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バッチファイルによるシステム起動の簡素化:Streamlit/Fast API

1.概要

 Pythonライブラリで紹介したWebアプリ開発のStreamlitやAPI開発のFastAPIを簡単に起動させるバッチファイルを作成します。

2.バッチファイルとは

 バッチファイルを簡単にいうと「|コマンドプロンプト⦅ターミナル⦆で処理内容を記載したものであり、ダブルクリックだけで処理を実行できるファイル」です。詳細は下記をご参照ください。

3.経緯

 StreamlitやFast APIモジュールの立ち上げは①cdコマンドで指定ディレクトリへ移動、②起動のためのコマンド入力を実施します。

[Terminal]streamlitの起動例
streamlit run filaname

 これをマニュアル化(ドキュメント作成)したのですがおじさんが「ターミナルとか難しくてわからんよ」とのコメントをいただきました。
 対策として①拳で分からせる、②ターミナルを使用しない簡単な方法にする ことを検討して②をバッチファイルで作成することにしました。

4.バッチファイルの作成

 それではバッチファイルを作成していきます。②に関しては使用するライブラリに合わせて記載を変更したら問題ないです。

【バッチファイルの構成】
①ファイルがあるディレクトリへ移動:cdコマンド
②モジュールの立ち上げ:Streamlit/Fast API参照
③コマンドプロンプトを残す処理を記載※:cmd /k (参考記事
※動作中のログを確認できるようにしたい。

【バッチファイル作成時の注意点】
文字コードは日本語に対応できるコードにすること。
SHIFT-JISメモ帳ならANSI ※UTF-8のままだとエラーが出る可能性ある)

 コードは下記のとおりです。コードはシンプルなものですのでバッチファイルはメモ帳で作成しました。

【メモ帳でのバッチファイルの作成要領】
1.メモ帳に必要なコードを記載する
2.「名前を付けて保存」から「ファイルの種類」を”すべてのファイル (*.*)”に選択したうえで「ファイル名」の最後に".bat"と記載する
3.文字コード(E)を"UTF-8"から"ANSI"に変更する。

[test.bat] 
cd C:\Users\KIYO-\Desktop\note\note_FastAPI

uvicorn note_fastapi:app --reload

cmd /k

5.動作確認:バッチファイルの実行

 バッチファイルをダブルクリックして動作が正常か確認します。上記コードよりFastAPIが起動したことを確認できました。

参考資料

あとがき

 自分が勉強しても他の人が自主的に勉強するわけではないので、他人に覚
えなくても使えるようにしないといけないのは、実務でないとでてこないことですね・・・

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