第11期レガシー東海王戦に向けた取り組みと当日の模様
お久しぶりです。
今回は先日参加した第11期レガシー東海王決定戦の大会レポとそれに向けたメタ考察、カード選定と自身が抱える問題に対する取り組みを書きます。
自身が抱える問題点とは一見カードゲームに関係無さそうなメンタル、フィジカルの話です。
プロでもあるましいそんなことする必要ある?と思われるかもしれませんが、勝ちたいし楽しみたいので、思いついたことや必要だと思ったことをやってみた次第です。
目標とした大会に向けた2週間の取り組みと、当日の動向をご覧ください。
直近の成績 RUG delver
MO
M21実装頃からこのエクセルで集計を始め、113マッチで勝率66.4%となかなか良い成績でした。
マッチ数上位12で負け越しているアーキタイプがいないのでMOにおいてはかなり安定してます。
配信を見ていただいてる方には分かると思いますが、だいぶ酷いプレイ(リーサル逃し、チャリスに突撃、魂洞経由生物をカウンターなどなど…)しててもこの成績なので、デッキパワーも立ち位置もいいです。
紙
直近SEあり大会 3-2 3-2 2-3
全ての大会でSE進出できず。
負けはデスタク×2、黒単リアニ、エルドラージ、UG土地単、アルーレン、ドレッジ
紙は3回しか参加できていないのでなんとも言えませんがこのままだと東海王戦は勝てないと感じました。
しかし、やるべき事が明確になったのでそこを重点的に残り2週間を過ごしました。
東海王戦に向けた3つの取り組み
今回の東海王戦に向けてやるべき事を3つに絞りました。
①名古屋メタに合わせたデッキ構築
②メンタル強化
③体力作り
①のデッキ構築は皆さんにも分かりやすいかと思いますが、②と③って…カードゲーム関係ないのでは?と思われる方も多いと思います。
しかし、実際のところ負けた試合を振り返ってみると
いつもならこんなことしないのに…
考えれば分かったのに…
盤面見えてなかった…
割と初歩的な部分で躓いてしまい本来の力を発揮できなかった経験は誰にでもあると思います。
私自身もこの経験が多いと感じており、何かしら対策を取らなくてはこの先も同じ事の繰り返しになると思い、メンタルとフィジカルの部分の強化に取り組みました。
さて、まずはデッキ構築の話です。
①名古屋メタに合わせたデッキ構築
MOだと相性の悪い相手に多くは当たらないと感じているのに対し、紙だと何度も苦手なアーキタイプ踏むまたは、オリジナル要素の強いデッキに当たるなど少し様相が違います。
自身のMOリストから脱却し、しっかりと東海王当日のメタゲームを想像するところから始めました。
当日のメタゲーム予想
参加者51人のアーキタイプとその数を何となく打ち込んでみました。
細かい所は置いといて、最も意識しなくてはならないのは…
氷雪コン8 デルバー7 デスタク5 エルドラージ5
名古屋の特徴としてデスタクとエルドラージの多さが目立ちます。
最多である氷雪コンに対抗する有効なコンボは
ANT(TES)2 ショウテル2
と、かなり控えめな予想としました。
まぁこれだけデルバーとデスタクが多いとコンボ勢も苦しいのは分かりますが…
以上を踏まえて普段使用しているMOのリストから変更したのがこちらのリストです。
アルカニスト4 稲妻6でデスタク生物全員焼却
名古屋のSEがある大会に行けば必ずデスタク固定ユーザーが複数人います。毎回その誰かに負けてSE逃してるのでデスタクには厚くしました。
