絵画教室スタートしてます。

みずいろ絵画教室が今月よりスタートです。出町柳のGACCOHさんで、毎週火曜日、絵を描いています。

7月は生徒さん募集のお試し期間!今月は全授業無料です。絵が好きな方も、あんまり得意じゃない方も、どなたでも大歓迎!みんなで楽しく絵を描きましょう。気になる方は下記ページをチェックしてみてください。

HP ▶︎ http://www.gaccoh.jp/?page_id=7141
facebook ▶︎ https://facebook.com/painting.class.mizuiro/

初回の昨日は「自分の手を描く」でした。

右手にペンを持ち、反対の手はポーズを取らせて、観察して紙に描いていきます。ペンというのがミソです。ぺんてるのサインペン。紙はつるつるのカラーペーパー。するするインクが滑ります。紙の上をペンが走るいい音が響いていましたね。"書き"やすいのがサインペンの良さ。もう一つペンの良いところは、間違っても消せないから、自分の絵に諦めがつくというところです。間違ったらそのまま進めてみるも良し、違う紙に描き直してみるのも良し。ミスだって自分にしか描けない姿、楽しんで欲しいのです。

そして描くもの、モチーフは"手"です。手はやっぱり難しいのです。表情があるし、動きますから。しかも"自分の"手なのです。いつも動かしている自分の手、相棒。気持ちよく描けると嬉しいし、うまく描けないと悔しいものです。なかなか最初は皆さん苦戦されてましたが、苦戦するのもいいじゃないですか。自分の手なんですから。いつでも、どこでも、リベンジできます。そんな親しみが自分の手を描くときにはあります。

描く度に手の実感そのものに近づいていけるはず。見た目ではない、頭の中で完成するいつもの手の姿へ。でも描き続けたら、それゃ疲れます。疲れたら休みましょう。自分のペースで描くのが大事です。テンションが切れたら、もう同じ手ではなくなります。なにより、いい気分で描くこと。これが一番大事です。

途中、僕が絵について思いついたことを話しました。描いてると不思議に思うこと、考えてしまうことはどんどん話して欲しいですね。難しいこと、簡単なこと、なんでもいいです。

溜まった絵はファイリングして画集にしました。

表紙は手の絵…?ですがこれは、見て描いたものではありません。紙の上に手を置いて、側をなぞって出来た形です。正確な手のシルエットではありますが、この絵には手の実感がありません。描き込まれていません。手の実感とは、手の厚み、肉感、温度、いろんな方向へ指が動いたり、体とつながっているというイメージのことです。このシルエットを見て僕らがこれを手だと思うのは、頭の中でそういう手の実感、イメージを思い描いているからです。

他方、自分で実際に手を見て描いた絵には、手の実感そのものが取り出されています。だから絵はただシルエットではなく、展開図のようなものなのです。、、、と、いうようなお話も少しさせて頂きました。(ピカソの絵は実感を展開していったようなもの。マンガの鼻はみんな横を向いている、正面化。ピカソの絵はみんな正面を向いている。などなど、、ピカソの話は出なかったけど。)

絵の話は尽きません。深入りすると混乱させてしまいそうです。。僕自身も。。でもそんなことをちょっと頭の片隅に置いていただくと、絵を描く気持ちがピリッとして変わってくるはずです。

写真は僕の絵ですが、紙の裏表両面に絵を描いています。ページをめくるともう立派な作品集です。どの方の作品集も、本当に個性的でしたね。ぜひ大事にされて欲しいです。自分の絵をファイリングする、ことも僕は好きです。記録になるし、見返せる。アルバムのようなものです。作品とはそういうものかもしれない。教室では、毎回絵を何かの形にして持ち帰ってもらえるようにしていきます。絵を入れる大き目のトートバッグなんかがあると良いですね。

さて、次はどんな授業にしましょう。。来週12日火曜の第2回は、「石を描く」です。鴨川で僕がいい石を拾ってきますので、それを題材に絵を描きましょう。今度は絵の具も使ってみます。たのしみです。

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