水なんかもあります。またコロナのような感染症広がっています。

危機管理庁を超党派に呼びかけ
パンデミックこれらに対応するように、今は危機管理庁をきちんと作らなあかん。これ目指して超党派の議員に呼び掛けて活動をしてるんです。

反対ばかりではありません
だからね、反対ばっかりと違って、しっかり仕事してきたんやでと、
ちょっと理解してほしいなと思ってるんです。

おかしなことには立ち向かう 歴代総理11人と論戦

しかしですね、おかしなことには徹底的に立ち向かってきました。
歴代11人の総理大臣と議論してきた。一番回数多いのが私や思います。これはたとえ権力者であろうが、おかしなことはおかしいと誰かはっきり言わへんかったら、言論の府が成り立ちません。今ね忖度政治とか言われてるでしょう。

自民党の議員、言うたら悪いけれども、総理大臣とかね派閥の親分の顔色ばかり見てね。右言うたらみんな右に行くんです。ですから私が言わんで誰が言うぐらいですね、おかしなことには、はっきり発言をした。
けど、こんな議員やっぱり国会には必要やと思ってます。

コロナの危機を乗り切るために 良いことは党を超えて賛成
病院の拡充とか、保健所をもっと作るとか国産の治療薬作るとか。そういう事は党を超えて、良いことはみんな賛成。そして進めていく。
しかし危機の時だからこそ、おかしなことには立ち向かう。
この姿勢でこれからも活動を続けていきたいと思っています。

成し遂げたい3つのこと

私、今後3つのこと成し遂げなあかん思っています。
1つ目、格差の解消。そして2つ目は、多様な人が多様な生き方できる社会。3つ目は気候変動、温暖化を克服する。この3つなんですね。

格差解消
どんどん格差広がってますよ。コロナでさらにしんどい人はしんどくなっていく。また一方儲ける人は儲ける。これですね。やっぱりちょっと縮めていかなアカン思います。

そのためには、自民党に絶対出来へんことがあるんです。それは富裕層のみなさん。もうちょっと税金払ってと、自民党は絶対によう言いません。口で格差の解消言うてても。

これアメリカなんかでもですね、富裕層は増税。それをしんどい人たちの支援に回す、やってるじゃないですか。これやりたいんですよ。
そして具体的には2年間コロナから経済を再生するまでの間、消費税を5%に減税して、景気回復に弾みを付けていきたいと思ってるんです。

女性も力を発揮できる社会へ LGBTQ差別解消へ
経済や社会を強くするためにはジェンダー平等、必要や思ってます。女性も力、発揮します。しやすい社会を作る。
そしてLGBTQ差別解消せなあきません。そして結婚平等法も作りたい。愛する人、誰とでも結婚できる社会、実現したいと思っています。

温暖化 気候変動対策
そして温暖化対策。これはCO2を出さないために、再生可能エネルギー、日本のトップセールス成長産業に伸ばし、それと原発ゼロ。両輪で進めてこそ温暖化対策になります。これを進めてまいりたいと思っております。

危機に立ち向かいます
このコロナ 、そして災害などの危機に立ち向かうために、私はこの25年の経験と知恵を振り絞って、しっかり仕事をしてまいりたいと思っています。

高槻・島本、日本のみなさまと共に 辻元の覚悟

議員辞職した過ち
けど、この25年間には大きな間違いもありました。議員辞職もしてるんです。私ほんまになんてアホやったんやろと。辞職した後、社会的に復活できない思いました。

高槻・島本、日本のみなさまと共に 辻本の覚悟
しかし地元 高槻・島本、そして日本中の人から、辻元もう一回やれよって声かけていただいて、今日があるんです。
ですから私は、その時から全てのみなさん、そして地元 高槻・島本のみなさん、喜びや悲しみを分かち合って、一緒に生きていく。みんなが良くなるように仕事していくと覚悟を決めているんです。

全ての人の命と暮らしを守ります
それでもね「辻元清美は大嫌いや」言う人もいてはる思います。でも、このコロナの危機の時代。「辻元清美は大嫌いや」と言う人も含めて、全ての人の命と暮らしを守るのが政治家の使命、私の使命だと思い、これからもがんばっていきたいと思っています。
どうぞ皆さん、こんな辻元清美です。しっかり働きます。よろしくお願いをいたします。
最後まで聞いていただいて、ありがとうございました。


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