サイドには全体除去である猛火の斉射と乱暴転落をそれぞれ1枚ずつとりました。
Flow_true 率いるエルドラージ軍団
ここの層がいなければアルカニスト4 マンドリル2で構築したかったのですが、悩みに悩んだ末タルモゴイフ2を残しました。ミラーでもタルモゴイフは強いのでまあいいかと
ショウテルユーザーがほぼいない
MOではそこそこショウテル系に当たるのですが、最近の名古屋では1人しか認識していません。当日増えても1人ぐらいかなと思いました。
よって、ピアス0 スネア1としました。
メイン花の絨毯の暴挙
直近の晴れる屋の大会でメインに花の絨毯を搭載した氷雪コントロールが入賞しました。
そこで思ったのです。冬の宝珠の時代は終わったと。
以前ショーケース チャレンジでstefanoと対戦した際も冬の宝珠の上から花の絨毯×2で手札のカード全て展開され負けました。
なので、今回は不採用としました。また何か(オーコ禁止)あってコントロールが青白に戻れば使いたいと思います。
その代わりに採用したのがクローティス2枚目です。
相手のウーロを引っこ抜き、着地したオーコをパイロすればこちらのクローティスだけで勝てます。
テンポで勝つのではなくデッキぶつけて勝つのでデイズはサイド後抜いて、とにかく強いカードの展開に注力する事にしました。
そして最後に採用したのがこのカード
対ホガーク殲滅兵器 魂標ランタン
ハンデスが先行するホガーク戦ではサージカル2ではなかなか厳しく効果も薄いです。
サージカルで抜きたい物が全くない墓地を利用して、手札からホガークがキャストされるシーンを見たら全デルバーユーザーが涙します。
なので、場に出てすぐ仕事し、しっかり墓地を吹っ飛ばせるカードとしてこの魂標ランタンを採用しました。
これらの採用が当日の東海王戦でどのような結末になったかは後述の大会レポの項にてお伝えします。
さて、話は戻りまして東海王戦に向けた2つ目の取り組みとして
②メンタル強化
自身の抱える問題点として緊張状態でのパフォーマンス低下があります。
SEでの試合や、ロングゲームでのギャラリー増加で「人に見られている」という意識が脳の大部分を占め、思考が鈍ります。
また、一つミスをすると本来であれば盤面の再確認と復旧プランを考えなくてはならないのに、「恥ずかしいミスをしてしまった!人に見られた!」という考えが先行してしまい、ミスから立ち直るどころか更にミスを重ねます。
現在では配信をして人に見られる状況をつくったり、アドバイスを貰ったことを普段から意識したりと改善に努めてますが、急激に変化がある訳ではないです。
しかし、東海王戦の2週間ぐらい前にこんなツイートをみました。
エターナルウィークエンド2018優勝の倉成さんが紹介している本(ご本人承諾済み)
まさに今の自分に必要と思い即購入
チェスのプロで10歳にも満たない頃から大型大会の緊張と闘っていた人の話で、プレイヤーとしての差は天と地ほどの差があれど、似たような悩みを持っている事になんだか親しみを感じました。
で、結局この本読んだからメンタル強化されたのかと言うと正直分からないです。
しかし、トッププロも同じ悩みを持っていると言う認識を持つ事で気が楽になりましたし、ミスをした後の対処として、盤面や立ち位置の再確認を冷静に行うというのがとても具体的に書いてあり参考になりました。東海王戦当日は少なくとも2回この本に救われました。(詳しくは大会レポの項をご覧下さい。)
最後の取り組みです。
③体力作り
皆さんは休日大会6回戦以上戦い抜く体力はありますか?
