せきらら
衝動とともに、手描きだけです。
感情をとりもどす。憤り。
隙間を探すのではない。超越のみ。
天と思しき正体は過去にあり、過去を見つめたことの無い者は我が物顔。彼らは、僕を正方形に憧れさせた。僕はせめて四角になろうと盲目になった。誰もが四角になっていた。大量生産された僕たちは、需要がないことを土壇場で知る。行き場のない僕たちは、必死で形を変え始めるんだ。
死を選んだならば、言う通りにできるだろう。
ならば、出していこう!そうすれば、彩りだって増えるんだ。
完璧主義なんてそんな傲った存在にはなりたくない。永遠に未完成なんだ。永遠に。
批判だけにとどめるとは。
専門外なんて言葉はない
近づくと離れているのを感じる。近づけば近づくほど増していく。
黒い絵の具だけ持っていた。 キャンバスも何もない。 あたりは暗闇。描いているのか、描かされているのか、或は描いていないのか、また、描いているようなのか。 黒い絵の具は何も語りやしない。 そう思った。 暗闇の中、ある日、画家に出会った。 彼は暗闇の中なのに、生き生きと絵を描いているようだ。 彼と彼の描く先が気になった。 彼も、彼の絵も、見えないのに、 彼が生き生きと絵を描いているところがみえた。 彼と話をしたんだ。彼は暗闇をみていない。 隣にいるのに、彼は