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お金の話

間も無く27歳になろうという人間が堂々と言うようなことではないが、最近ようやくお金の使い方がわかってきたような気がする。

先日、メガネを新調した。
10,000円のフレームから、さらに5,000円を課金して調光レンズにした。
合計15,000円

今までは5,000円のフレーム(そのお店で一番安いやつ)を選ぶことが多かったので、ぼくにしてはまあまあ思い切った決断と言って良い。

お金に関する価値観が変容している背景には、インドネシアでの生活と離島暮らしから得られた教訓がある。


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まず、インドネシア生活で学んだことは、「安かろう悪かろう」ということ。
物価の安いインドネシアでは、当然日本よりも安くモノが買えるが、その分品質も良くない。
品質の良いものを選ぶとすると、日本で買うよりも高くなってしまうなんてことはざらにあった。
インドネシアにもダイソーはあって、日本と同じ商品が買えたが、値段は確か300円くらいだった記憶がある(少なくとも100円ではなかった)。
コスパの面で考えると日本はかなり優秀な国で、「スマイル0円」なんかは極めて日本的なサービス精神だと思う。
反面、これが日本の賃金が上がらない原因だったりもすると思うので、コスパが良すぎるのも考えものなのかもしれない。
とにかく、インドネシアで生活を送ったことで、「品質にこだわりたければ、ちゃんとお金を払うべし」という教訓を得られた。


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離島にはモノがない。
もともとぼく自身はあまり物欲がない方だし、いつでも引っ越しができるように身軽にしておきたいので、消耗品以外のモノは極力買わないようにしている。
モノをあまり買わないのなら、一つ一つのクオリティーにこだわってみようと考えた。
多少値が張ってもいいので、機能性に優れて、長く使えるモノを選ぶようにした。
値段よりも、満足度を意識した。
娯楽の少ない島でQOLを上げる方法の一つに、高品質なモノで生活を支えるということがあり、そのための投資は惜しまないことが大切だと学んだ。
とはいえ、何でもかんでも高いモノを買っているわけではなく、自分にとってどうでもいいモノと、こだわっておきたいモノの線引きができるようになってきていると感じる。


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今までのぼくは、典型的な「安物買いの銭失い」だった。
とにかく値段だけを意識して買い物を行い、その結果すぐにダメになってしまったり、高い満足度を得られなかったりして、頻繁に買い直すということが多かった。

「品質にこだわりたいモノは、値段で妥協しない」ということを意識するようになってから、その反動で、「よくよく考えたら必要ないけど、安売りされてたから買ってしまった」なんてことが少なくなったように感じる。

今更ながら、お金の使い方が洗練されてきていると感じる今日この頃だ。
いい大人がドヤ顔で言うことではないけどね。

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