私はありません。
定期的な運動をしなくなって早10年、年々体力が落ちました。
最近は5回戦ぐらいになると体を保持するのがとても辛く、早く帰って寝たいと思っています。(32歳男性)
こんな事ではスイス6回戦+SE3回戦を戦い抜くことは出来ないと思い、2週間前からランニングを開始しました。
体力ほぼ0の状態からスタートしたので、すぐに成長も感じられました。
東海王戦当日も体力面で足を引っ張ることはなかったので、これは効果的面でした。
さて、デッキ構築、読書、ランニングで2週間が過ぎました。ちなみにいつもだとMOでリーグを徘徊してますが今回は2週間で3マッチしかやってません。(お試しデッキで0-3)
ここからは東海王戦前々日の金曜日からの大会レポになります。
結果はTwitterにあげましたが、これらのメタ読みからデッキ構築、メンタルフィジカルの取り組みがどう影響したのかも含めて読んでいただけたらと思います。
金曜日 晴れる屋平日レガシー
16:30の部
round1 ANT ○○
名古屋のANTと言ったらくらら氏
先手後手の差でメイン勝ち
氷雪コンを切ってくれる貴重な高速コンボ要員なため、本番当日必ず来るように言い渡した
round2 UR delver ×○○
相手アーキタイプ不明な状態から先手のスプライトドラゴンを一生除去できずメイン負け
round3 RUG Control ○×○
以前自分が使っていたRUGコントロールはもみ消しとアルカニストの入った型だったが、これは瀬畑氏がレガチャレで5位入賞したリスト
もみ消しアルカニストが入っておらず、コアトルウーロオーコが増し増し
2ゲーム目はウーロ1枚で負け
3ゲーム目はお互いクローティス着地
この盤面ではウーロはほぼ機能せず、こちらの生物量が多いので殴って勝ち
3-0!幸先がいい!
19:30の部
round1 Energy Field ○○
メインRIPによりアルカニスト、タルモゴイフ、マンドリルが機能不全(一応アルカとタルモは鹿にして殴れる)
メインはRIPとエネルギーフィールドが噛み合わずなんとか殴り切る
サイドは自然への回帰でRIP、パイロブラストでエネルギーフィールド触れるので結構楽
round2 Urza ○×○
2ゲーム目はエムリーを対処できずに延々とリソース差つけられて負け
round3 Aluren ○○
本日最後はいつも配信に来てくれてるフォロワーさんとの対戦
てっきりデルバーミラーだと思ってアルカニスト稲妻でキープしたが、1ターン目に老練の探検者出されてビビる
2ゲーム目はサージカルでデッキ見るとアルーレンも見えてビビる
運良くまたしても3-0
この日のリストは家にアルカニスト1枚忘れてきたため、アルカニスト3 タルモ3のリストで出ました。勝てはしましたがタルモが強いと感じる事はあまりなかったため、翌日のラストサン予選ではアルカニスト1を忘れないように枕元に置いて就寝
土曜日 ラストサン予選レガシー
日曜日の東海王戦に向けた最後の腕試し
SEがある大会なので課題だったメンタル面での取り組みを思い出しつつ臨む
round1 WU stoneforge ○○
平成時代はよく戦ったアーキタイプだったが、疫病マンとオーコにより姿を見る事は少なくなった青白石鍛治
少し前の時代は共に前線で走っていたはずなのに、2ゲームともオーコ1枚で勝ててしまいなんだか悲しい気持ちに
round2 RUG Control ○○
金曜日に戦った瀬畑リストの方との再戦
コントロールなのに除去が稲妻しかないので緑の生物で圧殺
round3 UR delver ○×○
年始に行われたGP名古屋(パイオニア)のチャンピオンとの対戦
後から聞いたけど全てのフォーマットでURを使うらしい
1.不毛で嵌めて勝ち
2.不毛で嵌め返されて負け
デルバーミラーらしい戦い
3.こちら先手で攻め立てライフを詰めるも残りライフ6のところで盤面逆転し、こちら更地に対して相手の場にデルバー2体の大ピンチ
しかし、ここでトップしたのは運命の神、クローティス!!!!!!
3ターンかけて相手のライフを吸い上げて勝利
round4 RUG Control ○○
現東海王との対戦
先程のRUGコントロールと同じく瀬畑式
ここで勝つと次ID×2でSE進出出来るため、緊張の一戦となった
相手ワンマリガンから冠雪山→アーカムキャスト
これを少し悩んでwillする事に
RUGコントロールは他の氷雪コンと違って3色なのでアーカム依存度が少し低いので迷ったけど、負け筋がウーロオーコなため青も緑も出ない山スタートならwillする価値があると思った。相手ワンマリだし
結果、相手の色マナ不足で私の勝ち
格上相手にミスなくいい判断ができてほっとする
しかし、この勝ち方が後の敗因に…
round5 ID
round6 ID
4-0-2
SE1 RUG Control ○××1没
またしても現東海王との一戦
1.よく覚えてないけど勝ったらしい
2.お互い1マリガンからお相手またしても冠雪山からアーカムキャスト!
