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型どおりにすることの難しさ

2020年度のXデザイン学校も、はや3回目の講座。ビジネスインタビューである。

「自分が考えていることなんて大体浅はかで間違っていると思え」とは浅野先生らしい表現で、こういうマインドを伝えていただけるのが、Xデザイン学校で学ぶ価値だなと改めて感じる。見聞きした知識だけではなく、事実を積み重ねて分析すること、それが自分の考えになる、とは本当にその通りと思うし、肝に命じていきたい。

インタビューの「型」と心構えを確認してから演習へ。ここはまだまだ事実を積み重ねる段階である。
仮説を含めず、事実を確認していく問いかけは意外と難しい。ビジネスモデルの要素を順に確認し、環境変化をどう捉え、どんな対策を考えているのか素直に聞けば良いだけなんだろうが、ウィズコロナ時代の生活事業を考えるという大テーマがチラついて、どうしても仮説をもって質問したくなるし、答えを聞いても、頭ん中で仮説がグルグルしてしまう。どれもこれも浅はかな仮説なのだが・・。

今回は、インタビューされる側の役にもついた。自社のことを喋るのは慣れてはいるのだが、課題が何かというところはちゃんと答えられなかったなあと。企業レベルか、事業レベルか、はたまた自部門組織レベルか。課題となると、戦術レベルのことを話してしまったと思う。ビジネスインタビューの難しさはビジョン・戦略・戦術を1人で全部話せる人がいないという話があった。質問の仕方だけでなく、誰に質問をするか、ということも同じくらい大事なことと理解できた。インタビューをセットする際には、目的と対象をよく擦り合わせておかないといけない。

そして、インタビュー結果をビジネスモデルに整理したところで、ウィズコロナ時代のビジネスをブレストした。
私たちのチームでは、顧客価値と顧客を固定して、アイデア出しをしてみた。今思えば、顧客を固定する必要はなかったかもしれない。誰を顧客にするかでマネタイズの仕方も変わってくるから。
何種類かの方向性がでたが、ここで選択に困ってしまった。自分たちはウィズコロナ時代にどんなことをやりたいのか、チームのビジョンを決めていなかったからだと思う。面白そうなもの、で投票して決めたが、方向性はビジョンで決まるもの。ビジョンから始めるって、何度も聞いてるではないか。次回までにここの意識合わせも含めてチームで準備しておきたい。

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