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現場レポ #2 〜THE BOY FROM OZ〜

こんにちは!お久しぶりの更新でございます。

今回は、ミュージカル「THE BOY FROM OZ」を観劇した感想を残しておこうと思い、例の如く殴り書きで話していきたいと思います。

しかしまずは!完走おめでとうございます!

このご時世で無事に最後までやり切る事ができたことが、ファンとしても嬉しいですし、ホッとしております。

本作品の背景についても簡単に触れておきます。

2020年5月、コロナの影響で公演中止となってしまった坂本昌行さん主演のブロードウェイミュージカルで、今年6月~7月にかけて、2年越しに上演されました。

公式サイトの紹介文を拝借しますが、「稀代のエンターテイナー、ピーター・アレンの人生を中心に、様々なテーマとあふれるエネルギーが魅力」の作品です。
(本当にすごかった…)

そして、坂本くんが演じるピーター・アレンの恋人グレッグ・コンネル役に今回初めて起用されたのが、私の推しの末澤誠也くんです。

すごくない!?推しと推しの共演!!担当と担当!!

たしか2月末に情報解禁されたと記憶していますが、その時からずっっっと嬉しくて楽しみでした。

そんな私得でしかない今回の舞台ですが、東京と大阪で上演されまして、ありがたいことに大阪で3公演も観させていただきました。

本当に幸せな3日間でした…

この熱量を残したい、伝えたいという一心で、バーーーっと本当に言葉通り「勢いで」まとめた感想です。

また、あらすじを書く馬力がなくてただただ感想しか書いてないので、作品をご存知ない方には何が何やら分からん文章かと思いますので、そこに関しては先に謝っておきますね。すみません。

ということで、坂本くんファンでもあり誠也くんファンでもある、ただのしがないオタクの主観もりもり感想文ですが、どうかお付き合いいただけますと幸いです。

※1幕(前半)と2幕(後半)に分かれていたので、一応区切って書いていきます。
※関西弁の話し口調になりますがご容赦ください。

1幕

まずピーターが出てきた時点で泣いた。これは多分オタクとしての涙。(登場の時に泣いてしまうのは今回に限らず現場では常なので…)

リトルピーターの歌でも何故か泣いてたけどこれはなんやろう、ママに感情移入してたんかな。

窓の外でパパがちょっと曲にのってるのも泣くし、それを見るストーリーテラーのピーターの表情(嬉しそう)を見るともっと泣いちゃう。

あんなどうしようもないパパやけどちゃんと息子への愛情はあって。そやのに息子からお金を奪ったりアルコールに依存してママに酷く当たったり、最後にはあんな風に死んでしまったり、、、やっぱり戦場を経験したことが大きいんやろうか。

同性愛への世間の理解度も然り、そういう色んな時代背景にも思いを馳せながら観ると、余計に苦しかったです。

そしてヤングピーターのタップダンスがしぬほどかっこよかった。(顔も地味に好みでした笑)

え、めちゃくちゃ上手くない?

タップダンスが上手なのを見て「誠也くんのタップダンスも見たい…狼煙円盤はよ…」となってしまった。邪念が湧いてきてしまい失礼いたしました。

でもほんまに上手くてかっこよかった。

腹の底からグワーーって込み上げる盛り上がりを感じました。

あと女性陣もとってもかっこよかった…

ライザ役の紫吹さんと、ジュディ役の鳳蘭さん。どちらも元宝塚男役トップの方ですからね、所作のひとつひとつが美しいったらもう。

(少しお話がずれますけども、鳳蘭さんってフェルゼン役もされてたんですよね!?一度見てみたいものです…)

ニューヨークに行く前、バーのシーン。

ジュディ「誘惑してるの?」
ピーター「そんな手間かけない(耳元低音)」
わたし「(トゥンク)」←あんたに言うてへん

ピーター、ライザ、ジュディ3人のシーン(結婚する前の家のシーン)では、ピーターとライザのナチュラルなキスもヴッッってなったけど、個人的にはそれよりもライザを抱くピーターを見て坂本くんに恋した。

さすが「恋をするなら坂本昌行
1回でいいので抱いてください……(やめな?)