スイスではこれをwillして勝った
今回もお相手1マリしており青も緑も出ない可能性がある
悩んでスイス同様willでカウンターを選択
結果、こちらの圧力足らず負け
3.今度は相手の後手1ターン目アーカムを私の先手2ターン目自然への回帰で破壊
結果、また負け
勝ったスイスラウンドも負けたSEもアーカムをカウンターまたは破壊して相手の色事故を狙ったのは共通しています。
では、何が違った為に勝敗が分かれたのか。
色が不足も要因としてはあるけれど、勝ったゲームはこちらの盤面圧力が強く相手が対処できない物量で押し切ることができました。
しかし、負けたゲームは相手にこちらの盤面を対処される、又はこちらの盤面ができていない段階で不毛ロームが回りました。
このゲームの本質は盤面への展開です。スイスラウンドのアーカムカウンターしての勝利にとらわれてその本質が見えずSEでは敗北しました。
スイスラウンドは対戦相手だけマリガンしていますが、SEでは両者マリガンしているとの、アーカムで1ドローされた後にこちらが手札1枚使ってアーカムを破壊しています。アドを失っているのに色事故だけを狙ってもこちらが攻める前に相手は復旧してしまいます。
言われてみれば当然だろと思いますが、プレイしてる最中はいろんな誘惑があり、本質的なゲーム展開を疎かにしてしまう事もあります。
敗因に気づけた事を前向きな気持ちに変えて、翌日の本番第11期レガシー東海王決定戦に臨みました。
日曜日 第11期レガシー東海王決定戦
前日のラストサン予選ですら開店前に列ができたため、念のために開店30分前に到着
既に4人並んでおり、10分後には30人
開店直前には定員オーバーとなりました。
みんなやる気ありすぎ
そしてメタゲームの答え合わせです。
大体は合ってましたが、ひとつだけ読み間違えたアーキタイプがありました。
ホガークの隆盛
参加者57人中6人がホガークを選択しました。
普段の名古屋レガシー民だけのメタゲームならこんな事にはならなかったでしょう。
しかし、今回は所謂競技勢が複数人参加しており、圧倒的フェア環境の名古屋ではホガークの立ち位置が非常にいいです。
それでは絶対に踏んではいけないホガークin東海王決定戦の始まりです。
round1 BG depth
1.お相手ダブマリスタートからバイユーが見え、ホガークはやめてくれ!と願ったらBGデプスで耐え
なんとかメインは揃う前に殴り切って勝ち
2.今度はお相手トリマリ
心の中でニヤニヤしてたら針→アーボーグ→デプス→ステージと全て揃い負け
強すぎる…
3.今度はお相手ノーマリガン
しかし、針が無かったので不毛キープが刺さり殴り切って勝ち
○×○
round2 Bomberman
1.普段は赤単プリズンを使用してる方だったので、1マリガンしてwillキープ
しかし、お相手平地をセットランド
やばい!キープミスった!と思いきや、1ターン目チャリス
結局キープ基準の変わらないデッキで耐え
展開後に不毛でしばいて勝ち
月が無いので少し気が楽になったが、タルモ2に減らしてアルカニスト4にしているのでチャリスで嵌ってしまう危険性が高い
2.またしても1ターン目チャリス
このチャリスは裏切り者の都から出てきており、私のハンドには不毛
このチャリスをwillしてもいいけど、こちら展開後の次のアクションをwillして出てきた土地を不毛するとなかなか良さそうな気がしてスルー
上手くマナスクに陥ってくれて勝ち
思い描いたゲーム展開ができて調子良し
○○
round3 BUG Control
関西からの刺客 柳澤流師範
前回東海王戦の時もマッチングし、その時はデルバーミラーを私が制しました。
1.バブル等のファクトからエムリー着地
これに対してカウンターも稲妻もないハンドをキープしたので延々とアドを稼がれる
最後はウーロで負け
2.早期に盤面とって勝ち
3.ぐだってしまいエムリーも動き出しウーロオーコ決まって負け
師範との戦績はイーブンに
次は勝つ!
