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利益は大きいから 見事なのではない 質の良さを伴ってこそ 本当の価値がある

売上高は? 店数は? 客数は?
仕事柄、私は取材でこんな質問を数多くしてきました。
これら「量」は商売をする上で避けては通れない、大切なものさしです。
お客様一人ひとりの満足の積みかさねが「量」として測れるからです。

しかし、それだけを拠りどころとして商いを続けると、道に迷います。
ビジネスはもちろんのこと、人間どうしの付き合いにも「質」というものさしがあることを忘れてはなりません。
質を伴ってこそ、量や数は意味を持ちます。
質を忘れて、量や数を追求したとき、商いは滅びます。

精神、魂、心の在り方こそ商いの本質です。
いくら儲かっても、巨大になっても、業界に覇を唱えても、その心が空疎では、商人の本当の喜びはありません。
商業の本質は、あくまでも一人ひとりに幸せを売ることにあります。
数や量よりも、その内容や人の心のありようが忘れられていては意味を持ちません。

これは利益も同じこと。
利益とは、努力への報酬であり、危機への備えであり、未来への投資です。
お客様からの感謝と期待の表明です。
お客様からいただく澄みきった善意なのです。

【今日の商う言葉】
利益は大きいから
見事なのではない
質の良さを伴ってこそ
本当の価値がある




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