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Portrait Works

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モデルさんのポートレート撮影
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2018年8月の記事一覧

迷走写真

自分が撮った写真を見て「あー、これは変にいじくり倒さないで素に近い状態で現像した方がいいな」と思った。今回載せているのはそういう写真。 夏っぽい青空と緑を背景にして、白いワンピースと麦わら帽子が映える。自分がモデルだったらこういう風に仕上げてもらった方が嬉しいだろうな、という方向性もはっきり見える。 でも僕は別にモデルさんに喜んでもらう写真を撮ることが目的じゃないから、、、などと考えつつも自分のやりたい方向性に徹底できずに、一部の写真はこんな風に仕上げてしまった。 自分

anna@お台場

何も情報を伝えずに見せたら「え?これ映画のワンシーン?」と言われるような写真を目指しているわけだけど、なかなか手応えをつかめずにいる。それはモデルのせいではなく僕の経験および力量が不足しているせいなのは明らかだ。どうすればそんな写真撮れるんだろうな。 モデルさんは俳優ではない。けれど、僕の要望を聞いて彼女たちなりに僕のイメージに近づけようとみんな努力してくれる。 撮影時の構図の問題なのか、カメラの設定の問題なのか、あるいは後処理の問題なのか。どこに問題があるのかさえ切り分

Filmmaker's Eye

という本についてちょっと前に触れた。今も時々読み返している。 映画の撮影技法に関する本だけど、静止画にも十分当てはまる。というか本だからサンプルは全部静止画だし。次回の撮影はもっと意識的にこれらの技法を取り込んでみようかなと思っている。 これまで撮った写真の中で「あ、これはこの技法に当てはまるな」というのもいくつかあった。たまたま構図が当てはまっているというだけのもので、本来その構図が意図するべきモデルの表情やカメラの設定は一致していなかったりするので「らしさ」は余り無い

Ai@浅草

この日、僕は朝から再び高熱を出していたけれど、なんとか薬の力で微熱程度まで持って行き撮影に臨んだ。当日キャンセルだと全額負担で勿体ないからね。 体調面の問題もさることながら、一番の問題は天候、というか気温だ。野外ポートレートはいよいよデンジャラスなシーズンになりつつある。一枠だけのカメラマンはともかく、出ずっぱりのモデルの子とか本当に大変そうだ。しかも浴衣暑いし。 Ai ちゃんは過去に一度撮っている。前回、初対面だったこともあって、お互い無言の時間が結構あったような気がす