×○×
このround3でホガーク被害者の会が2敗ドロップしていくのを見て明日は我が身だなと感じつつも
ホガーク同士でやり合ってる卓があり、自分が踏む前に散り散りになってくれと願う
round4 ANT
ホガークには当たらなかったが、ホガークに有利なANT使いくららに当たってしまう
1.先手デルバーから相手のドロソをデイズ
最後はハンデス経由してむかつき
残ライフ1になり、こちらのボルトが火を吹き勝ち
2.アルカニストでカウンター集めまくって勝ち
理想はANTがホガークを止めて上位卓でデルバーがANTを食べるのがよかったが、まぁそんなことにはならず…
○○
round5 Eldrazi
圧倒的強者 bktkc、そして本日のMVP
なぜならここまで3人のホガークと戦い2勝しているのだ
1.こちら1ターン目ドロソスタートに対して相手は生物を着実に展開
不毛1発でお相手の土地が止まって合計4発のデイズ全て当たって勝ち
テンポ勝負において相手は1ターンに1アクションなのに、こちらは生物展開+妨害の2アクションしてたら勝つわな
2.有利な相手とはいえ先手のエルドラージは強い
しかも今度は黒力線でアルカニスト、マンドリルを封じられ、タルモもなかなかサイズが上がらない
難題まで着地しこちらはオーコをキャストするも盤面を取り返すには至らず、オーコ突破される
オーコがくれた時間でなんとか盤面強くして3/4タルモとデルバーと鹿で応戦
そしてラストターン、思案でwillをもらいトップに稲妻を仕込んでデルバーの返信を確定させる
不毛で相手の魂の洞窟を壊し準備は万全
相手は次の戦闘でフルアタック濃厚なのでトップされた生物をwillでカウンターすればこちらのフルアタックが通って勝ちだ
なのに
相手がフルアタックしてこちらのライフを詰め、生物をキャストした時 "はい" と言ってしまう。
手札のwillもびっくりしただろう。わざわざ魂の洞窟まで壊してカウンターすれば勝ち確定なのにこいつ "はい" って言いやがった。と
"はい" と宣言してから、手札のwillは唱える機会も与えられず次のターンに負け
蘇る5年前の記憶
あの時はベルチャー戦だった。
相手がコンボを始めたので自分は手札にカウンターありませんという雰囲気をむんむんと出しながらマナ加速スペルを通した。
最後に相手の手札からキャストされたのはバーニングウィッシュ
これをwillすれば勝ちなのに "はい" と言ってしまう。
試合後、対戦相手には「えっ!?will持ってたんですか!?」と驚かれるし、友人には「お前のwillは500円」と煽られる始末
今回で5年ぶり2回目のwill大暴落
また500円に価値を下げてしまった。
しかも後ろから視線を感じるし、bktkc氏には変な目で見られてる気がする。
普段の自分ならここから崩れてしまっただろう。
しかし、今回は違った。
ミスを見られる事は配信で散々やってきた。
ミスがミスを呼ぶ時の状況も言語化できてるし、これからのゲームの捉え方もしっかり見えている。
はっきりと取り組みの②メンタル強化でミスの捉え方を変えることができた。
3.たしかに致命的なミスでゲームは落としたが、整理してみるとマッチでは致命的ではない。
そもそも有利、こちらの先手、相手は黒力線と言うノイズを抱えてる、ブン回りキープを狙いにマリガンが多い
まだ分はこちらにあると意気込み初手を確認
オーコ×2 ブレスト ポンダー 土地×2 不毛
ポンダーでオーコより前に出したい生物探して盤面を作ればなんとかなりそうなハンド
意を決してキープ!
