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読み飛ばしてください。

私、ごくごくたまに正体をさらすのですが、実は高校の教師なんです。
明日が卒業式で、今日は3時間目から予行。1・2年生は1・2時間目が学年末考査の最終日でした。
私は、1時間目は考査の出題者で巡回、2時間目は監督。不正行為が無いようにということで、考査監督のときは(昔みたいに)本を読んだり、採点をしたりなんてことは許されません。50分間、高校2年生の男女を眺めながら、
(ああ、もう何年かすると息子と同じ年齢の子たちが入ってくるんだよなぁ。私、そんなの、50分間見てられるかなぁ…。)
とか思っていました。
(いや、「もう何年か」じゃなくて、あと1年だよぉ。来春には入ってきちゃう。)
私、そんな学年を相手に授業なんてできるんだろうか…。担任とか学年主任とかになったらどうしよう…。考えただけでオロオロしてしまいます。

3時間目の予行は、私は放送部顧問なので、舞台袖から眺めながていました。
別に今日も明日も泣きはしませんが、それでも、我が子と年の変わらない生徒たちが、呼名に返事をし、起立し、着席し、校歌を歌っている様子を見ていると、なんだかそれだけで胸が苦しくなってきます。ああ、これもこれから年々さらにつらくなるんだろうなぁ…。

3月半ばには息子のひとつ上の学年が、高校入試(学力検査)にやって来ます。(オフレコですが、もちろん)検査監督をします。想像しただけで、今から気が重いです。いや、それももちろんオフレコですけれど。

(ヘッダーの写真、見えますか? 右の方に虹のような光が見えるの。)