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STU48と瀬戸内を巡った日記 きっかけ

2018年春、私はSTU48を追いかけている。

STU48はAKB48の姉妹グループで、瀬戸内の7県を活動拠点とするアイドルグループとして去年誕生した。今年の1月にデビューシングル『暗闇』をリリースし、つい先日までその握手会を開いていて、今は瀬戸内7県を巡る陸上公演ツアーを行なっている。

アイドルオタクが多い私の周囲では48グループのアイドルを好きな人も多く、それに影響されて私も去年あたりからAKBに興味を持ち始めた。きっかけはチーム8だが、16期研究生やNGT48を見たり、その過程でSTU48に出会った。

実は私も大昔、AKB48に通っていた。まだチームAしかいなかった頃に初めて見て、新しく始まったKも見て、しかしまだBは存在していなかった。2006年のことだ。その頃のことを懐古しだすと止まらないのでやめておくが、劇場に通ってはいても(とにかくチケ代が安かったので)、この人は!! という好きなメンバーに出会えなかったので自然と足が遠のいて(他にも理由があったけど)、代わりに『~Complete Best~』で最後の賭けに出ていたPerfumeによく行くようになった。Kの『青春ガールズ』公演にハマっていく知り合い達と自分の熱量の差に醒めていった覚えがある。

一般的にネガティブな情報のほうが伝わりやすく、遠く離れるとそのような負の側面ばかり届いて感化されそうになる。アイドルに関してもそうで、離れてみるとAKBの情報はうんざりするものしか届いてこなかった。しかし相容れない部分がありつつも、すごいなと思わせる点もあって、一概にAKBの全部が嫌いというわけでもなかった(私はAKBが東日本大震災の被災地訪問を定期的にやっていることは本当に素晴らしいことだと思っている)。

そんな、劇場に通っていた頃から10年以上経って、まさか再びAKBを好きになるとは思わなかった。というよりもずっとアイドルオタクを続けていることに我ながら震えている。

自己紹介がてらに大まかなオタク遍歴を書いておくと、

宮﨑あおい蒼井優などの女優系

Berryz工房をメインとしたハロプロ

一瞬だけAKB48

Perfume(この間も細々とハロプロ)(Perfumeはシティから最初の代々木まで)

ももクロ(ももパンから早見あかり脱退まで)

スマイル学園やらライムベリーやらDD期

Go!Go!ぱわふる学園


ハコイリ♡ムスメ

ハコムスと並行して乃木坂46欅坂46に足を踏み入れる

現在、ハコムスとSTU48

この流れとは別に南波志帆さんはずっと好きだ。今は東京住まいで、STU48で初めて地方のアイドルを追いかけることになる。

話を戻す。STU48についてだ。

去年再びAKBに興味を持ってチーム8やNGT48などを見たりしたのだが、好きになるのに遅いことはないと言葉ではわかっていても、やはり自分は古くからのファンとの思い入れの深さに差を感じてしまい、好きではあってもいま一歩深く踏み込めないでいた。基本的に自分はコンプレックスの塊なのだ。そんな中でSTU48が新しく始まったことを知り、ここならそういう古参コンプレックスもなく楽しめるのではないかと思った。青田買いのただの新しもの好きではないかというと弁解しようがない。正直に言うと私はグループが出来上がっていく過程を見るのが好きだ。無論STU48にだって私よりも古参のオタクは大勢いる。いるがグループにまだ大きな転換点が訪れていないので、所謂◯◯新規のようなオタクの断絶がなさそうだったので入りやすそうに感じたのだ。

最初からオタクの話で申し訳ない。しかも次に書くこともまったくメンバーについて触れていない。

それでもNGT48だってよかったはずだ。私はSTU48に興味を持つ前からNGT48の本間日陽さんのshowroomを見てメールも読んでいる。あゆたろうが大好きだ(突然の告白)。しかし私はSTU48のほうを選んだ(お金があれば両方行けるし今年もNGTを見たけどね泣)。ここでやっと瀬戸内の地方としての意味が出てくる。

数年前、私は友人達と香川を旅行した。私にとって初めての四国だった。一緒に行ったのは皆アイドルを好きな人達だが、完全にアイドル関係なく香川を旅して、島へ行ったり温泉に入ったりうどんを食べたり、とても楽しい時間を過ごした。そのときに香川を好きになりすぎて、以降、年に一度は香川を旅行するようになった(ひとり旅だが…)。しかしオタクの悲しい性か、ただ観光するだけでは物足りなく、やはり何かしらアイドル現場と絡めた旅をしたいと思うようになった。そこに現れたのがSTU48。これなら旅行のついでにアイドルも見れる。観光していたら偶然を装って現場に出会える。調べると白と青を基調とした、AKBというよりは坂道グループにありそうなストライプの衣装。兼任メンバーは頼れる岡田奈々さん。好きになる要素しかなかった。

初めて生で見たのは去年のTIFだ。瀬戸内の海をモチーフとした衣装がとても綺麗で、やっと生で聴けた『瀬戸内の声』に感無量だった。初めてのオリジナル曲はグループの方向性を指し示す重要な曲となるものだが、『瀬戸内の声』は非常にゆったりとした瀬戸内海のおおらかさをイメージしているような曲で、その何者をも受け入れるような雰囲気は他の48のグループにはないものがあった。

季節は巡って去年の秋の瀬戸内7県を回る初めてのツアーでは、私はもちろん香川の公演に入った。今もそうだが、STU48は見る度に新しい発見がある。高松で公演を見たときはまだ全員の顔と名前が一致していない頃だったが、ひとりとんでもない美少女がいることにライブが始まってすぐに気付いた。それが市岡愛弓さんだ。一際スタイルが良くて小さな顔に目がいった。こんなに可愛いのに全然知らなかった。情報として知っているのと実際に見るのではまったく違うということをここでも教えられた。以降少しづつだが、メンバーのことに詳しくなっていった。

2018年になってTDCホールで行われた単独コンサートも行った。そして今年の1月にデビューシングル『暗闇』をリリース、そこから本格的に私はSTU48を追いかけるようになった。

続く。

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