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犬と会話する(ほんの1分の体験)

犬と猫なら、どっち派ですか?と聞かれて、迷わず犬派と答えるきよぼーです。#全く更新が途絶えてしまいまして・・・m(__)m


中学2年の頃に、雑種でもらった子犬がいた。

庭のはしっこに、赤ちゃん用のベッドを犬小屋にして、過ごさせること1年

中学3年になった夏前

大きくなったワンコは、もう犬と言ってもいいくらいになりました。

ワンコのあどけなさも取れ、元気が余り合った成長真っ盛りのある日。

妹(当時中学1年)が溺愛しており、散歩や水や餌まで必死に頑張る始末


私はと言えば、餌をあげるときも、お座りを指示し、しっぽとベロをフリフリしてねだってくる。

その後、あげようとすると、立ち上がるので、皿を置くまで動かないように躾けてたが、アホもむなしく躾は結局出来ず。(今思えば、かわいそうなことしてごめんね)

散歩に連れていくときも、家の周りを右回りを常に続けているのに、分かれ道では、どうしても反対に行こうとするワンコ

ワンコからしたら、溺愛してくれる妹が大好きで、餌や散歩に連れていく私のことは嫌いだったはず。#いじわるな私

それでも私は、散歩に連れて行ってあげてる。餌あげてやる。という気持ちだった。


ある日、妹が散歩に連れていき、すぐに犬小屋に連れてリードを結んだ。

そのとき、ワンコから声が聞こえた。

「水をくれ~~」と。

妹に水を上げるように言うと、めちゃくちゃ勢いよく水をぺろぺろと飲んでいる。

そして、「うんちするぞ~」と言う。

妹にうんちしたいみたいだから、少し庭の端に連れてってみたら?とすると、一生懸命にうんちをしだした。(うんちするところも庭なので、始末の必要なし)

そして、「まだ散歩したい~~」と言う。

妹に散歩に連れてってあげたら?と提案したら、散歩に連れて行ったワンコは、妹を置いていかんとばりに、勢いよく駆け出して行った。


妹は不思議に聞いてくる。

「なぜ、犬の気持ちが分かるの?」

「私の方が(ワンコを)溺愛していて、いじわるする兄ちゃんになぜSOSしたり、以心伝心が出来るのか?」


私には明確な答えはない。ただワンコが全身で訴えてくるのだ。

ワンコなりの上目遣いや、いかにも喉がカラカラとアピールするベロ おねだりする別の生き物のように見えるしっぽ ・・・

いじわるした私とワンコとが通じあったと感じた瞬間だった。


ただそういう心が通じた瞬間は恐らく1分程度でしかない。

それ以来、何かを欲しがってきても、何を欲しがっているのかは分からない。

もしかしたら、あなたも感じたことがあるかもしれません。

動物だったり、あかちゃんだったり、何を望んで何を訴えているのか?


そのワンちゃんも1年後、間違ってゴキブリホウ酸団子を食べ、翌日眠って行ってしまった。

そのとき、めちゃくちゃに溺愛していた妹の泣きじゃくりようは、半端でなかった。

生き物との別れはこれほど辛いのか?と感じて、あれ以来生き物を飼うことはなくなった。

どうか周りの生き物に感謝し、今の一瞬を大事に愛情をたっぷり注いであげることが、とても大切なのだと思う。

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