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Se Bueno by TURQUOISEDEATH


Rate Your Musicより参照

音楽を聴いて自分のNotionだけにまとめるのは生産性がないと思いnoteで聴いたアルバムの批評を公開したいと思う。しかし、自身の日本語力が皆無なので続くかもわからない、、心持ちとしては書いている質より量と考えているからたくさん出したい。

やるなら何かしらのチャートを上からと考えRate Your MusicとAlbum of the year のサイトを開いたのだが、早速RYMの現在の1位がScaring the Hoesと聞いたことがある、AOTYもトップ10の中6つ視聴済みとのことで自分が聞きたいもの(積み本ならぬ積みアルバム)からとする。

まず、このアーティストを見つけたのはTwitter(もうXか)でRYMで初出18位というツイートを見かけて気になった。
なんとなく感覚としてRYMの傾向として上位に来がちなのはProgressive MetalやBlack Metal, Post-MetalなどのMetal系列、Abstract Hip-Hop, Experimental Hip-Hopなどのメインストリームヒップホップよりオルタナティブな方向に進化しているHip-Hop系列、MinimalismやDroneなどの現代音楽系列付近である。その次にShoegazeやNeo-Psychedeliaとかである。初出でそれだけ高いということはまあ、この辺りのジャンルのどれかだなと予想。

曲を聴く前、Spotifyでジャケと曲名だけみて、客演としてBrokenTeethや Parannoul, Asian Glowがいるところを見ると韓国のshoegazeやpost-rockあたりと踏んで視聴開始。

それぞれの曲の感想

1曲目まず何か書いている音から始まり、その後鳥の囀りと「嬉しい」と言っている日本語(多分)が聞こえる。最初に何か日本語で喋っているのを見るとParannoulのオマージュかなと感じる。
2曲目に入りその後クリーントーンのギターリフとAmenが流れてあーこれはJungleとかDnBあたりと気づく。流石BrokenTeeth、完全に好きな音だ。後半ギターソロの部分もいい歪んだギターの音をしている。
ここで、RYMのサイトを開く。そこで、ジャンルはAtmospheric Drum and Bassと出ている。うんだいたいあってる。
3曲目に入っている2021というアーティストを知らなかったので調べてみるとwhat is your name?の別名義らしい。多分what is your name?名義の時がpost rockをやっていって2021名義の時がDnBをしているっぽい?
4曲目に入りブレイクビーツがなくなりpostrock感のある曲になる。アコギギターっぽいこの音Asian GlowのCircumstances telling who i amとかでよく見る。途中から入るボーカルは男性ボーカルをピッチをあげているやつ(ポーターロビンソンがよく使っているアレ)好き。
5曲目がParannoulとAsian Glowが客演に入っている曲だ。曲の感じとしてはDnB間よりもpost rock感の方が強い。後半からはDnB感が強くなりブレイクと共にマリオのファイヤーボール、コイン、ドカンに入る音のネタが入る。Parannoulも今年のAfter the Magicのアルバムが前作に比べてエレクトロ感が増しているので納得の曲作り。
6曲目のGuessAbelleはアンビエントな上物とブレイクビーツから始まって次第にブレイクの音が重くなっていく。後半の高速単音シンセのこの感じ最初に使い出したのはティム・フォリンだと踏んでいるのだがどうだろうか。
7曲目は揺れるシンセの音と波の音から始まる。このシンセに(((さらうんど)))みを感じる。個人的に最初の方で使われいてるブレイクみたいな色んな音が使われているブレイクが好き。
8曲目に入り初めてブラスの音が入る。後半からはいるドラムの音像が遠くにあるの特徴的である。人が喋る音や鳥の囀りなどが入っておりアンビエント感を感じれる曲。
最後の9曲目はAstrophysicsが客演に入る。ブレイクやドラムの音が入らずスポークンと民族的な歌声にピアノとアンビエント感のシンセに上下するSin波的な音。一番アンビエント感を感じる曲である。


アルバムを一通り聴き終わった後、Atmospheric Drum and Bassがわからないので調べるとDnBよりもブレイクビーツ自体をスピードアップさせて、メロディなどの上物をダウンテンポ、アンビエント感を追加させることでチルアウトな音楽にしているらしい。90年代に流行ったジャンルらしいが、その時のアーティストはほとんど知らなかった。ただ、このジャンルのトップアルバムを見ると 19,20年以降のアルバムが多数入っておりリバイバルと言っていいのでは?と感じる。
Spotifyの関連アーティストを見ても全然わからないアーティストばかりである。しかしどのアーティストも少なくとも月間リスナー1万5000以上多いのだと11万あたりいて普通に強いジャンルだった。

全体として客演に食われているわけでもなくかつ、統一され遠泳感のあるアルバムの雰囲気、最高のアルバムである。RYMで18位なのも納得だし、もっと上にいくだろう。本人のinstagramを確認すると16と書いてあり自分の7つ年下がこれを作ったと思うと笑えてくる。
個人的には今年は邦楽には当たりが多く、洋楽は少し奮っていなかったのでこのような良作と出会えて最高である。

現状(8/6)段階では洋楽で2位にランクイン。

個人的洋楽アルバムランキング8/6現在

  1. Food for Worms  /  shame

  2. Se Bueno  /  TURQUOISEDESTH

  3. Carousel (An Examination of the Shadow, Creekflow, and its Life as an Afterthought)  /  Vylet Pony

  4. Quest For Fire  /  Skrillex

  5. Everything Perfect  /  James Ivy

  6. Ax Ox  /  Gnoomes

  7. After the Magic  /  Parannoul

  8. Suddenly My Mind is Blank  /  Jouska

  9. Heavy Heavy  /  Young Fathers

  10. Erotic Probiotic 2  /  Nourieshed by Time

今年聞いた新譜アルバムを下のプレイリストに追加している。


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