9年という月日〜エヴァンゲリオンと私〜
なぜか公開するタイミングを失ってた、
私の想いが詰まった記事を2022年の最後に公開しようと思う。
長いけど良かったら見てくれると嬉しい。
先日、ついにシン・エヴァンゲリオンをアマゾンプライムで鑑賞した。
そう、ついに終わったのだ。
大ファン、とは言い難いが、映画もアニメも、漫画も読んだ。
色々な意味で少し寂しくなったのでここにその想いを残しておこうと思う。
正直覚えてないが、確か私が高校生の頃に知ったと思う。そしてどんな話か気になっていたが、その当時エヴァの漫画を買うことが恥ずかしく思えて、こっそり漫画を買って、部屋に隠していた。
なんだかエロ本みたいな、見てはいけない、でも見てみたい。そんな位置づけだった。
いつしか、時代も私も自分の好きなものは好きと言えるようになり、その当時買った漫画はそっと捨てたので、改めて漫画を全部買い直した。
そんな思い出深い漫画だった。
エヴァンゲリオン新劇場版:序は2007年に公開された。今から14年前だ。私は学生だった。当時、エヴァが好きな女の子がサークルにいて一緒に映画に行った。
次も一緒に観にいこうと約束し続け、
それは第三作目のエヴァンゲリオン新劇場版:Q(2012年公開)まで続いた。
あれから9年経った。
最後のシン・エヴァンゲリオンは1人で家で観た。
友達でなくなったわけではない。
だけど9年は長すぎた。
その間に、彼女は結婚し、別の土地に引越し、ママになった。
一方、私は相変わらず独身で、同じ場所に留まっていた。
映画の公開を知った時、彼女のことを思い出した。
物理的な距離や現状から一緒にみることが難しかったが、せめて連絡だけは、と思った。が、結局連絡もしなかった。
自分で決めたことではあるが少し切なくなったのは事実。
私は自分の変わっていない状況について思っているわけではない、
だって私も9年の間にたくさん変わった。
ひとり暮らしを始め、プロジェクトが変わり、彼氏も変わった。
状況だけじゃなくて、中身も変わった。
自分に対してすごく素直になったし、積極的にもなった。
人は一瞬一瞬変わっている。この話はまた別で出来ればと思うが、
とにかく私も成長していたのだ。
今回シン・エヴァンゲリオンを観て
最初の辺り、相変わらずシンジくんのあのウジウとすぐやってもない出来ないという
ところに大いにイラついた。
だが彼はこの映画の中で凄く成長したのだ。
心ゆくまでウジウジしたからなのか、
自分が何についてツラいのか認識して、認めて、動いた。
そしてどうしたいのか、、
最終的に自分の願いを叶えた。
最後のシーン。
変わった世界と変わった彼をみて、
時が経ったのだなと感じた。
人は変われる、正確には同じ自分などもういない。
今思えばだが、
よく考えれば逃げていいし、自分が納得するまでウジウジすることは
かなり勇気がいることだ。実はそれが出来ない人が多い。
自分の心に正直で一番葛藤したのはシンジくんだ。
こんなに素直ではない、だから私はイラついたのかも知れない。
ウジウジしたっていいんだ。
そう思ったのは私がもう昔とは違うから。
少しだけ寂しくなったのは事実。
エヴァも現実もあのときとは違うから。
キウイ🥝
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