しかし、相手の作り変えるもの+難題の予見者の前にオーコを維持できるような盤面を作ることが出来ず…
仕方なく難題を鹿にしてオーコ1号を犠牲に時間を作る
こちら生物展開が出来ていなかったが、土地をはめる事はできており、相手の場には2枚の魂の洞窟のみ
しかしお相手モノリスをキャスト
これで次のターンにカウンターされないスマッシャーが発射されてしまう。
スマッシャーをまともに食らうと次のオーコを無視され自分のライフが無くなってしまうため仕方なくオーコ2号はモノリスを鹿に
相手の場には作り変えるもの、鹿×2の9点クロックが生成されたがオーコを無視する事はできないためオーコを犠牲にしながらライフを持ちこたえさせた。
そして次のターンにはタルモゴイフに繋げることができ、続けてデルバーアルカニストと着実に盤面を取り返した。
最後は稲妻をトップし勝ち
○×○
格上相手に対してミスからの耐え
3ゲーム目は多くの選択肢があり、決して楽な試合ではなかったけど、勝ちにつながるプレイができてよかった。倉成さんの紹介してくれた本に助けられた1戦でした。
さあ、ここで4-1
今回1敗ラインはIDできないため最後1戦を勝ってSEを決めたい
round6 UG lands
以前紙の大会で対戦させていただいた方
前回はコテンパンにされたが、今回は違う!
何故ならデッキリストを知っているのだ!
ウーロを強く使う土地単で、完全2色
よって除去は土地嵌めからのタバナクルか爆発域のみ
1.踏査から展開されるが、ウーロもロームも見当たらない
ひたすらトップした土地を置き続けるだけの相手に対してデルバーとアルカニストで攻め立て勝ち
運がよかった…
2.不毛ロームからのタバナクルで負け
3.先手1ターン目にデルバー
返に幽霊街で土地を狙われるも土地が多いハンドをキープしていたためこちらだけゲームを進められる展開に
アルカニストも着地しさらにアド差も広げる
そのうち爆発域でこちらの盤面を処理されるも3マナまで伸びたのでクローティス着地
相手の墓地を掃除しつつさらにデルバーで攻める
延長4ターン目(こちらのラストターン)で打点は足りているが、相手の盤面にはDDパッケージが揃っている
戦闘に入ると相手はDDを戦場に出しブロックの構え
土地単、特にこの青緑型だと唱えることを回避できないのが水没
相手はこの水没に対して輪作を唱えてセジーリステップを出そうとするも、こちらの否定の力素打ちで咎める。
女神は水に流され私の勝ち
○×○
苦手意識のあったアーキタイプに勝っての5-1 2位でスイス抜け!
めちゃくちゃ嬉しかったのですが、ここまで来れたのはホガークを踏まなかった運があったから…
しかし、その運もここまで…
SE1 Hogaak
今大会でも有数の実力者との対戦
普段は別のアーキタイプを使っているが、立ち位置の良いデッキを選択してのスイス突破はさすが
1.お相手ダブマリに対して先手アルカニストのブンブンで勝ち
先手確定嬉しい!
2.今度はお相手ブンブンで黄泉橋からゾンビわらわらホガークドーーン
3.こちらが盤面押されてライフきつい状態でなんとかクローティス着地までこぎつける
しかし、ここで致命的なミス!