ライザの不在中にパーリナイしてるピーター、まず登場してすぐ女性とイチャついてるやん、差し出された何かを食べるやん。

私の脳内『え!?絶対指も食べてるよね!?(ほんまに食べてた訳では無いけど表現として)えっろ…』てなったし、曲中で誘ってきた男の子をソファに押し倒して組み敷いてるピーターがもう刺さって抜けない。

†┏┛恋をするなら坂本昌行┗┓†

ライザと別れて兄弟コンビも解消して実家に帰ったときにママと一緒に踊るところがとても可愛くて好きやった。

もういい大人なピーターが、50歳の坂本くんが、まるで駄々っ子のように見えて母性が溢れました。

そしてそのまま迎える前半のクライマックスはシンプルに歌唱力に圧倒された。

ピアノの上でポーズ決めて赤く照らされてるピーターは間違いなくスターやったなぁ。

2幕

グレッグ最初のセリフ「行かなきゃ」

もうこれだけでちょっとエッ…ってなった。いつもと全然違う。ほんとに。

グレッグ歌い出し「普通じゃないけど~」
わたし「!?!!?」

シンプルに歌がうまかったし、歌も台詞も、声の出し方がほんまに舞台のそれやった。


誠也くん自身は、いつもと声の出し方も違うし(得意な)高音よりも低音で歌うから難しくて苦戦してるって言ってたけど、あんなベテランの方々に囲まれても全然引けを取らないどころかほんまに一気に惹き付けられたし、途中誠也くんやってことを忘れるくらい、グレッグとしてそこに存在してた。

そんなことも総じて誠也くんめちゃくちゃかっこいいって思って感情が溢れた。
一旦ファンの気持ちで泣いた。

あとこれは完全にオタク目線なんですけど、ピーターに「かわいい」って言われたあと、「誰を口説いてるつもり?」と言ってピーターに詰め寄るグレッグがぶっ刺さりました。

ピーターがママに「恋人ができたんだ」って言うところ、相手の名前を聞いても(相手が男やって分かっても)「それも良かったわね」って受け入れて認めてくれるママと、ピーターのあの嬉しそうな顔。

あの時代では数少ない理解者やったやろうし、ピーターのママがそうであってくれてよかったって思って、また涙。

次、ラジオシティーの出番の後の場面。

ハニー!って言いながらピーターに駆け寄ってくるグレッグさん、ピーターに飛びついて足まで巻き付けて抱っこされててとっっっても可愛かったです。(大阪初日)

→大阪2日目の昼は行ってないので分かりませんが、大阪2日目の夜は飛びつきはせずに普通にハグしてたんですよね。

(坂本くんの左脚にサポーターみたいなのが見えたからその影響かな…?とは思ってました。実際の所は分かりませんが、ゆっくり休んでお大事になさって下さいね…)

そしてピーターとグレッグのハーモニーもとっても良かった……見つめあってキスしてさ。

それも、グレッグからなのが良いですよね。2人の関係性が見えた気がしました。

わたしはどちらにも感情移入しすぎて、あの空間に居る間はピーターを愛してたし愛されてたし、グレッグにも愛されてたし愛してた。

その後グレッグはエイズで死んでしまうんですけど、いなくなるところは悲しすぎて毎回心臓がギューってなってました。
2人で抱き合って、苦しくも愛し合って最期を迎えて。

最期を迎えるときのグレッグは本当に苦しそうで……ピーターの胸に顔を埋めてギュッとして、お互いに求め合ってるのが凄く伝わってきた。

その後、恋しくて沈んでたピーターに会いに来てくれたグレッグの優しい歌声も、心からの「愛してるよ」も、ピーターがグレッグに触れようとして触れられないのも、全部がどうしようもなく苦しくてボロッボロに泣いてた。

「I Honestly Love You」

これグレッグのソロ歌唱曲なんですけどね、ちょっと想像の何倍も上手くてひっくり返っちゃった。

「I love you~」っていう歌詞があるんですけど、そんな、そんな風に歌うんですね……苦しかった……
この文章を書いてる今も思い出すだけで涙が流れてくる。それくらい苦しかったし、こんなに感情を乗せて歌う誠也くんも本当にすごい……

ストーリーに入り込んでる私と、ただのファンとしての私、両方の感情で泣けてきてしまって、3日とも大泣きでした。一番好きな場面です。

そして、ピーターも病気になってしまったところにライザが来てくれたところ。ライザの「ハグして」がとても可愛らしくてクスッとなったし、会場の皆さんも同じ反応。

ピーターとライザは性別を超えてというか、男女とか恋愛とかよりももっと深い部分で繋がってるソウルメイトみたいな関係なのかなって思った。親友でも家族でも恋人でも何でもないというかむしろ全部というか。

