手を描く

みずいろ絵画教室の生徒さん募集中!来月よりスタートいたします。

▶︎▶︎ご参加は こちら より受け付けております!

参考写真として、僕の絵画教室時代や美術部時代の絵が新たに掲載されました。(最後の方は今の作品も入ってますが...)学生時代の昔の絵を見返すと、あの頃は本当に楽しく絵を描いていたのだなあと思います。どの絵のことも思い出せます。

絵画教室の第一回目のテーマは「自分の手を描く」です。(7/5(火)16:00〜18:00 or 19:00〜21:00、場所は京都・出町柳の GACCOH さん)

僕は中高生の頃よく自分の手を描いていました。当時の僕はただ何かが描きたくて、でも何を描けば良いかわからない、そんな悶々とした青少年でした。だから手っ取り早く一番身近に描けるモチーフとして、自分の手をたくさん描いていました。

小学生の頃から持っていたスケッチブックに描いています。(マルマンのクロッキー帳、紙がペラペラで気楽にどんどん描けるのが良い)主に描いてたのはキャラクターや人物ですが、10枚に1枚くらいの頻度で手を描いたものが出てきます。おそらく何も描くものが思いつかなかった時に手を描いていたのだと思います。

よく使っていたのはやはり鉛筆ですが、途中からペンを多用することも増えます。鉛筆だと消せるし強弱に頼るところがあるけど、ペンだと消せない均一な線になる。やり方を変えて、限定された中でシルエットを決めていくのはスリルがあって楽しかった。あとはパステルもたまに使いました。描くときは当たり前ですが見て描きます。見て描かないと、全く描けないくらい手は難しくて。いつも見慣れているはずのものなんですが。

見て描いてるから、左手の絵ばかりになってしまうんですよね。時々無理して右手を描こうとしてますが大体途中で止めてます。左利きの人は右手を描けるので羨ましいですね。あとは構図も大体同じになってしまいます。出来るだけ色んなポーズを取らせて描いてますが、被ってるのも多いです。

手を描くときに意識していたこと。色々今になって思いますが、くっついている感じ、だったり、指が動く感じ、体と繋がっている感じ、だったり。難しいのは、シルエットを取るだけではその中身のある感じが出ないところ。例えば紙の上に手を置いて側をなぞって写して描いてみる。正確にシルエットが取れたはずなのに、出来た絵は手の指がくっついてる感じ、動く感じ、重さとか中身が詰まった感じがしない。印象派が見逃して、セザンヌが追求していたことはそういうことだって、マティスの本を見て分かりました。

まだまだ昔描いてた手の絵は探せば出てきますがこの辺で。最近僕もよく手を描いています。あんまり"上手さ"みたいなことは当時から成長してないな...と思います。僕の手も昔からあんまり変わってない気がするなあ。。

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