場に出てた復讐蔦を除去してクローティスで食べようとしたのですが、メインに入ってから稲妻を唱えたため復讐蔦をターゲットにとれず…
結局こちらの適当なスペルを引っこ抜いて復讐蔦は墓地にいるまま
やってしまった…後ろにいたギャラリーも引いていくのが分かるぐらいやってしまった…
しかし、ここで本の内容を思い出す。
ダメな思考を一旦外すためまずは一息入れ、盤面整理
たしかに復讐蔦は抜けなかった、それでも次のターンに墓地から出てくる可能性はどれほどのものか
既に消耗戦になっており手札は残り少ない状態
さらにカニもいないので自発的に掘る手段も無く後続がワラワラ湧いてくる可能性は低い
盤面押されてライフきついけどクローティスでまだ数ターン耐えることが出来そうだ。
さらによく観察すると対戦相手の手がほんの少し震えてるのが見えた。
自分と同じで対戦相手も必死なのだ。
この時、対戦相手を覆う強くて敵わない存在という虚像が少し薄らいだ気がした。
それからは周りが気にならなくなりゲームに集中できた。結果も相手のホガーク間に合う前にこちらの盤面強くなって勝ち。
○×○
もしかしたら適当にやってても勝ってたかもしれない
しかし、精神的に追い込まれた(もしくは追い込まれたと勘違いした)状態から、集中力を高めたゲームでの勝利は自分の中では革命的だった。
SE2 WUR Control
さあ、激戦を制しての準決勝
身内対決なので先程よりは気持ちも楽だが、噂では得体の知れないデッキで4-0-2したらしい。
1.一向に変身しないデルバーで殴りつつ除去されたら次はアルカニストを繰り出す。
カウンターが手札にない状態でテフェリー着地
アルカニスト2体のうち1体バウンスされたがもう1体で殴って落とす。さらにテフェリー追加されて同じ挙動を繰り返す。
さすがにテフェリー落とさないとアルカニスト機能しないため殴りにいったが最後はライフ2残った状態でカーンからのヘルムピース決まって負け
2.2ターン目森知恵から大量ドローして圧殺
3.最終ゲームの分岐点
相手の盤面にRIPとモート
こちらはオーコと森知恵
既に自然への回帰は1枚目のRIPに使用しておりエンチャントを割る手段はなかったため、オーコで食物食べつつ森知恵ドローで唯一の勝ち手段であるデルバーと稲妻を探しに行った。
しかし、対戦相手のデッキリストを知らないことの躊躇いとライブラリーアウトが気になり、ライフを極限まで削る事をせずフェッチ等を使用してシャッフルしつつ有効牌を探しに行った。実際に呪文捕らえとヴェンディーが見えておりライフ管理はした方が正解だったのかもしれないが…
その結果、不要牌ばかりをつかまされデッキ残り10数枚になってもゲームが進まず相手のカーンからヘルムピースが炸裂し負け
×○×
こうして私の第11期レガシー東海王決定戦はTOP4で終わりました。
あと1勝していればまたカバレージになったのを考えると悔しいですが、それ以上に大きな収穫のある大会で非常に満足しています。
採用カードに関して、2枚残したタルモゴイフはボンバーマン戦とエルドラージ戦で大活躍しました。やはりチャリス系デッキには頼りになります。
思惑通りショウテルに当たらなかったためピアス0スネア1は悪くなかったかなと思います。
オーブを抜いたことは悪く働いたかもしれません。
現状の主力コントロールは緑が入っておりカーペットが搭載できる関係でオーブを抜きましたが、最終戦では青白ベースのコントロールに敗北しました。
青白であればオーブを乗り越えるのがとても大変なため物凄く刺さるのですが、57人中1人のために採用するかと言われたらしないと思うので、今後の名古屋のメタゲームをよく見て考えます。
今回のメタゲームに関しては、普段のレガシー勢だけでなくアーキタイプに縛られない柔軟なプレイヤーが増えた事で名古屋のメタゲームも大型大会に限っては少しコリが解消されたかなと思いますし、これからのメタ読みも面白くなりそうです。
メンタルの部分は良い経験ができたとはいえ、まだ安定してるかは分からないので、今回のことを思い出しつつ次に繋げたいと思います。
また次の東海王戦も目標絞って参加したいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
kiyoaggro
よろしくお願いします^ ^