ただ人と人との愛があるなと思いましたし、出会った時と同じようにスカーフで遊ぶ2人がすごく愛おしく思えました。

最後ピーターが実家に帰ってママとハグした時、病気で痩せ細ってることに気付くけど何も言わずにただ優しく包み込んでくれるママがほんまに強くて素敵やったし、ピーターもママに言おうとして切り出したものの結局「なんでもない」って言っちゃうのが苦しくてもう…でもそれも愛の形かなって思った。

2幕は基本的に苦しい…って感じで見てたけど、本質はきっとそういうことではなくて、もっとこう……人生とか愛の話というか。

ピーター・アレンという1人の男の人生をもって色々な愛を見せて貰ったのかなって思った。

そして私含めこれを見た人みんな、いや、見てない人も知らん人もみんな、それぞれ出会い別れを繰り返して、愛し愛されて生きていくことが人生で、そうやって生きたという事実そのものに価値があるのかなって、上手いこと言えんけどそう思いました。

最後のダンスとカーテンコール

もうこれは主演の坂本くんの圧倒的オーラに感動して心が踊ったし、重くて苦しいまま終わらないで楽しく帰らせてくれるのも嬉しかったです。

あとは誠也くんを観察してたんですがほんっまに楽しそうで、リトルピーター&ヤングピーターの2人と一緒にタップダンスのステップを踏んでて、これもまた、なんか嬉しかった。

最後にファン目線でのお話。

カーテンコールの時の誠也くん、グレッグの顔から誠也くんの顔にちょっと戻るんですよね。
それがもうとっても愛しくて、、、
おつかれさまって抱きしめてあげたくなりました。(余計なお世話)

私情ですが、7/15夜の公演でまさかの最前列を引き当てまして。1列目の下手側で、カーテンコールの時は誠也くんがほんまに目の前やったんですよね…

基本的に上の方を見てた誠也くんですが、幕が下りてきて下の方を見てくれるまでずっとしつこく視線を送って一生懸命手を振ってたら、こちらに気付いてアイコンタクトをしてくれて……(号泣)
単純にとても嬉しかった…!!!(号泣)

というのも、あの会場の中でどの人が自分のファンかって分かりにくいと思うんですよね。
(誠也くんも、当然ながらライブの時とは全然違って控えめにお客さんに手を振ってるように見えました。)

そんな中でせっかく1番前になったから、あなたのファンここにいますよ!めちゃくちゃ良かったよ!上手かったよかっこよかったよ!ってのを目で伝えられたらいいなって思ったので、照れるけど頑張って見つめてたわけですよ。

なのでそういう意味で、こんな私ですけど見つけてくれて嬉しかったです。
(伝わったかは知らんけど!)

このミュージカルのステージに立つ誠也くんを見て、1人の表現者として、人として、めちゃくちゃかっこいいなって凄く思いましたね。ファンでいられることが誇らしかった。

誠也くんにとって「挑戦」そして「資産」になったというこの舞台を、生で観られて、肌で感じることが出来て良かったです。


そして、ステージの真ん中で輝くピーター、坂本くん、ほんまにかっこよかった。

マーダーフォートゥーを観に行った時も思ったけど、V6やトニセンに居る時とは全然違う、舞台俳優としての顔をまた見ることができて嬉しかったし、何回見ても毎回感動&興奮でした。 


大千穐楽では座長・坂本くんから挨拶があり、こんなご時世でも最後まで駆け抜けられたことが改めて大変嬉しく思いました。

坂本くんもおっしゃってましたが、ピーター・アレンにも感謝ですね!!


また、会える日を楽しみに。

最後に

坂本くんと誠也くんが出演するっていうのが応募するきっかけではあったけど、結果的にこのTHE BOY FROM OZという作品が大好きになったし、こんな素敵な作品に出会えたことが本当に幸せです。

私も、私の今をちゃんと生きていきます。

坂本くん、誠也くん、他のキャストの方々やバンドの皆さん、スタッフの皆さん、これに関わった全ての方々、本当におつかれさまでした。

幸せな時間、素敵な出会いをありがとうございました!!

以上、しがないオタクの書き殴り感想文でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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