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過去作品解説 番外編

話の流れでは省いてしまったが、やっぱりみんなに見てほしい、、そんな作品がいくつかありますのでご紹介させてください。

まずこれ、4年の前期展に出品した絵です。でかい一枚パネル245×370cmです。壁に自由に描いて、消して、、、それをそのまま壁掛けの絵画にしてやろうという作品です。一旦この状態で終えた後、現在進行形であてもなく描き続けていて、

大学終えるくらいにはこうなって、

そのあと小学校に持って来てさらに消して描いていまこの状態です。

一区切りついたらまたどこかで展示できたらなあと思います。というか今まさに小学校で展示している感はありますが。この壁が生む効果は計り知れません。キャンバス画が描きたくなくなるのです!この壁作ってからまともなキャンバス画って描いてないんじゃないか。これに気持ちよく描いていると、描いた後だと、壁掛けフレーム一枚きりのキャンバス画なんて息苦しくて描けなくなるんです。本当に。。

次は今お話しした壁の絵のちょっと前に行った作品です。作品というか、ただ自分の心を晴らすためにやったことなんですが。

大学の汚い非常階段の壁にドローイングをいっぱい貼って、窓から吹き抜ける風に晒しています。絵を風に乗せて飛ばそうと思って、飛ばせないかな?と。でも絵が飛んでいったら走って拾いにいかないといけないので、壁にテープで貼って風になびかせています。このとき確かどこかの中学生がいじめられて自殺したってニュースを聞いて、それでこれやりました。この日は風が強くて、木々が強く揺れていました。僕がやりたいのはこういうことなんだけどなぁ。。風で木が揺れている、葉っぱが飛んでいって、見えなくなる。とか、そういうこと。。。。

紙のドローイングは僕にとって一番大事な作品かもしれません。さっき言ったような一瞬の解放感が一番大事にされています。ただ大量に溜る一方なので、一度自分で整理してみる必要もあり、ドローイングブック「GOOD NIGHT」を作りました。A6文庫本サイズ、収録作品155。大学4年の梅雨くらい?に販売されたものです。手製本なので、ものすごく手間と時間がかかった記憶が。絵を描くよりも、ずっと。

これも大事な作品でした。絵画より何より一番好きかもしれません。絵画にし切れないことがたくさん詰まっています。今でももちろんこのようなドローイングはやりますが、この頃のものは懐かしいです。キャンバス画の元の絵もあったりします。僕にとってはドローイングはアイディアストックのようなものです。見返すと作品に繋がる発見が多いです。製本版はもう残ってないのですが、デジタル版を以下より販売しております。

あさひるゆうよる堂▶https://ubeful.booth.pm/items/120458

製本版よりデジタルの方が画質よかったりするのでオススメです。僕もたまにアイフォンで見てます。またこういう本つくりたいなぁ。。。。

おわり

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