「Path of the Abyss」のススメ

年末年始のお供に何か一本ゲームが欲しい!という方にオススメなのが先日早期アクセスが始まった「Path of the Abyss」である。

本作品はいわゆる「Wizライク」のゲーム。今では「世界樹の迷宮」のようなゲームといったほうがわかりやすいだろうか。私は世界樹しかプレイしたことがないので、そちらと比較してネタバレありで紹介させて頂きたい。

お値段たったの800円

このゲームは早期アクセスということもあってか、800円と格安で販売されている。フルプライスのタイトルは手を出す気にならない方も気軽に手を伸ばせる。
えーそれじゃあ内容薄くてサクッと終わるんじゃないのーと思われるかもしれないが、そういうわけでもないのでご安心を。

殺る気満々のモンスターたち

世界樹をプレイされた方なら誰もが体験した「こんにちは、死ね!」システムが本作品にも採用されている。呑気にダンジョンを歩き回っていると、突然レベルに見合わぬ強力なモンスターに襲われ、何か知らん内にボコボコにされて死ぬ。

息詰まるリアルタイムバトル

そしてゲームで特徴的なのが「リアルタイムバトル」であること。
世界樹がFFのようなリアルタイムバトルになったと考えていただければ相違ない。そのため戦闘中は手元が忙しく判断力が試される。

ゲームの紹介

ホロライブでパーティを作ってみた
オリーちゃんぽくない?

まず「巨人の背骨亭」でキャラクターを作成するところから始まる。種族と名前を決めて4人まで編成することができる。仲間はたくさん作っても預けておけるので、様々なキャラを作ることが可能。
宿泊」をすれば死者の蘇生を含め完全回復が可能。因みにレベルが上がるほど宿泊料金は上がっていく。

メニュー豊富
超級レシピはガラクタからランダム入手

食事」をすれば探索に有用なバフが得られるので是非使っていきたい。食事のラインナップは物語の進行と「モンスターレシピ」を入手するごとに増えていく。

ドワーフのカリオペさん

こちらはステータス画面。典型的なRPGのステータス画面だが、「マナ汚染」などあまり馴染みのない項目もある。
攻撃力や耐性値などはかなり細分化されており、見るべき数字は多い。

因みにステータス画面などに登場する立ち絵やアイコンは、ゲーム内フォルダの画像を差し替えることで変更が可能である。この改造は開発者が正式に紹介しているのでやって問題ない。あなたの推しPTを結成してみよう。

お買い物画面

ウォルスケン商店では全てのアイテムの売買と鑑定が行える。
ダンジョン奥地に潜ると偶に品揃えが増えるが、このゲームは敵のドロップした装備を使うのが基本なので、装備を買う機会は少ない。

金の亡者

オルドナンの神殿」は物語が進んでから世話になるであろう場所で、宿屋とは違いマナ汚染数値以外を完全回復させる。
マナ汚染数値というのは平たく言えば難易度みたいなもので、戦闘を重ねると上昇していく。この数値が高い状態で死んでしまうと、ステータスダウンなどのデメリットが発生するようになってしまうが、同時にモンスターのドロップ品質が劇的にアップするという大きなメリットがある。マナ汚染数値を維持しておく為にも、宿屋ではなくここで回復したいところなのだが、例の如く治療費は極めて高額である。その内このぼったくり神官を殴り飛ばしたくなるだろう。

装備ガチャの時間

マチンの研究所」では装備ガチャが行える。ゲーム開始直後は未解禁。
ここでは各種装備をランダム強化して、様々な追加効果を付与させることができる。このゲーム最大のやりこみ要素であり、金が無くなる原因でもある。
いやいや金溜め込んでセーブ&ロードすりゃええやん」と思うかもしれないが、その辺もしっかり対策されており、ロード直後は店が閉まっている

ロード直後

ダンジョンでしばらく戦って戻ると店が開く仕組みになっている。そう簡単にリセマラはさせないよという開発者の意図を感じる。

技の編成と隊列

この編成次第で難易度が激変する

このゲームの肝である編成画面。前衛、後衛などの隊列もここで決まるのだが、このシステムが実によく出来ている。
上段横一列から順に前衛、中衛、後衛となり、敵モンスターは各パネル目掛けて攻撃してくるという仕組みになっている。つまり設置したパネルが多いキャラほど被弾率が高く、前にパネルが置いてあるキャラほど狙われやすいというわけだ。
ただ味方への支援魔法などの効果範囲は、置いたパネルの周囲4マスなど限定的。上の画像の場合「医術防御」はCalliopeとKroniiにしか効果がなく、ShioriとFlareには効果が届かない。パズルゲームのようにスキルを編成するのはあまり類を見ない要素である。
打たれ弱いキャラクターは逆にパネルを置かないというのも選択肢の一つである。そもそも設置場所が限られているパネルもあるので、このシステムは本当に奥が深い。
ただ前衛はボコボコに殴られるので、耐久力のあるキャラクターを置かないとあっさりゴーゴーヘブンする。

なお戦闘中にこのパネルを入れ替えることは出来ない。つまりどう足掻いても使える技は9つまでなので、戦闘に入る前にどう戦うかを考えておかなければならない。特にボス戦は長期戦になりがちなので、編成をよく吟味しないと勝利は難しい。

ダンジョンでの戦闘

リアルタイムバトル

戦闘開始すると時間が流れ始め、各パネルの左側にあるゲージがいっぱいになるとその技が使えるようになる。ただし誰か1人が連続して行動をすることは出来ないので注意
そして技を使うには「モラル」と「マナ」が必要になる。それぞれ画面両側にある丸いゲージがそれで、これはパーティ全体で共有となっている。主に物理系の技に使用されるのがモラルで、魔法系はマナである。例によって強力な技や魔法ほど消費リソースは多い。
このゲームではどんな行動を取るのにもこれらが必要になる。単純な「たたかう」コマンドだけでも必要なので、編成時はコスト面も考慮しなければならない。

キャンプ画面

そして探索中に使えるスキルもあり、エンカウントを減らしたり開幕敵をスタンさせるなど便利なものが多い。ただ注意点としてこのスキルを使うのにもコストが必要で、使用中は最大モラルかマナが一時的に減少してしまう。つまりあれもこれもとスキルを使い過ぎると、いざ戦闘となった時にコスト不足で何もできなくなるということだ。

ただ幸いなことにこのゲームはイベント戦だろうとボスであろうと逃亡が可能。ヤバいと思ったら即退散するのが生き残る秘訣である。

育成の要、アビリティポイントの割り振り

レベルが上がるとAPが1ポイント手に入る。
これを「戦闘」や「軍略」といったカテゴリ分けされたツリーに割り振ることで、様々な技や術を覚える。

ステータスポイントの割り振り

レベルアップでステータスポイントも1ポイント貰える。
各種ステに5ポイント割り振るごとに2種類の永続型パッシブスキルが手に入り、どちらかを選択して効果を得ることができる(いつでも切り替え可能)。AP、SP共に好きな項目に割り振れるので、欲しい技を目指して上げていくといい。

古き王の霊廟のマップ

とりあえず攻略に役立つかも知れない「古き王の霊廟」のマップをご紹介。このゲームは世界樹同様マップメイキングシステムとなっている。

かなり遊びごたえのある作品なので、RPG好きなら是非遊んでみてほしい。

以下ネタバレ↓↓↓↓↓






古き王の霊廟
古き王の霊廟 地下
試練の古戦場
災厄の渦と閉ざされた門
カラザナの領域

完全網羅というわけではないので注意していただきたい。

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