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ににちゃんわんきゅう!! おめでとう!! ありがとう!!

わんきゅう!!

何を書いても違うような気がして、何を書いていいのかわからないまま、時だけが経ってしまった。2020年2月24日、avandonedの出雲にっきさんの生誕祭、及びavandonedの解散ライブに行ってきた。

わんきゅう!!

2020年2月22日に出雲にっきさんは19歳になった。おめでとうございます。

わんきゅう!!

生誕祭が開催されることを知るまで、私は出雲にっきさんの年齢について考えたことがなかった。本当に考えたことがなかった。それはつまり、私にとって彼女が何歳であるかは意味のないことだったからだ。avandonedの他のメンバーに対してもそうで、よくよく考えてみたら、最近の私はアイドルの年齢について意識したことがほとんどない。ひとりの人間として向き合うときに、年齢や性別などは関係ない。

ともかく出雲にっきさんである。自分が相手の年齢を意識していないことと関係あるのか、彼女は年齢という概念とは無縁のような人に見えた。妖精? と言うとあまりにファンタジーが過ぎるけれど、人間の及ばない年月を生きてきたトールキンのエルフみたいに、天真爛漫無邪気のようでいて、よくよく見続けていると賢く知恵を働かせながら生きている雰囲気を抱いた。遠い土地から上京してきた女の子は皆強いという先入観もあるが、彼女からは身に纏う儚さの内側に、簡単には折れない強さを感じた。

なので、次の誕生日で19歳になる、つまり今は18歳だと知った時は驚いた。現実に戻されたというか、自分と同じように1年でひとつ歳を取る世界を生きていることが、年齢を知った後でも不思議だった。

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突然のavandoned解散発表があり、にっきさん生誕祭が解散ライブになった。しかもラストライブまでの1ヶ月間ひとつもライブがない。どういう心持ちで臨めばいいのかわからなかった。それでもにっきさん推しは、まずはお祝いですよねという気持ちだからまだよかったのかもしれない。

avandonedのライブの前ににっきさんのソロがあった。ミッフィーちゃんの替え歌と『くちづけキボンヌ』。でんぱ組.incの中でも特に好きな曲をにっきさんも好きだったことの幸せ。とてもうれしい。最高の冬のプレゼント。白いうさぎの風船が会場中をふわふわ舞っていて、さながらにっきさんはそれらのお姉さんうさぎのようだった。どこまでもどこまでもピョンピョン行けるような気がした。とってもとってもアイドルだった。


avandonedが解散してからいろいろな言葉が飛び交った。ここに書く感想も少しは影響を受けている。だけど最後のライブ、そしてそれまで短い期間ながらも見てきたライブを思い返して、考えれば考えるほど、avandonedを好きである気持ちがさらに強くなった。本当に。私がステージに見た真っ白いキラキラした光は本物だったし、耳に届くメロディーはいつだって心をグッと掴んできた。結果的に解散してしまったとしても、それは絶対に否定出来ない事実。

最後の『マーガレット』を見た。イントロからして音も振付も大好き。ふわりふわりと優しい鼓動で開花に向けて躍動する5人が、一気に花咲く瞬間。ただただじっと見つめすぎて露出過多のフイルムみたいになってしまった記憶。誰も舞わない間奏を想像の目で見ながら、過去を現在に重ねる。結局自分は見たいものしか見えていなかったのだろう。

後からなら何だって言えるけれど、思っていたよりあっさりした終わりだった。諦めたオタクの自棄っぱちの熱量がステージを圧倒していたような気もした。ライブ後に特典会があることは、本当の終わりの瞬間がどこにあるのか曖昧でもどかしくなるけれど、最後ににっきさんへ感謝を伝えられてよかった。心残りは、他のメンバーについてももっと好きになれる時間があればよかったなということ。まだまだ全然知らないまま終わった。清水まなさんも犬飼はるさんも音々ひるねさんも宇佐蔵べにさんも、もちろんにっきさんも。

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去年の秋に初めて見て、短い間だったけれど本当に楽しかった。avandonedに出会わせてくれた出雲にっきさん本当にありがとう。好きになって駆け出して、止まらないほど勢いがついてジャンプしたら底の見えない崖だった、ぐらいの今だけど、落ちる瞬間も泣き笑いの気持ちで楽しかった。眩い星空が季節が変わってもずっと瞬くように、avandonedとの記憶も輝きを失わないと信じている。avandonedの皆さんお疲れ様でした。素晴らしい瞬間にたくさん出会わせてくれて、本当にありがとうございました。皆がそれぞれの道で幸せになりますように。

そして、出雲にっきさん19歳おめでとう!!

わんきゅう!!



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