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本質を真似する先に 工夫に満ちた創意が生まれ 創意が真似の質を高める この両輪が商いを育てます

「学ぶ」の語源は「真似る」と同じであり、「真似ぶ」とも言われていました。
真似ることは学びの基本であり、良いことの真似から学びは始まります。
ただし、真似る上での心構えが大切です。
目に見える事柄の物真似だけでは、その本質を自分のものとはできません。

良い事の中にある目に見えない心も理解し、同じように真似しなければなりません。
形だけを真似て学びを止めてしまうから、状況が変わるとうまくいかなくなるのです。
形から入って心までを体得したとき、真似は独自性創造への一歩を踏み出せます。

武道や茶道、芸能の学びの段階を表す言葉に「守破離」があります。
「守」は、師や流派の教えや基本の型を確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出して確立させる段階です。

真似とは「守」であり、創意工夫とは「離」。
あなただけの独自性である「離」は、「守」「離」の積み重ねの末に得られるのです。
はじめは小さなことの物真似でもいいので、今を大切にしましょう。
人生は「今」の連続です。

【今日の商う言葉】
本質を真似する先に
工夫に満ちた創意が生まれ
創意が真似の質を高める
この両輪が商いを育てます

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