適当な理解で物事を話すおじさんにならないために。

正しい理解でも何でもなく、ただ「誰かから聞いた言葉」をいかにも詳しく知っているかのように話す人がいるせいで、適当な理解で語られた言葉が色々な人に伝播してしまう

そんなことをこれまでたくさん見てきた。その一例が「アジャイル」だったり「DX」だったり、そんな感じの「フワッとしてるけどよく分からない」言葉たちだろうか。

自分の周りにいるそんな人種を観察していて気付いたことがある。彼らは「理解できていないことを理解していない」ため、自分が見知ったことを「完全に理解した物事」であるかのように語ってしまう。

そうなってしまう理由はだいたいこんな感じだ。

  • 忙しいが故に自分で調べたり考え直すことをしない

  • 「XXさんが言っていた」という他人の情報を科学よりも優先する

  • 何らかの理由で目立ちたい・他者からの承認を得たい

多くの場合は「自分の頭で考えない承認欲求の強い」人たちなのだが、ごく稀に「自分の頭で考えた結果、間違えたロジックが真になってしまうケース」がある。

  • 適当な理解によって書かれた文章を読んだ

  • 適当な理解で話す「影響力のある誰か」からそれと似た話を聞いた

みたいな場合にこの事象発生する。つまりは「適当な理解のまま話す影響力のある二人以上がその場に揃ってしまうケース」が最悪で、その場合はお互いの間違ったロジックがお互いによって補完されてしまう。さらに、それらを自分の頭で考えない人たちがどんどん広めてしまうという負のループが生まれる。

そんな人にならないために

頭の良いフリをやめよう

「わからない」は悪いことじゃない。「わからない」から目を背けず、「わからない」ことを「わかる」ようになろう。


P.S. このエントリは友人に向けて書きました。気付いてくれるといいな。


まいにちのご飯代として、よろしくお願いします。