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結婚式諸々(挙式編)

2023年3月4日に結婚式を挙げました。
あっという間に3カ月が過ぎてしまいましたが、せっかくなので文章として残しておきたいと思います。

挙式は東京の某神社で。
なぜ神社かという部分にあまり大した理由はなく、挙げるとすれば「今まで参列した挙式がみんなチャペルだったから」「ウェディングドレスというものにあまり憧れがなく、白無垢ってなんかいいなと思ったから」「声がのっぺりしててダサいのでチャペル挙式での”誓います”がかなり不細工になると予想されるから」「日本人なので日本人ならではの挙式がしたいと思ったから」などである。(結構あった)
結果的に、やっぱり神社で挙式をしてよかったなと思う。
チャペルの挙式は父と歩くけれど、神社での挙式は母と歩くことになっている。
どちらかというとチャペル挙式は父に、神社挙式は母に焦点が当たりやすいような気がする。
うちは母子家庭だった。大学生の頃に父の戸籍に移ったけれど、小学校低学年からは母の戸籍で育った。離婚してから高校で寮に入るまではずっと母と2人で暮らしていた。今は父と一緒に働いているし、現在進行形でとてもお世話になっている。でも育ての親はやはり母であるという意識がある。
ある意味旅立ちの日となる結婚式で最後に母と歩けるということは私にとってすごく大きなことだった。

白無垢もやっぱりとても格好良かった。
白無垢よりも先に決定していた色打掛が鳳凰の柄なのに、白無垢も鳳凰の柄のものをどうしても気に入ってしまい、結局同じ柄にしてしまった。
純白の鳳凰がお色直しで鮮やかな鳳凰に変身してくるというのもなかなか乙でええやんけ!ということでええやんということにした。
綿帽子はワイヤーで作られたドーム状の型を頭に固定して、保護のため(?)にプチプチで覆い、そこに綿帽子を被せるというシステムになっていた。
私は基本的に顎が上がっているため、気を抜くと中のワイヤーが見えてしまって残念な感じになってしまった。テンションが上がる場面では顎も上がっており、二重顎とワイヤーを華麗に披露している写真ばっかりで残念だった。花嫁になる予定の人はしばらく顎にテニスボールとか挟んで生活したほうがいいと思います。

衣装室や控室がある建物から、介添さんに指示をもらいお母さんに手を引かれながら境内に入り、参列者の皆さんの顔を見た瞬間びっくりするくらい勝手に笑顔になった。顎もMAX上がった。ここの写真全部ワイヤー見えてる。
こんなにいっぱいの人が自分たちを祝うためにここまで来てくれているこということが本当に有難くて、この時点でみんなへの大好きありがとうがハイになっていた。

挙式は神社の本殿で、誓いの言葉を新郎が読み上げる誓詞、これぞ神前式ってイメージのある三々九度、榊を回す手順が難しい玉串奉奠、なかなかお目にかかれないらしい納曽利舞など、様々な式次第がなんだかあまり意味も分からないままひとつひとつ済んでいく。
なんだかあまり意味も分かっていないけれど、厳かな雰囲気の中でこういうことをしているとそれなりに緊張もするし、結婚したんだなあという実感も湧いてくる気がする。
めちゃめちゃ薄っぺらいこと言いますが、なんだか雰囲気があってよかったです。

白無垢はとても重くて動きにくくて、三々九度では盃を顔の高さに持っていくのも難しくて、歩く時は片手を介添さんに、反対の手は裾が落ちないように持ってるから両手は塞がるし、びっくりするくらい大変な衣装でした。
でも動きに制限があるから猛々しく(?)動くことが出来ずに自然と楚々とした所作になって美しく見えるし、昔から花嫁やお姫様は自分でアレコレやる必要がないから重くて動きにくい服で両手が塞がってても問題ないとされてきたんでしょうねと介添さんが教えてくれました。

これがドレスだったらわっさわっさと動いてしまっていた気しかしないので、制限があるくらいでちょうどよかったです。







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