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徘徊インデックス

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2019年2月の記事一覧

鷺ノ宮徘徊

とあるこじんまりした芝居小屋が閉まることになった。その最後の舞台に立つという友人の芝居を観に行った。 因縁の場所、鷺ノ宮。その場所に、その芝居小屋に、再び訪れることはないだろうと思っていた。 あれこれ書いては消しを繰り返した。ダメだ。まとまらない。自分の中ではもう終わったことのはずなのに。 でも多分、もうこれで本当に、この場所に訪れることはないだろうと思う。

雑司が谷徘徊

にゃんだこの野郎、という圧を感じる。ガラの悪い野良猫が似合う街、雑司が谷。 僕がかつて働いていたミニシアターは雑司が谷寄りの池袋に位置していたので、この界隈にはそれなりに馴染みがある。 当時はまだ副都心線は開通していなかった。雑司が谷駅は開業からまだ10年ちょっとしか経っていない。 副都心線が開通してもこの辺の雰囲気はまるで変わらない。桜丘とは正反対だな。 水木しげる感漂う。夜は墓場で運動会。冷静に考えるととんでもないことだぞ。 池袋も僕が学生の頃から変わったと言え

渋谷桜丘徘徊

結構前から桜丘周辺がゴーストタウンのようになっていて「この辺どうなるんだろうな」と気にはなってたのだけど、いつのまにか一帯が隔離状態となっていた。 バイオハザードでも起きたんか、というくらい厳重に囲まれていてそこら中に警備員も配備されている。 楽器やらない人にも通じるここらの目印、KEY楽器がイケベになってて違和感。KEYはどこいった。 この辺はスタジオ、ライブハウス、楽器屋が沢山ある割にバンドマンがうろついてる雰囲気が希薄で、でも246一本挟んだ渋谷駅周辺とは明らかに

代官山徘徊

僕の職場は渋谷・恵比寿・代官山の間くらいにあって普段は渋谷から帰ってるのだけどこの日は代官山まで歩いてみた。 お高くとまっていけすかねえ街、なんて肩肘張ってたのも今は昔。 若い頃は代官山の道端に落ちてる犬のフン見つけただけで「代官山でうんこ!」とか大騒ぎしてた。小学生か。 ブライスのお店があった。ブライスの写真とか撮り始めたらもう帰ってこれないような気がする。でもちょっぴり興味がある。 閑静でいいとこなんじゃないの。基本的に僕には縁の薄い街だけど。 お前を見つけ

丸の内徘徊