のらこが帰ってきません

こんな寒い日に限って朝からいないのらこ

どこへ行ってしまったのでしょうか。

とても心配しています。

今日は、この冬はじめての寒さと思います。

午前には、白っぽいものがチラチラ舞っていました。

雪になる手前のものでしょう。

それだけ、冷えているのです。

のらこはどこへ行ってしまったのか

車に跳ねられていないか心配になりました。

または、どこかのお家に上がり込んで

ちゃっかりしているのでしょうか。

いつもなら、顔出してもおかしくないですから。

今日は異変なのです。

おばぁちゃんと夕ご飯にしました

心配だと言ってもしょうもありません。

人間の子供だったら夕ご飯食べましょうか

なんて言ってる場合じゃないですよ。

いままでも、何度かこうして帰ってこないことあったねと。

言いながら、ごはん食べとようとしていた。

今夜はお刺身なのです

今夜はお刺身だね。

豪勢だね、なんておばあちゃんとお話していました。

すると。

何だか動く影が見えたのです。

ひょいと見てみると。

にゃーんだ！

のらこじゃんか。

なんでここにいるんだ？

不思議でした。

どこから来たのか不思議だったよ。

玄関も、勝手口も開けてはありません。

寒いんだから、開いてるわけないですよ。

人間の食べるお刺身をひとつ

のらこに食べさせてやったおやじさん。

こころ優しいのですおやじさん。

のらこは、夢中で食べていました。

モニャムニャ言いながらのらこ。

二切れ大サービスしちゃいましたおやじさん。

とってもこころ温かいおやじさんだったのです。

食べ終わったのらこは、

舌ベロを、ぺろんぺろんしながら

ムニャぁーとか、なんとか鳴いて満足そうだったよ。

良かった良かった。

帰ってきたのらこ

おばあちゃんと二人して、

心配ごとが取れて喜んでいたおやじさんです。

多分二階の出窓に一日中いたんだろうね

西日が当たる出窓が二階にあったんだ。

そこへは、あまり行かないです僕は。

そこしか考えられないです。

とりあえず、帰ってきてよかったのらこだった

帰ってきたのらこの巻き

最後まで読んで下さり

そんなあなたに感謝します。

こころ温まるお話になったでしょうか。

まぁお気楽にお話聞いてくださいませませ。

寒い日が続きます。

お身体ご自愛ください。

のんびりきよし

プラスのらこ