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JUST DO IT.

クリスマスに個展をします。

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2018年にフィンセント・ファン・ゴッホに感銘を受けスタートした油絵制作の一つの終着点を展示します。
キャンバスの上で塑像された自画像は、次第に質料を増し、色彩のベールを脱ぎ、絵肌を露わにしました。
肖像は巨大化し、油絵の具という身体が立ちました。
ぜひご高覧ください。

以上展覧会についてです。

今回の個展は、初めて僕の意志でやります。
って、個展だから当たり前やん、って話なんですが、というのも、個展は何回かしているのだけど、これまでは企画を頂いて行ってきたものがほとんどでした。その都度どんな展覧会にするか、ギャラリーや企画者の方と相談しながら一緒に取り組んできました。全て経緯も作品も異なる内容ですし、結果はどうあれ、全部思い出深い展覧会です。思い返せば、適当にやったものって無いなぁ。(適当にやれるくらいになりたいんだけど。)

はっきり言うと、今までは機会になんとなく恵まれていたわけです。それが色んな影響で無くなってきて、ここ数年は、閉じこもって制作だけはしていました。最後にやったのが2018年の夏だから、2年以上発表していない。その時から閉じこもってるけど、しぶとく描いてました。

どんな心境で描いてたか、当時の気持ち。↓

なんにも目先の目標が無くなったし、急いで何かを作る必要も無かった。だらだらやってたわけです。それでも描いているものは始めから変わらないけれど。不健康な状態、制作病の中から何が欲しいかを見つけていきたいと思っていました。何が一番食べたいか?最後の晩餐について悩んでいるような時間。そんな状態が2年くらいあって、ようやく絵がまとまってきたので、一旦飾る機会を作りたくなってきた。これって全く僕自身の欲求なのだけど、個展として自分の絵をまとめて見たくなってきた。ほんとに今回はそれだけかもしれない。その気持ちは今年の初めくらいから出て来たのだけど、ちょうど新型コロナが流行り始めた頃で、あっという間に世間は一変して、予定していた別の展示も中止になり、しばらくは個展どころでは無くなった。しかし、その間も制作は途切れず続いていて、その中で決定的な変化もあり、個展をしなければ、という意志は逆に日々強くなっていった。この絵のために何が出来るか?何もしないのか?一度思い描いたらもう我慢できない。それから実現に向け僕なりに動き出して、そして今回ご縁があり、何とか今年最後に機会を作ることができました。

めっちゃ独りよがりな展示になると思います。かなり異様に映るかもしれない。だいたい作家が一人で溜め込んだものって単に狂人に見えるからね。久々に、それも一人で個展をするにあたって、そこが大きな不安だったけど、まあいいかと思うことにしてみます、今回は。こんな世界だし。嘘をついても意味が無い。とにかくやってみるだけ。許してくれ!

個展詳細↓

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/sphinx/

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