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【MTG レガシー】初心者向け Time Walkの唱え方
古より伝わる強力な呪文
〈Time Walk〉
Time Walk (1)(青)
ソーサリー
あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
2マナ支払うだけでもう一度自分のターンが回ってくるとてつもなく強力なカードです。
レガシーでは禁止カード、ヴィンテージですら制限カードに指定されています。
俗に言うパワー9に該当する高額カードですね。
今は1枚20万円ぐらいでしょうか。
今回はこの高額カード「Time Walk」をレガシーで唱えようという内容です。
もちろん禁止カードなので実際に使えはしないですが、概念として唱えることは可能です。
では実際に唱えてみましょう!
※デルバーデッキ視点での内容ですのでご注意下さい。
〈呪文貫き〉が〈Time Walk〉に!?
まず、唱える呪文は〈呪文貫き〉です。
Spell Pierce / 呪文貫き (青)
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
いわゆるソフトカウンターに分類されるカウンター呪文ですね。
対戦相手が追加で2マナ支払わなければ打ち消すと言う能力です。
以下の例に沿って見ていきましょう。
vs 実物提示教育
対戦相手が先手2ターン目に〈実物提示教育〉を唱えました。
これが解決されると〈引き裂かれし永劫、エムラクール〉や〈グリセルブランド〉といった強力なクリーチャーなどが戦場に出てしまい、敗北してしまいます。
さあ、〈呪文貫き〉でカウンターしましょう。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20900640/picture_pc_756d2ec5d67b45a3395e1c068d5f9f81.jpeg?width=800)
無事にカウンターできたとします。
さて、肝心の〈Time Walk〉は?
もちろんそのまま使えば〈呪文貫き〉に書いてあるテキストの効果しか得られず、追加の1ターンは得られていません。
では少し場面を変えてみましょう。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20902600/picture_pc_f989b65895ebd4fb2734566607e6182f.jpeg?width=800)
今度は対戦相手が先手3ターン目に〈実物提示教育〉を唱えました。これも〈呪文貫き〉でカウンターできたとします。
この動きは〈Time Walk〉です!
さっきと違う点はこちらが〈秘密を掘り下げる者〉を戦場に出し、ターンが返ってこれば〈タルモゴイフ〉を続けて戦場に追加できます。
この場合、私は〈呪文貫き〉のテキストをこのように読み替えています。
Spell Pierce / 呪文貫き (青)
インスタント
対戦相手は手札から1枚土地を置き、カードを1枚捨て、土地を2枚タップする。
あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
今回の場面で言えば、対戦相手が捨てた手札は〈実物提示教育〉であり、土地も2マナランドを含む2枚をタップしています。対戦相手は土地をセットしたものの、ほぼゲームは進んでいない状態であると考えられます。
対して、こちらはクリーチャーを2ターン連続で展開しており、ライフを削る目標に近づいているので相対的にゲームが進んでいる状態と考えます。
要は自分だけゲームが進んでいる状態の時、カウンター呪文は〈Time Walk〉になると言えます。
呪文貫きに限らず、どんなカウンター呪文も対戦相手のターンを飛ばす効果を付ける事は可能です。
特にデルバーデッキではアクションが軽く、ピッチカウンターも搭載しているので効果を実感できる機会は多いかと思います。
Daze / 目くらまし (1)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
対戦相手はカードを1枚捨てる。あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
Force of Will / 意志の力 (3)(青)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
対戦相手はカードを1枚捨てる。あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
インスタントで対戦相手のターンに唱えてるのに追加の1ターンってなんぞやと思われそうですが、対戦相手のターンが飛び、自分にターンが回ってくると捉えてください。
当たり前のように唱えてるカウンター呪文も少し盤面を意識する事で強さが変わります。
カードをトレードするだけのカウンターと追加ターンを得られるカウンター
あまり意識していなかった人はカウンターの使うタイミングを見直してみてはいかがでしょうか?
さて、妨害呪文と言えばハンデスも妨害呪文ですね。
今度はそちらと比較して見ましょう。
1マナ妨害呪文代表〈思考囲い〉との比較
1マナで対戦相手を妨害するカードと言えば〈思考囲い〉を思い浮かべる人も多いかと思います。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20914774/picture_pc_5b4b22d4700f616213eaf3d9838f9ab7.jpeg)
このカードは唱えた側が土地以外の好きなカードを捨てさせる事ができるため、カウンター呪文のように対戦相手に依存する事なく1:1交換が出来る非常に強力な呪文です。
しかし、〈思考囲い〉は上で触れた〈Time Walk〉の効果とは正反対の効果を持っています。
正反対すなわち自分のターンが飛び、対戦相手に1ターン与えてしまうという事です。
例を見て見ましょう。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20915448/picture_pc_fe5ed5cda3e9a67fcd8041518b62d29f.jpeg?width=800)
あなたは先手1ターン目に〈思考囲い〉を唱えました。
対戦相手の手札には2枚の〈秘密を掘り下げる者〉があり、1枚捨てさせました。
次の対戦相手のターンに〈秘密を掘り下げる者〉が戦場に出ました。
この一連の流れの中で思考囲いの効果を読み替えるとするとこうなります。
Thoughtseize / 思考囲い (黒)
ソーサリー
対戦相手は土地でないカードを1枚捨てる。あなたは2点のライフを失う。
たしかに唱えた側が選んで捨ててはいるのですが、低マナ域でデッキが構成されているレガシー環境では1枚選んで捨てたところで別の選択肢が多く存在します。
この例では分かりやすく同じカードが手札にありますが、似た役割のカードであったり、ドローカードであったりとゲームを進める手段は豊富です。
パーマネント勝負になる場合、相手の手札とトレードしてる間に盤面の差が広がり、負けてしまう事があります。ミッドレンジやコントロール系のデッキであれば1:1交換を繰り返す事に意味がありますが、デルバーデッキにおいてゲームを遅くし盤面展開を遅らせる事は対戦相手のゲームプランに沿う形になりやすいです。
デルバーデッキで思考囲いを唱える際には気を付けて下さい。
最後に
同じカードでも使う場面や、デッキによって効果は様々です。
カウンターやハンデスはどんなデッキにも入りやすいですので、自分のデッキに合った使い方を見つけ効果を最大限にしましょう。
kiyoaggro
購入ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!
よろしくお願いします^ ^