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【沖縄】山歩きの魅力、初体験~伊部岳~【場所】

こんにちは。キヨリンドです。
2021年5月28日現在勤務させていただいております辺戸岬観光案内所は本日も平常通り10:00~17:00で開所致しております。
2F「ふしくぶカフェ」は休業中となっております。ご不便おかけいたします。

「アーユルヴェーダを日常に取り入れ自然界と調和する」試みをしております。ご興味ございましたらこちらもどうぞよろしくお願い致します。

さて!先日、辺戸(ヘド)集落のスーパーハイスペックイケオジの平良さんにガイドをして頂き沖縄県国頭郡国頭村安田にあります「伊部岳」に行って参りました。
昨日の記事に少し書きましたが、伊部岳はかつて「実弾射撃阻止大会」が開かれました。

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少し長いですが引用させて頂きます。

1970年(昭和45年)12月22日、国頭村長あてに伊部岳を中心とした北部訓練場内に実弾射撃訓練場を設置することを琉球政府を通して電話通告してきた。26日に国頭村議会は即、抗議決議を採択し演習阻止を明確に宣言した。同日に安田区では演習場設置反対評議会を結成し、住民ぐるみで動員体制を整えた。午後には米海兵隊か一日から射撃演習をはじめるとの情報を村に伝え、緊迫する中で30日を迎えた。 国頭村字安田 ・安波 ・楚洲 の3集落では小中学生も阻止行動に参加した一方、着弾地点には、子供、高齢者を除き最大動員して座り込み、抗議・阻止の旗を掲け、火を焚き、煙の合図で強固な阻止体制が完了したことを告げた。 31日を迎えた。国頭村長を先頭に村民はじめ、支援団体約600人が発射地点近くで実弾射撃阻止大会を開き、着弾地点の北側に70人、南側に200人の行動隊が座り込み実力阻止、有刺鉄線を乗り越えて発射地点に突入、大混乱の中で、重軽傷者を出しながら体を張って米軍権力に対抗して阻止実現。(中略) 持ち込んた砲弾はヘリで持ち帰り、米軍は正式に実弾射撃演習の中止を発表した。こうした決死の思いで村民、県民の生命、財産をはじめ、豊かな自然、水資源、ヤンバルクイナやノグチゲラなどの貴重な動植物を守ることができた。「森と水とやすらぎの里」といわれる山原の自然を守り育てようとした先人達の偉業を、伊部岳実弾射撃演習阻止闘争碑の存在を通して、平和、命の大切さを学習し、後世に語り継ぐために、この地に伊部岳実弾射撃演習阻止開争碑を設置した。
引用:ウィキペディア「北部訓練場」

地元の方に、「みんなで腕を組んで並んで座り込みした。」と伺いました。重傷者が出ていたとは存じませんでした、、、
そのように大切に大切にされてきた伊部岳。心して散策させて頂きます!

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◆どこにあるの?

辺戸岬から車で30分程の場所にございます。58号線を左に真っすぐ。奥集落からは県道70号線になります。

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◆入口

伊部岳にはヤンバルクイナ、アカヒゲ、アカショウビン、ノグチゲラ、ケナガネズミetc、、、沢山の生物が住んでいます。

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そうそう、ペットを山に捨てていく人がいるそうです、、、

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1度家族に向かえたならば最後まで共に過ごして頂きたいですね、、、

◆お花

ノボタン

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オアノクマタケラン

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アオノクマタケランの葉と月桃の葉はとても良く似ていますが、月桃のように豊富なアロマはないので、国頭の年配の方は料理にはアオノクマタケランを使う方が多いそうです。お花の形状は全く違いますね。
ちなみに月桃はこちら↓(伊部岳には月桃はありません。)

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◆沢

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◆藍染め染料作りの壺

物凄く見えづらくて申し訳ございません。中央右寄りに藍染め染料作りをしていたという窪みがあるのですが汗。
まず灰を入れてそれから琉球藍をいれて発酵させ沈殿したものが染料になるそうで、壺に入れて販売していたそうです。運び出すのも大変だったでしょうね。
↓ガイドの平良さんと見えづらい窪み。

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◆植林されたのあと

クスノキが何本か植林されており、樟脳採集用に植林されたとのこと。
運ぶの大変ですよね。どうやって運んだのだろう、、、
国頭村のお隣の大宜味村(おおぎみそん)にある旧大宜味村役場は、樟脳販売の収益で建てることが出来たとのこと!!実は日本最古のコンクリート建造物とのことで、なぜ全国的に注目されていないのか疑問ですね、、、

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◆樹齢300年以上のウラジロガシ

ちょうど折り返し付近にある樹齢300年以上のウラジロガシ。
沖縄北部の地形は亜熱帯カルスト地形なので地表は岩です。そうすると「板根」と言う板のような形状の根の形になるのですが、こちらも若干の板根ぽさがみられるような見られないような(どっち)
実際の板根はもっともっとうすべったいです。
バリ島の山のほうにある巨大なバンヤンツリーに似ているなと思いました。

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こちらで平良さんが持ってきてくださった冷たいカラキ茶とサーターアンダギーを頂きながら一休み。

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◆リュウキュウヤマガメ

はじめましてのリュウキュウヤマガメ。沖縄諸島の中でも沖縄本土、渡嘉敷島、久米島だけに生息しており、1975年には国の天然記念物に指定されています。

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お顔は見れませんでした。(天然記念物は触れるのもNG)

◆炭焼き窯

炭を作っていた窯。遺跡のようですね。戦時中は薪で火を炊くと煙が上がり的に居場所が分かってしまうため、炭で火を起こすのに沢山炭が作られていたそうです。特に軍人用だったとのこと。

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◆いや、森林公園でも迷った私からすれば、、、

伊部岳散策中、このようなPOPを数枚見かけました。

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「え、そっち?!?!?こちらの道ではないのですか?!?!」ということが多々ありました。藍染め、炭作り共に職人は伊部岳内に居住していたために道が複数あるとのこと。私は全く山登りをしないので、伊部岳がどの程度の難易度かわからないのですが、「単独で歩いたら帰ってこれない100%」と、私的には感じました。

以上で伊部岳散策は終了です!平良さん、ありがとうございました!
(現在、頂上まではいくことが出来なくなっています。)

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◆まとめ

わたくしキヨリンド、、、山歩きが大の大の苦手でして、、、笑。
意味が全然分からなかったのです。楽しさの意味が。笑。
しかし、今回で2度目になる平良さんのガイドにおかげさまで「なるほど!草木や動物の名前や歴史的な跡などを知ることが出来るとこんなに面白いのか!」と、まさに山の楽しさ初体験でございました。
国頭村には与那覇岳伊部岳などの散策可能な山がございます。
平良さんのほかにも認定ガイドさんは沢山いらっしゃるので、ぜひ国頭村にいらっしゃる際は海も山も楽しんでお帰り頂けたらと思います!
ガイドの皆様の情報はこちらです!


平良さんのツアーは辺戸岬観光案内所のHPからも予約可能です。

または、辺戸岬観光案内所にお電話くださっても結構ですよ!

最後までお読みくださりありがとうございました。スキ、コメント、フォロー、励みになります。有難うございます。

キヨリンドでした。







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